一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

『山のかたみ』『山と過ごした一日』(萩生田浩)……端正で透明感のある文章……

2025年01月12日 | 読書・音楽・美術・その他芸術
古典と呼ばれる「山の名著」ではなく、 一般的な登山愛好家にとっての「山の名著」を紹介するブックレビューの3回目は、 萩生田浩著『山のかたみ』『山と過ごした一日』。 『山のかたみ』という本のことも、 『山と過ごした一日』という本のことも、 著者(萩生田浩)のことも、 ほとんどの人はご存じないのではないだろうか? 『山のかたみ』(2005年11月、西田書店刊)が刊行されてすぐの頃、 私 . . . 本文を読む