一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

久しぶりの青螺山 ……ヤツガシラやヤマラッキョウやセンブリを楽しむ……

2021年10月27日 | 黒髪山系


10月26日(火)

この時期、よく黒髪山に登り、
黒髪山系に咲くヤツガシラやヤマラッキョウやセンブリなどの花を楽しんでいるのだが、
今日は久しぶりに青螺山に登ってみようかと思った。
調べてみると、2015年06月13日に登って以来なので、
6年4ヶ月ぶりとなる。

乳待坊登山口へ向かう。
乳待坊登山口なら、わが家から車で30分ほどで来れるのだ。


黒髪山系の山々は、独特の山の形をしている。


乳待坊登山口に到着。


周囲の木々は、もう紅葉が始まっていた。


出発。


ツワブキや、


ヌマダイコンの花が咲いている。


ここから本格的な登山道となる。


ゆっくり登って行く。


カタヒバ(片檜葉)や、


バイカアマチャを見ながら高度を上げていく。


もうすぐ見返峠。


見返峠に到着。


ここからいつもは黒髪山へ向かうのだが、


今日は青螺山の方へ。


アカガシの木の下を歩いて行く。


途中に岩場があって、


ここからの眺めが素晴らしい。


久しぶりに歩く道。


ウラジロガシの木に御挨拶。


楽しい。


写真はそうは見えないが、ものすごい急坂なのである。


急登が続く。
汗が噴き出す。


青螺御前まで、こんなに長かったっけ。(笑)


やっと青螺御前に到着。




展望を楽しむ。


一旦下って、


登り返す。


写真はそうは見えないが、ここも、ものすごい急坂なのである。(笑)


ロープ場も多い。


もうすぐ山頂。


青螺山(618m)山頂に到着。


山頂の色褪せた標識を見て、
久しぶりに登ったことを実感。


前回登った時は、こんな感じだったし、(2015年撮影)


かつてはこんなに美しい標識だった。(2009年撮影)


その前は、こんな標識だったし……(2008年撮影)


伊万里方面。


反対側には彼方に多良山系の山々が見えた。
大満足の青螺山登山であった。


これから花散策へ向かう。
まずはセンブリ。


黒髪山系には、案外センブリが多く咲く。


大好きな花なので、


見ているだけで楽しい。


アキノキリンソウも咲いている。


先程、乳待坊登山口からの登りでカタヒバ(片檜葉)を見たが、
こちらはイワヒバ((岩檜葉))。


ヤマラッキョウの花も咲いている。


ヤマラッキョウの花を近くの山で見ることのできる幸せ。




ブゼンノギクを見ながら、


ヤツガシラの群生地へ。


黒髪山系の固有種で、
牧野富太郎によってヤツガシラ(八頭)と命名された。


以前は、名をぼかしてブログに掲載していたが、
登山口に看板が設置され、


ヤツガシラの名が広く知れ渡ったので、
ブログでも名を表記することにした。


毎年、この時期に黒髪山系を訪れるのは、
ヤツガシラに逢うためなのだ。


ひとつひとつを愛でていく。


今年も逢うことができた。


嬉しい。


やはり黒髪山系はいいな~


麓では、コスモス畑の花が満開であった。
今日も「一日の王」になれました~


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