〈あの花がそろそろ咲く頃だ……〉
〈あの花が山肌を染める頃だ……〉
この時期になると、ソワソワして落ち着かなくなる。
今日は佐世保に午前11時までに行かなければならないので、
まだ薄暗い早朝に車で家を出る。
まずは黒髪山系。
黒髪山系の盟主・青螺山に挨拶。
「逆さ青螺」が美しい。
甘酸っぱい匂いがすると思ったら、ノイバラが……
大好き。
希少種のイブキシモツケは、終盤を迎えていた。
で、あの花はというと……
まだ蕾が多かった。
花をつけているものはないかと探してみると……
「あった!」
今年も逢うことができた。
近くにキイチゴがあったので、食べながら観賞。
場所を移動して、チョウセンニワフジに逢いに行く。
『黒髪山系の植物』(松尾優著)において、
「樹木(希少種)」のトップに掲載されてる花で、
国内では、ここ黒髪山系と、
長崎県・大分県の一部でしか見ることができない貴重な植物。
毎年見に来ているが、花期が短く、1週間くらいか……
6月になると、姿を消していることが多い。
今年も逢えて良かった~
黒髪山系で希少種の花を満喫し、
次は、ヤマツツジで有名な隠居岳へ。
私はこの隠居岳の麓で育った。
私が通った小学校の校歌には、この隠居岳(かくいがだけ)が出てくる。
「いんきょ・たけ」と読む人もいるが、「いんきょ」とは関係がない。(笑)
平家落人伝説の残る山で、
「落人が隠れて居る山」との意ではないかと思う。
この時期、山頂に近い西岳付近では、
群生する自生種のヤマツツジが、山肌を真っ赤に染める。
まだちょっと早いかなと思って行ってみたが、
いやいや、思った以上に咲いていて素晴らしかった。
西岳の方に歩いて行く。
両側はヤマツツジの壁。
私の躰も真っ赤に染まっていくよう……
振り返って、四阿の方を見る。
年によって差があるが、今年はナカナカのもの。
来て良かった~
ヤマツツジ群生地を後にして、山頂へ向かう。
ツクシタツナミソウがたくさん咲いている。
隠居岳山頂に到着。
山頂の四阿は、崩壊の危険があるのか、立入禁止になっていた。
山頂はアザミの大群落。
ありふれた花だけど、近くで見ると、本当に美しい。
開ききっていない花の中央部分は、得も言われぬ美しさ。
山頂から西岳の方を見ると、ヤマツツジの赤い絨毯が……
黒髪山系の山々は、すべて見ることができる。
ウォーカーズパークまで下山して、展望台から海の方を眺める。
こういう所で私は育った。
やはり故郷は好い。
最後に、サイハイランの森へ行った。
今がちょうどピークで、たくさんのサイハイランに逢うことができた。
この花は下から見ると、一層美しい。
今日もワクワクドキドキの山歩きをすることができた。
感謝。
〈あの花が山肌を染める頃だ……〉
この時期になると、ソワソワして落ち着かなくなる。
今日は佐世保に午前11時までに行かなければならないので、
まだ薄暗い早朝に車で家を出る。
まずは黒髪山系。
黒髪山系の盟主・青螺山に挨拶。
「逆さ青螺」が美しい。
甘酸っぱい匂いがすると思ったら、ノイバラが……
大好き。
希少種のイブキシモツケは、終盤を迎えていた。
で、あの花はというと……
まだ蕾が多かった。
花をつけているものはないかと探してみると……
「あった!」
今年も逢うことができた。
近くにキイチゴがあったので、食べながら観賞。
場所を移動して、チョウセンニワフジに逢いに行く。
『黒髪山系の植物』(松尾優著)において、
「樹木(希少種)」のトップに掲載されてる花で、
国内では、ここ黒髪山系と、
長崎県・大分県の一部でしか見ることができない貴重な植物。
毎年見に来ているが、花期が短く、1週間くらいか……
6月になると、姿を消していることが多い。
今年も逢えて良かった~
黒髪山系で希少種の花を満喫し、
次は、ヤマツツジで有名な隠居岳へ。
私はこの隠居岳の麓で育った。
私が通った小学校の校歌には、この隠居岳(かくいがだけ)が出てくる。
「いんきょ・たけ」と読む人もいるが、「いんきょ」とは関係がない。(笑)
平家落人伝説の残る山で、
「落人が隠れて居る山」との意ではないかと思う。
この時期、山頂に近い西岳付近では、
群生する自生種のヤマツツジが、山肌を真っ赤に染める。
まだちょっと早いかなと思って行ってみたが、
いやいや、思った以上に咲いていて素晴らしかった。
西岳の方に歩いて行く。
両側はヤマツツジの壁。
私の躰も真っ赤に染まっていくよう……
振り返って、四阿の方を見る。
年によって差があるが、今年はナカナカのもの。
来て良かった~
ヤマツツジ群生地を後にして、山頂へ向かう。
ツクシタツナミソウがたくさん咲いている。
隠居岳山頂に到着。
山頂の四阿は、崩壊の危険があるのか、立入禁止になっていた。
山頂はアザミの大群落。
ありふれた花だけど、近くで見ると、本当に美しい。
開ききっていない花の中央部分は、得も言われぬ美しさ。
山頂から西岳の方を見ると、ヤマツツジの赤い絨毯が……
黒髪山系の山々は、すべて見ることができる。
ウォーカーズパークまで下山して、展望台から海の方を眺める。
こういう所で私は育った。
やはり故郷は好い。
最後に、サイハイランの森へ行った。
今がちょうどピークで、たくさんのサイハイランに逢うことができた。
この花は下から見ると、一層美しい。
今日もワクワクドキドキの山歩きをすることができた。
感謝。