一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「泉水山~黒岩山」縦走&タデ原湿原 …くじゅうの展望とヒゴタイの美に驚嘆…

2010年09月05日 | その他・佐賀県外の山
今日は、からつ労山との仲間との9月第一日曜日登山。
今回は、テツさん提案の「泉水山~黒岩山」縦走。
それに、私の希望で、タデ原湿原散策。(ヒゴタイを見たいから)
くじゅう山系に特別な思いのある平六さんに声をかけてみると、
「ぜひ参加したい」
とのことで、参加者は、
テツさん
K一郎さん、
ヒラさん、
ノブリンさん、
アキさん、
平六さん
タク、
の7名。
早朝5時半に唐津をテツさんの車が出発するので、私と平六さんは多久IC入口駐車場に5時50分に待ち合わせ。
出発準備などしながら待っていると、朝焼けの空が美しく、しばし見入ってしまった。


ほどなくテツさんの車が到着し、私と平六さんが乗り込み、出発。
途中、玖珠SAでトイレ休憩し、7時40分に長者原駐車場に到着。
駐車場には、オートキャンプの車がたくさん駐まっていた。
すぐに準備をし、ストレッチ。
8:00 泉水山に向けて出発。


キャンプ場を抜けた後、急登が始まる。
まだ夏を思わせる風景。
青と、緑が、目に鮮やか。


この急斜面の草原では、様々な花が見られた。
まずは秋を呼ぶオミナエシ。


そしてマツムシソウ。
ここに咲くとは知らなかったので嬉しい。


トモエソウにも逢えて感激。
朝陽を浴びて、花の色が眩しいほどに輝く。


ワレモコウもたくさん見ることができた。


振り返ると、くじゅうの山々。
今日は遠望が利き、大展望が楽しめそうだ。


足許には、ホソバノヤマハハコや、


フクオウソウが咲いている。


8:54 下泉水山山頂に到着。
風が心地よく、スッと汗が引いていく感じ。


この山頂からは、360度の展望。
左は三俣山、右は星生山、そして中央に中岳。
素晴らしい風景。


5月にそよかぜさん達と登った涌蓋山も見える。


あの特徴のある山の形は万年山。


遠く由布岳も見える。
もう、ずっとここに居たい感じ。


そうも言っておられず、出発。
ススキの中を快適に進む。


ススキ越しに見るくじゅうの山々。
秋らしい風景を演出してみる。


しかし、足許には、イブキトラノオや、


コオニユリなども咲いており、まだ夏と秋が共存している感じ。


9:31 上泉水山山頂に到着。


ここからも360度の展望。
風も気持ちイイ。


少しずつ形を変えていくくじゅうの山々。


どこを見ても美しい。


9:43 上泉水山を出発。
ママコナの花が美しい。


ツルリンちゃんも咲いていた。


アキノキリンソウも……


しばらくすると、くじゅうの山々に雲が掛かり始めた。


大崩ノ辻へ向かうテツさん、ヒラさん、ノブリンさんと別れ、他の4名は黒岩山に向かう。


本当に気持ちの好い縦走路で、アキさんもゴキゲン。


この辺りにはマツムシソウの群生地があり、感激。


ヒメノダケは、背が低くてカワイイ。


ヤクシマホツツジがまだ咲いていてくれて感動。


黒岩山が近づくにつれママコナの数が増えてきた。
縦走路の両側はママコナがたくさん。


黒岩山へ続く道。


ススキの小径。


傍らに、小さなホクチアザミ。


11:15 黒岩山山頂に到着。


ほどなく大崩ノ辻へ向かった3名も合流し、ここで昼食。
この時期、この山域を歩く人は少なく、山頂は我々7名の貸切状態であった。


12:15 黒岩山山頂を出発。
牧ノ戸峠へ向けて下山開始。


12:41 牧ノ戸峠手前より左折し、長者原に向けて下り始める。



13:30 長者原に到着。
しばし休憩の後、タデ原湿原へ。
ヒゴタイの多さに驚く。
ヒゴタイだけで50枚ほどの写真を撮ったが、本日は1枚だけ掲載。
ヒゴタイの場合、このくらい離れて見るのが一番美しいような気がする。


その他、ウメバチソウの仲間、シラヒゲソウや、


シモツケソウ、


サワヒヨドリ、


サワギキョウなども咲いていて、ゆっくり散策。
「泉水山~黒岩山」縦走の後の、まったりとした贅沢な時間を過ごさせてもらった。


散策の後は、ソフトクリームやかき氷などを食べ、喉の渇きを潤した。


大パノラマとたくさんの花々を満喫した「泉水山~黒岩山」縦走、
そして、ヒゴタイやシラヒゲソウやサワギキョウに逢えたタデ原湿原散策。
今日も幸せ一杯の一日であった。



テツさん、K一郎さん、ヒラさん、ノブリンさん、アキさん、平六さん、
ありがとうございました。

(写真提供・テツさん)

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