一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦 ……対戦9組目「季節」対決……

2024年12月12日 | 私自身のための「一日の王」紅白歌合戦


私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦の、
対戦9組目は、「季節」対決。(これまでの対戦はコチラから)


紅組は、ピンキーとキラーズ「恋の季節」。


白組は、青い三角定規「太陽がくれた季節」。



「恋の季節」(作詞:岩谷時子、作曲:いずみたく)は、
1968年7月20日に発売されたピンキーとキラーズのデビューシングル曲で、
公称売上枚数は270万枚。
オリコン累計売上は207.7万枚。
オリコンチャート17週1位は、シングルチャート上では未だに破られていない。


1968年1月に正式スタートしたオリコン集計において、
日本初のダブルミリオンシングルである。
1969年2月には、同名の映画が奈美悦子主演によって松竹から公開されている。


また、私の大好きな映画『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970年)の劇中歌として使用されており、DVDを所持している私は今でも時々鑑賞するのだが、映画のヒロイン・森和代を見ることができる楽しみもさることながら、「恋の季節」を歌唱しているピンキーとキラーズ(今陽子)を見ることができることがもうひとつの楽しみなのである。


「第10回日本レコード大賞新人賞」を始め、数々の新人賞を受賞し、
1968年末の『第19回NHK紅白歌合戦』に初出場し、「恋の季節」を歌唱したのだが、
紅白歌合戦に男女混成グループが出場するのは初めてのことであった。



「太陽がくれた季節」(作詞:山川啓介、作曲:いずみたく)は、
1972年2月25日に発売された、
青い三角定規(西口久美子、岩久茂、高田真理の3名で構成)の2枚目のシングル曲で、


日本テレビ系列で放送された青春ドラマ『飛び出せ!青春』の主題歌として採用され、


売り上げが80万枚、
または100万枚を超えるヒットとなった。(諸説あり。オリコンの集計では50万枚)
青い三角定規は、
この曲で1972年度の『第14回日本レコード大賞』新人賞を受賞。
この曲がヒットしたとき、私は高校生であったが、
ドラマ『飛び出せ!青春』は毎週観ていたし、
主題歌であった「太陽がくれた季節」を聴くと、
今でも高校時代のことが思い出され、胸がキュンとなる。
青い三角定規は、この曲で『第23回NHK紅白歌合戦』に紅白初出場するのだが、
メインボーカルが女性の西口久美子であるにもかかわらず、
紅組ではなく、白組出場となった。

よって、この《私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦》でも白組で選出した。



「恋の季節」も「太陽がくれた季節」も、作曲はいずみたくで、
「季節」対決であると同時に、今回は奇しくも「いずみたくの曲」対決でもあった。



※ピンキーとキラーズ「恋の季節」(1968年7月発売)


※青い三角定規「太陽がくれた季節」(1972年2月発売)

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