一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

海抜0メートルから登る伯耆大山① ……日本海から、大山寺へ……

2015年10月30日 | 海抜0mから登る「伯耆大山」単独行
2015年10月28日(水)

海を見ている男がいる。
仕事疲れと、
睡眠不足で、
ふらふらになりながら、
老いたる男がたどり着いたのは、
鳥取県のとある海岸。




波の荒い日本海。


男は何をやるつもりなのか?
山登りのザックを背負って、
場違いな海へと近づいて行く。


登山靴を海水に浸す。


目指すは、伯耆大山。(笑)


これまで、
海抜0メートルから、
剱岳、白馬岳などの他、
日本最高峰の富士山、
九州最高峰の宮之浦岳、
佐賀県最高峰の経ヶ岳なども登ってきた。
で、いつの日か、
中国地方の最高峰である伯耆大山にも、
海抜0メートルから登ってみたいと思うようになった。

10月末に行くことに決め、
今月は休みをあまり取らず、
仕事を多くこなし、
やっと月末に連休を得た。
仕事疲れと睡眠不足は嘘ではなく、
出発点の日本海に立ったとき、
私の躰はボロボロに近かった。
それでも、「歩くことができる」という喜びで、
心も躰も満たされていた。

2015年10月28日(水)
7:28
海抜0メートル地点を出発。


7:48
JR大山口駅前を通過。


山陰道の国道9号線(大山IC)下を通る。




歩ける喜び。


ここは、モンベルの「皆生・大山 SEA TO SUMMIT」のルートでもある。
でも、ここを自転車で走るんだよね。
やはり、歩かないとね。


歩かなければ解らないことがある。




8:42
「大山カラス天狗の像」のある仁王堂公園前を通過。




ずっと先に、店らしきものが見える。


9:12
ポプラ&Aコープの店に到着。
今回歩くルートで、唯一と言ってもいいほどの貴重な店。




ここで本日の朝食と昼食分の食料を調達する。
店の前で朝食を摂っていると、
大山町の役場の車に乗った中年男性から話しかけられる。
山登りのザックを持った人物がなぜここにいるのか不思議に思ったのかもしれない。
「海抜0メートルから伯耆大山へ歩いている」
と話すと、大いに喜んでもらえた。
やはり、地元の山に、海抜0メートルから登ってもらえるのは、
その地元の人にとっては嬉しいもののようだ。


9:36
ポプラ&Aコープの店を出発。
この辺りから道の傾斜がきつくなってくる。




ゆっくり登って行く。


黄葉した木々や、


道の脇に咲く花々が疲れを忘れさせてくれる。


10:01
標高300mを通過。


まっすぐな急坂が続く。


いやになるくらい(笑)どこまでもまっすぐ。


本日いちばんの難所だったかもしれない。


紅葉が嬉しい。


10:22
標高400mを通過。


アキノキリンソウが咲いていた。


今日も、
モンベルの「リッジラインパンツ Men's」と、
アディダスの「テレックスファストRミッドGTX」の組み合わせ。


10:42
標高500mを通過。


さらに色づいた葉が美しくなってくる。






11:13
標高600mを通過。




かなり登って来た。




11:29
標高700mを通過。


これまで歩いてきた道(大山口停車場大山線)と、
米子大山線との合流地点を通過。


11:36
大山寺の入口に到着。


山の上はガスっているようだ。


大山寺へ入って行く。


黄葉した木々を見ながらゆっくり歩いて行き、




12:14
大神山神社奥宮に到着。




本日は、元谷避難小屋に泊まる予定なので、
これより行者登山口から入って行く。
ブログ更新は、明日。
乞うご期待。

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