一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

小城駅の駅ピアノ ……ピアニスト・近藤由貴さんの演奏と、それに聴き入る猫……

2019年06月05日 | 読書・音楽・美術・その他芸術


先日、広島県に住む友人Mさんから、次のようなメールが届いた。

数日前、佐賀の「小城駅」に置かれた、駅ピアノをTVで見ました。
こんな雰囲気のある駅があるのですね。
外国での駅ピアノストーリーは見たことがありますが、日本にもあるなんて。
佐賀と聞いて気になり、弾かれる方一人一人のドラマに心打たれ…。
この駅に行ってみたくなりました。
行かれたことはありますか?


このときのTV放送は、
日本テレビのNNNドキュメント「駅にピアノを置いたなら」であったらしい。


この番組は観ていなかったので、以下のような返信をした。

小城駅は、隣町にあるので、時々行きます。
「麓から登ろう」シリーズで、小城駅から天山に登ったことも数度あります。
コチラコチラを参照)
でも、最近行っていなかったので、ピアノが置いてあるとは知りませんでした。
TVも見ていませんでした。
調べてみると、
佐賀県では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機として、
佐賀とオランダの交流を深める新たなプロジェクト
「SAGA(サガ)SEA(シー)2018-佐賀とオランダの”再開”が22世紀の文化をつくる」
を実施していて、
このプロジェクトの一環として、
小城市のご家庭で使われていたピアノを寄贈していただき、
小城駅に設置しているようです。
有名ピアニストも演奏しているようなので、
今度、このブログで特集してみますね。
お楽しみに。


本日(6月5日)、Mさんとの約束を果たすべく、小城駅に向かった。
この駅は、映画ファンには有名な駅で、
『男はつらいよ ぼくの伯父さん』(1989年)
『ソフトボーイ』.(2010年)
などのロケ地として使われている。


ピアノはどこにあるのかな?




「あった~」




「はじめまして~」


“駅ピアノ”は、
最近は世界中の駅にあり、特に欧州には多いような気がする。
なかでも、フランスでは、主要な駅にはピアノが設置してあり、
道行く人は誰でも演奏できる。
アップライトが多いが、グランドピアノが置いてある駅もある。
世界的なピアニスト・近藤由貴さん(コチラを参照)が、以前、YouTubeで、
フランス・ニース駅の“駅ピアノ”でトルコ行進曲を演奏しているのを見たことがある。


近藤由貴さんは、
演奏で訪れたいろんな都市の“駅ピアノ”で演奏している動画を多くアップされており、
調べてみると、なんと小城駅の“駅ピアノ”でも演奏されていた。
「ラ・カンパネラ」の演奏に聴き入る猫にも注目。


ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」を演奏中には、
なんと猫が……(笑)
近藤由貴さんと猫の、ほのぼの動画です。


ピアノに自信がある方(ない方も)、小城駅で、ぜひぜひ。

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