バイカイカリソウの花期はいつかと思い、
ネット検索してみた。
4月~5月としたものが多く、
5月中旬~6月上旬としたものもあった。
佐賀県内の自生地も、
早くて3月下旬、
4月にならないと咲き出さない山も少なくない。
しかし、登吾留山では、3月上旬には咲き始める。
昨年(2012年)は、3月4日にバイカイカリソウの開花を確認した。
さて、今年は……
このところ20℃前後の気温が続いていたし、
もうそろそろ咲き始めてもいい頃だと思い、
登吾留山へ出掛けてみることにした。
ただ、登吾留山だけでは物足りないので、
久しぶりに鷹取山(403.5m)に登ってから行くことにした。
(地形図の標高は403.4mとなっている)
鷹取山の登山口は、山田水辺公園の中にある。
(見えている山は鷹取山)
公園内の駐車場に車を駐め、出発。
ゆっくり登って行く。
しばらく歩くと、イノシシ侵入防止の柵がある。
登山道は柵の向こう側へ続いているので、開けて入る。
(開けたら必ず閉めておくこと)
風景を楽しみながら歩いていると、
またイノシシ侵入防止の柵があった。
ここも、開けたら必ず閉めておくこと。
どんよりと曇った天気。
今にも雨が降り出しそう。
向こうに見えるのはハゼの植林のようだ。
登山道沿いに、梅の木が数本あり、
どれもが満開であった。
涸れたような沢沿いの道を登り、
ヒノキの植林帯を抜けると、
舗装された林道に出た。
(写真の左側から登ってきた)
左折して30mほど進むと、
このように登山道が続いている。
自然林を歩くのは楽しい。
素敵な道だ。
この辺りから、山城跡が見られるようになってくる。
(曲輪とは、軍事的・政治的な意図を持って削平・盛土された敷地)
自然林とヒノキの植林帯が交互に現れる。
山頂直下の急登。
頭上が明るくなると、山頂はすぐそこ。
鷹取山山頂に到着。
山頂には、山名の書かれた古い標識と、
山名の彫られた新しい石柱とがある。
山頂から少し南に歩いたところに、
三等三角点がある。
山頂は山城の跡で、草原に巨石が散在している。
なかでもこの石は私のお気に入り。
曇っていたし、黄砂の影響もあってか、展望はよくなかったが、
雲のダイナミックな動きに心を奪われた。
鷹取山を下山した後、
登吾留山へ向かった。
この小川の辺には、
レンゲ畑のようにホトケノザが咲き、
ナズナは過剰なほどに地面を白く埋め尽くしていた。
おっ、これは、「一日の王」ならぬ「瘡の王」(クサノオウ)
クサノオウは、葉や茎を傷つけると、
多種にわたる有毒アルカロイド成分を含む黄色い乳液を流す。
これが皮膚に触れると炎症を起すとか。
皮膚の弱い人は植物体そのものも触れるとかぶれる危険がある。
フリー百科事典『ウィキペディア』によると、
《全草に約21種のアルカロイド成分を含み、その多くが人間にとって有毒である。本種を特徴づける黄色い乳液などはその最たるものであるが、古くから薬用に供されており毒性が知れわたっていたからか、誤食による中毒事故は少ない。なお、誤食すると皮膚同様に消化器内の粘膜がただれ、時には死に至ることとなる》
とある。
げに恐ろしい植物である。
毒があるものは、昔から薬としても利用されており、
「瘡の王」の瘡(くさ)とは丹毒(たんどく)のことで、
それを治す薬草であるということからこの名前が付いたのだという。
アマナはというと、たくさん咲いていた。
言葉は悪いが、雑草のようにたくさん咲いていた。(笑)
ツクシとのコラボ。
時折、小雨もぱらつく天気だったので、
開花したものはなかったが、
むしろこの状態の方が、より美しい。
で、バイカイカリソウはどうだったかというと……
咲いてました~
やはり、この花に出逢うと、嬉しいし、
春が来たことを実感する。
なんてカワイイんだろう。
なんて美しいんだろう。
バイカイカリソウが咲き始めたことで、
春山の饗宴は賑やかさを増し、
明るい饒舌な春は一層かまびすしくなるだろう。
