一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……シャクナゲ、ヒトリシズカが咲き始め、今年もあの花に逢えそうだ……

2019年04月28日 | 天山・彦岳

世は10連休らしいが、
私にはまったく関係のないこと。
今日の休みはいつも公休で、
明日からは、また仕事だ。
愚痴を言う前に、今日の休みを精一杯楽しもう。

昨日から娘たちや孫たちが遊びに来ているので、
今日の山歩きは、早朝より動き出して、午前中で終えるつもり。
天山の七曲峠登山口へ向かう。

登山口には、まだ一台の車もなかった。
一番乗りで歩き始める。


何も書かれていない道標が設置してあった。


ここにも、


ここにも。


新緑が美し過ぎる。


もうホウチャクソウが咲いていた。


期待したミツバツツジは、今年は極端に少ない。
ハズレの年のようだ。


そのかわり、ムベや、


アケビや、


ヤマフジの花が目を楽しませてくれる。


急坂を登った先にも、


ミツバツツジは咲いていたが、


例年よりは少ない。


少ないなりに、楽しむ。


足もとにはバイカイカリソウがたくさん。


この4輪の花を、


下から覗いてみる。
いいね~


振り返ると、彦岳が見えた。


多良山系の山々や雲仙は見えなかった。


稜線には、


もう、モウセンゴケが顔を出していた。


なんと、ホソバノヤマハハコも……
昨年と同じく、ツインのホソバノヤマハハコを見ることができると思ったら、


奥にもう1株顔を出していた。
今年は、3株のホソバノヤマハハコが楽しめそうだ。
嬉しい。


天山山頂に到着。


今日は、この後、散歩道へ。
新緑の美しい林を抜けて行く。


カンアオイの葉があったので、
めくってみると、花があった。


オオキツネノカミソリの葉の成長を確認し、


コチャルメルソウや、


ユリワサビや、


ジロボウエンゴサクや、


ツクシタニギキョウを愛でる。


美しい。


ヤマルリソウもたくさん咲いている。


カワイイ。


ナガバノスミレサイシンは終盤を迎えていたが、
僅かに残っていた花をパチリ。


来年もよろしく。


シャクナゲに逢いに行く。


まだ咲き始めだったが、


見ることができて嬉しい。


天山のヒトリシズカは、
オオキツネノカミソリと同じく、他の植物と共存している。


標高が高いので、毎年4月下旬に咲く。


天山のヒトリシズカなので、


どの花も愛おしい。




また来年も咲いておくれ。


この花は、葉が緑に色に変化していた。


この花も、天山に咲く故に愛おしい。


今日も一日の王になれました~


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