一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

馳星周『蒼き山嶺』 ……白馬岳から栂海新道へ続く稜線を舞台にした山岳小説……

2019年03月03日 | 読書・音楽・美術・その他芸術
※文字が小さく感じられる方は、左サイドバーの「文字サイズ変更」の「大」をクリックしてお読み下さい。 馳星周といえば、 1996年8月に刊行された作家としてのデビュー作『不夜城』が有名で、 当時、ベストセラーになったので、ご存じの方も多いことと思われる。 日中混血の男女二人が、 新宿歌舞伎町に暗躍する中国人マフィアの抗争に巻き込まれるという内容で、 それまで日本にはなかったノワール小説として一 . . . 本文を読む