一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

アケボノソウがまだ咲いていた作礼山 ……“山歩道”で様々な種類の苔を愛でる……

2024年12月13日 | 作礼山


12月13日(金)

と、記して、
今日が「13日の金曜日」であることに気が付いた。
「だから何?」
って、自分でも思う。(笑)

今日は、作礼山へ。
山頂は目指さず、“私の山歩道”へ。


倒木が多い、




沢沿いの道。


透き通った沢の水と、


耳朶に心地好い水の音。


この道は、苔の道でもある。




様々な種類の苔が、




道の両側にびっしりと生えている。




切り株も苔に覆われている。






羊歯植物をはじめ、いろんな植物が森の中で共生している。






ツルリンドウが赤い実になっていた。


秋の花は役目を終え、姿を変えていた。






おっ、これはアケボノソウ。


でも、花は終わっているようだ。


だが、よ~く見ると、花らしきものが残っている。


こちらにも。


〈これでアケボノソウも見納めか……〉
と思いながら歩ていたら、


今度は、まだ現役のアケボノソウの株を見つけた。


ビックリ。
もう12月も中旬だというのに……


天山でも12月3日にアケボノソウを見ることができて驚いたのに、
今日また作礼山でアケボノソウに出逢えるとは……




嬉し過ぎる。




今年は秋になっても暑い日が続いたので、
12月になっても秋の花が咲いているのだろう。


本来なら異常気象を憂えなければならないのだろうが、
アケボノソウを見ることができた歓びが憂いを上回った。


本当に美しい。


帰路、作礼山の中腹にある“平之神社”に立ち寄る。


ここには大イチョウがあり、
この時期、境内は、イチョウの落ち葉で、
黄金色の絨毯が敷きつめられたようになる。


これがなんとも美しい。


樹影さえ美しく感じる。


葉を落とした大イチョウであったが、
見上げると、まだ美しい姿を保っていた。


今日も「一日の王」になれました~


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