一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山 ……雨の日に森を歩くことができる幸せ……

2013年09月01日 | 作礼山
雨の日曜日。
午後から時間ができたので、
山へ行きたいと思った。
雨が降っていても楽しく歩くことができる山がイイ。
天山には4日前に行ったので、
今日は作礼山へ行くことにしよう。

レインウェアは着ず、
長靴を履き、傘を差して歩き出す。


キンミズヒキや、


クズの花が迎えてくれる。


雨の日の山歩きは楽しい。


乾燥した空気より、私にはこの湿気のある空気が好きだ。
躰が喜んでいるのが判る。


水滴でコーティングされた花は、
いつもの花よりも美しく見える。


雨の日に森を歩くことができる幸せ。


当然のことながら、誰にも会わない。


こんな日に森を歩いている人なんているわけがない。


この森のすべてを独り占め。


森の中でミヤマウズラをたくさん見かけた。


水滴をまとったミヤマウズラもいいね~


キバナアキギリがもう咲いていた。


この花は天山よりも作礼山の方が多く咲いているような気がする。


オタカラコウも咲いていた。


美しい道をゆっくり歩いて行く。


山頂はもうすぐ。


作礼山山頂(西峰)に到着。




山頂にはオトギリソウが咲いていた。


帰路、ジュンサイ池に寄ってみる。


モウセンゴケは雨を受けて嬉しそうだった。


イトイヌノヒゲがたくさん咲いていた。


よく見ると、とても美しい花だ。


私は池のほとりにいつまでも佇んでいた。

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