一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……御来光、大展望、バルーン、プチ氷瀑、雫の氷結、紅梅、白梅……

2016年02月10日 | 天山・彦岳
今日の天気は、「晴天」との予報。
ならば、天山で御来光登山をしなければなるまい。
ということで、午前6時に車で家を出る。
6時30分に、天川登山口駐車場に着き、
軽くストレッチをして、
ヘッドランプを装着し、
すぐに登り始める。


地面は固く凍っている。


しばらく登ると、次第に明るくなってきた。


天山山頂に到着。
当然のことながら、誰もいない。


天山は、360度展望の山。
日の出にはまだ時間があるので、
ゆっくり左回りに回転しながら展望を楽しむ。
















〈有明海に島がある……〉
と思ったら、雲仙であった。


今日は何故かしら雲仙が近くに見えた。


多良山系も近くに見える。


東の彼方に見えるのは……


くじゅう連山だ。


今日は、あの辺りから日の出が見られそうだ。


キタ~~~


ズーム。


もっとズーム。
やはりくじゅう連山から陽が昇った。


いいね~


宇宙を感じる瞬間。


振り返ると、足長ジジイが……(爆)


稜線も赤く染まる。


霜に朝陽が当たって輝く。




残雪にも朝陽が当り、


煌めく。


タンナトリカブトや、


ホソバノヤマハハコの枯れ花にも朝陽が当たる。


天山壁も朝陽を浴びている。


朝陽は魔術師だ。
すべてを美しく魅せる。




脊振山系の方を眺めると、黒い点が……


ズーム、


もっとズーム。


あっ、バルーン(熱気球)だ。


しばらく目を離していたら、南の方へ移動していた。


絵になるな~


どんな人が乗っているんだろう……


残雪越しに多良山系方面を眺める。
こちらも、いいね~


今日も、この眺めを独り占め。


山頂に戻っても、誰もいなかった。


こんな日に天山に登らないなんて……
まったく考えられない。(笑)


プチ氷瀑を楽しみながら下山にかかる。


登るときは暗くて見えなかったが、
明るくなってみると、プチ氷瀑がたくさんあることが判明。


下から撮ると、
けっこう迫力のある氷瀑に見える。


上から撮っても、かなりの迫力。


いくつものプチ氷瀑を楽しみながら、




いつの間にか登山口まで下りてきていた。


この後も、所々で寄り道しながら帰った。
穿(うが)たれた横穴から水が沁み出してできたツララ。


こちらは透明で美しいツララ。


いいね~


小さな滝で、水滴がそのまま氷結していてビックリ。


なんて美しいんだろう。


草も、氷でコーティングされていた。


こちらは、珍しい「平たい」ツララ。


ガラスでできた刀のようであった。


厳木ダムまで下りてくると、冬から春へと変化していた。
もう梅が咲き始めていたのだ。


紅梅、


白梅、


紅梅と白梅のコラボ。


今日の天山は、
御来光、大展望、バルーン、プチ氷瀑、雫の氷結、紅梅、白梅と、
私を存分に楽しませてくれた。
今日も「一日の王」になれました~

※明日も更新するかも……

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