ミヤマキリシマは、
くじゅうや雲仙が有名だが、
数は少ないが、天山にも咲く。
そろそろ咲き始めている頃だろうと思い、
天山に向かったのだった。
天川登山口に着くと、日曜日なのに、車は1台しかなかった。
静かな山歩きが楽しめそうだ。
山頂に到着。
数組の登山者がいたが、静かな山頂であった。
さっそく稜線散歩。
天山のミヤマキリシマは、
くじゅうや雲仙のように密生していなくて、
まばらに咲いている。
くじゅうや雲仙のようなミヤマキリシマの絨毯もイイが、
ぽつりぽつりと咲く天山のミヤマキリシマも趣があって好い。
背振山系を背景にして眺めるのが、
天山流ミヤマキリシマ観賞法である。(ほんまかいな)
真っ赤なヤマツツジや、
薄紫のヤマフジも、稜線を彩っている。
天山のミヤマキリシマは、
色の濃いものから、
ちょっと薄いもの、
そして、ほんのりピンクのものまで、
いろんな色の花が点在している。
密生はしていないけれど、
人は少ないし、ゆっくり楽しめる。
ミーハーはくじゅうや雲仙へ、
大人の私は、天山のミヤマキリシマを楽しむ。(な~んちゃって)
稜線の楽しみは、ミヤマキリシマだけではない。
ヒメハギがピークを迎えている。
ヒメハギって、こんなに美しかったっけ。
モウセンゴケも姿を現し始めた。
ノイバラも咲き始めであったが、
バイカイカリソウは終盤を迎えていた。
最後の輝き。
彦岳を見ながら下って行き、
新緑のトンネルまで行って、引き返した。
一人でいたフタリシズカや、(笑)
キンランに逢えて嬉しかった。
山頂に戻り、
いざ、秘密の散歩道へ。
散歩道には、カノコソウがたくさん咲いていた。
美しい~
なんと、フタリシズカの群生地を発見。
ヒトリシズカの群生地はすでに発見しているが、
フタリシズカの群生地まで発見できて、嬉しい。
天山を歩くと、毎回、新しい発見がある。
ミズタビラコも群生していた。
可愛い花だ。
アマドコロが咲いていた。
ホウチャクソウやナルコユリはよく見かけるが、
アマドコロはそれほど出逢わないような気がする。
なので、パチリ。
花の6裂片の先端に毛があるよね。
岩に張り付くように、真横に咲いていたヒメレンゲ。
ヒメレンゲとコチャルメルソウのコラボ。
ヤマハタザオを見っけ。
白く小さな花を咲かせる。
それに比べて、
ホオノキの花のデカイこと。(笑)
ツクシタツナミソウも咲き始めていた。
今日は、キンランを3か所で見ることができた。
天山にもキンランの花は多い。
サイハイランも見ることができた。
ミヤマキリシマだけではなく、
いろいろな花で楽しませてくれる天山。
今日も「一日の王」になれました~