楽しみになってきた。
ネット検索してみた。
4月~5月としたものが多く、
5月中旬~6月上旬としたものもあった。
佐賀県内の自生地も、
早くて3月下旬、
4月にならないと咲き出さない山も少なくない。
しかし、登吾留山では、3月上旬には咲き始める。
昨年(2012年)は、3月4日にバイカイカリソウの開花を確認した。
さて、今年は……
このところ20℃前後の気温が続いていたし、
もうそろそろ咲き始めてもいい頃だと思い、
登吾留山へ出掛けてみることにした。
ただ、登吾留山だけでは物足りないので、
久しぶりに鷹取山(403.5m)に登ってから行くことにした。
(地形図の標高は403.4mとなっている)
鷹取山の登山口は、山田水辺公園の中にある。
(見えている山は鷹取山)
公園内の駐車場に車を駐め、出発。
ゆっくり登って行く。
しばらく歩くと、イノシシ侵入防止の柵がある。
登山道は柵の向こう側へ続いているので、開けて入る。
(開けたら必ず閉めておくこと)
風景を楽しみながら歩いていると、
またイノシシ侵入防止の柵があった。
ここも、開けたら必ず閉めておくこと。
どんよりと曇った天気。
今にも雨が降り出しそう。
向こうに見えるのはハゼの植林のようだ。
登山道沿いに、梅の木が数本あり、
どれもが満開であった。
涸れたような沢沿いの道を登り、
ヒノキの植林帯を抜けると、
舗装された林道に出た。
(写真の左側から登ってきた)
左折して30mほど進むと、
このように登山道が続いている。
自然林を歩くのは楽しい。
素敵な道だ。
この辺りから、山城跡が見られるようになってくる。
(曲輪とは、軍事的・政治的な意図を持って削平・盛土された敷地)
自然林とヒノキの植林帯が交互に現れる。
山頂直下の急登。
頭上が明るくなると、山頂はすぐそこ。
鷹取山山頂に到着。
山頂には、山名の書かれた古い標識と、
山名の彫られた新しい石柱とがある。
山頂から少し南に歩いたところに、
三等三角点がある。
山頂は山城の跡で、草原に巨石が散在している。
なかでもこの石は私のお気に入り。
曇っていたし、黄砂の影響もあってか、展望はよくなかったが、
雲のダイナミックな動きに心を奪われた。
鷹取山を下山した後、
登吾留山へ向かった。
この小川の辺には、
レンゲ畑のようにホトケノザが咲き、
ナズナは過剰なほどに地面を白く埋め尽くしていた。
おっ、これは、「一日の王」ならぬ「瘡の王」(クサノオウ)
クサノオウは、葉や茎を傷つけると、
多種にわたる有毒アルカロイド成分を含む黄色い乳液を流す。
これが皮膚に触れると炎症を起すとか。
皮膚の弱い人は植物体そのものも触れるとかぶれる危険がある。
フリー百科事典『ウィキペディア』によると、
《全草に約21種のアルカロイド成分を含み、その多くが人間にとって有毒である。本種を特徴づける黄色い乳液などはその最たるものであるが、古くから薬用に供されており毒性が知れわたっていたからか、誤食による中毒事故は少ない。なお、誤食すると皮膚同様に消化器内の粘膜がただれ、時には死に至ることとなる》
とある。
げに恐ろしい植物である。
毒があるものは、昔から薬としても利用されており、
「瘡の王」の瘡(くさ)とは丹毒(たんどく)のことで、
それを治す薬草であるということからこの名前が付いたのだという。
アマナはというと、たくさん咲いていた。
言葉は悪いが、雑草のようにたくさん咲いていた。(笑)
ツクシとのコラボ。
時折、小雨もぱらつく天気だったので、
開花したものはなかったが、
むしろこの状態の方が、より美しい。
で、バイカイカリソウはどうだったかというと……
咲いてました~
やはり、この花に出逢うと、嬉しいし、
春が来たことを実感する。
なんてカワイイんだろう。
なんて美しいんだろう。
バイカイカリソウが咲き始めたことで、
春山の饗宴は賑やかさを増し、
明るい饒舌な春は一層かまびすしくなるだろう。
楽しみになってきた。