一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山 ……マルバスミレ、シロバナニシキゴロモ、シュンラン等が咲き始めた……

2024年04月09日 | 作礼山


4月9日(火)

前回、作礼山を訪れたのは昨年(2023年)の11月7日であった。
以来、約5ヶ月、作礼山には行っていないし、
ここ数年、作礼山へは足が遠のく傾向にある。
それは、YAMAP族によって、作礼山が標識だらけになってしまったからである。
YAMAP族によって過剰に取り付けられた標識や案内板は、
山歩きの喜びを半減させてしまうのだ。

4月上旬の平日。
花の少ないこの時期ならばYAMAP族もいないだろうと考え、
(今年になって初めて)作礼山へ行ってみることにした。
9合目登山口駐車場に着くと、はたして一台の車もなかった。
嬉しい。(結局この日は下山するまで誰にも会わなかった)


ゆっくり歩いて行く。


池の淵には、


モウセンゴケが姿を現していた。




まずは作礼山山頂(西峰)へ。


雰囲気の好い道を歩いて、


東峰へ。


天山には雲がかかっており、展望はイマイチ。(天気は晴れたり曇ったり)


一応山頂は踏んだので、“私の散歩道”へ移動する。


なるべく標識のないところを選んで歩いて行く。(笑)


作礼山にはミヤマシキミの木がたくさんあり、


この時期、一斉に花を咲かせている。




シュンランにも逢うことができた。




いいね~


作礼山にもオオキツネノカミソリの(プチ)群生地がいくつかあるのだが、


今年も葉が出ていたので一安心。


ネコノメソウはもう種ができていたが、


コガネネコノメソウはまだ美しく咲いていた。


キケマンや、


マルバスミレも見ることができた。


マルバスミレは、九州では、
長崎県(絶滅危惧II類)と鹿児島県(植物準絶滅危惧)で、
レッドリストの指定を受けているようだ。


美しい新緑を見ながら、


フデリンドウの咲く場所へ。
まだ咲き始めであったが、


美しく開花して待っていてくれた。


面白い形をしたツチグリも見ることができた。


見ているだけで楽しくなる。


最後に、シロバナニシキゴロモの咲く場所へ行ってみると、
開花前であったが、


よ~く探すと、
花を咲かせたシロバナニシキゴロモを見つけることができた。






こちらにも咲いている。


小さくて可愛い花だ。


今日も「一日の王」になれました~


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