一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

朝駆け天山 ……霜柱を踏みながら、誰もいない稜線を歩く……

2020年12月05日 | 天山・彦岳


12月4日(金)
天山の秋の花も終わったし、
朝晩は随分と冷え込むようになってきたので、
天山への登山者もぐんと少なくなっていることだろう。
山であまり人に会いたくない私としては、
嬉しい季節の到来である。
それでも用心深い私は、(笑)
さらに人がいないであろう早朝を狙うことにした。

6:30
天川登山口駐車場に到着。
嬉しいことに、一台の車もない。
〈今日も天山を独り占めできるぞ!〉

出発。(フラッシュ撮影)


いつもの場所で、パチリ。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。
やはり誰もいない。


天山は、一等三角点の山なのだ。


満月ではないが、月が明るく照らしてくれている。


月をパチリ。


月を見ていると、太陽と同じく、宇宙を感じる。


今日は、東側には雲があるが、
雲の隙間が明るくなってきた。




キタ~~~


御来光は、いつ見ても神々しい。


宇宙を感じるし、厳粛な気持ちになる。


今日は太陽の上に雲があるので、
雲の下がピンク色に染まり、


殊の外美しかった。


さあ、稜線散歩へ。


天山の稜線は氷点下で、


霜柱もたくさんできていた。
サクサクと心地好い音を立てながら歩く。


ウメバチソウ、


タンナトリカブト、


ホソバノヤマハハコ、


センブリ、


マツムシソウなど、
秋に目を楽しませてくれた花々に感謝の言葉を伝える。


いつの場所で、


こんな風景を見ながらモーニングコーヒー。


本日の「天山壁」。


雲から太陽が出た。
二度目の御来光。


山頂に戻り、
下山開始。


凍った登山道を、注意しながら下って行く。


明るくなったいつもの場所で、再びパチリ。


木々は木の葉を落とし、
本格的な冬が始まっていた。
これらの木々の枝に、霧氷のつく日が待ち遠しいな~

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