一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

オオキツネノカミソリが咲き始めた八幡岳 ……例年よりも少し早めの開花……

2021年07月13日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山


7月13日(火)

もうそろそろオオキツネノカミソリが咲き始める頃だと思い、
八幡岳へ行ってみることにした。

まず、いつものように、大平展望所で“蕨野の棚田”を眺める。


“池高原”から八幡岳を望むも、山頂部は雲に覆われて見えず。


“池高原”周辺で花散策すると、
ネジバナや、




コキンバイザサや、




ウバユリ、


ネムノキの花などを楽しむことができた。


コオニユリを見ながら、


八幡峠登山口へ。
オオキツネノカミソリを楽しむなら、この登山口から登るのがベスト。


災害復旧工事のため、通り抜けできなかったが、
現在は「解除中」のようだ。


ゆっくり登って行く。


ハグロソウがたくさん咲いている。


可愛い。


ヤブミョウガも美しく咲いている。


工事された箇所を確認しながら歩いて行く。




そういえば、昨年(2020年)の7月25日に登ったときは、
土砂崩れで、こんな感じになっていた。


第一村人ならぬ、第一オオキツネノカミソリを発見。


嬉しい。


河内峠からの登山道と合流。


林道歩きが終わり、ここから本格的な登山道となる。


第二オオキツネノカミソリを発見。


いいね~


ここは九州自然歩道なのである。


杉の植林帯の急坂が続くが、


そこを抜けると、自然林へと入って行く。


大きな岩の中に、鎮西八郎為朝にまつわる祠がある。


八幡岳は、為朝が八幡大菩薩を祀ったことから、
この名がついたと伝えられている。


この先から、オオキツネノカミソリの群生地が始まる。


「おっ、咲いている~」


まだポツリポツリ。


これまで同じ時期に登っても、まったく咲いていない年もあったので、
数は少なくても咲いているだけで嬉しい。


ワクワクしながら登って行く。


八幡岳のオオキツネノカミソリのピークは例年7月下旬で、
登山者もその時期に集中するので、
この時期(7月中旬)のオオキツネノカミソリは私の独り占めなのだ。(コラコラ)


この先に、早咲きの群生地があるのだが……


「やった~、咲いている~」


この時期に、これだけ咲いているのは珍しい。
(昨年も同じ時期に登っているが、花はほとんど咲いていなかった)


嬉し過ぎる!


すべて独り占め。


群生地の下部ということもあって、


これだけ咲いているが、


でも、まだ、群生地の下部の全体としては“3分咲き”くらいかな。


これからが楽しみ。


群生地の下部から上部へと向かって登って行くと、
そこはまだ“1分咲き”程度。
それでも、今年は例年よりも満開が早くなりそう……(ピークは7月25日くらいかな?)




途中から雨が降り出したので、急いで登って行く。


モミジガサや、


ハンカイソウを見ながら、


八幡岳山頂へ。


登頂したときは、まだガスっていたが、
自転車で登ってきた若いカップル(夫婦)と話をしていたら、
次第に晴れてきた。


下山する頃には、唐津方面もはっきり見えるようになった。


木洩れ日に輝くオオキツネノカミソリや、






登りでは気が付かなかったヤマトウバナなどを見ながら、
軽快に下って行った。


帰路、“池高原”から八幡岳を望むと、山頂部まではっきり見えた。
今日も「一日の王」になれました~


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