一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

村上春樹『騎士団長殺し』 ……小説を読みながら私は家族のことを想っていた……

2017年04月02日 | 読書・音楽・美術・その他芸術
私は、ハルキストではないし、 村上春樹の良い読者とも言えない。 出版されれば(図書館に予約して)一応読む……という程度の、 普通の読者にすぎない。(とは言っても村上春樹の作品はそこそこ読んでいる) 村上春樹の新作が『騎士団長殺し』であると聞いたとき、 そのタイトルにあまり想像力を刺激されなかったので、 〈面白くないのではないか……〉 という疑念の方が強かった。 それでも、図書館にリクエスト . . . 本文を読む