一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

黒髪山系 ……この山域が全国唯一の自生地である花を密かに楽しむ……

2015年05月17日 | 黒髪山系
今日は、黒髪山系を歩いてきた。
この時期、黒髪山系には、
この山域の固有種、
この山域が全国唯一の自生地である花が、
いくつか咲き始める。
その中の、
○○○○ランと○○○○シライトソウに逢いたかったのだ。

久しぶりの黒髪山系。
いいね~


岩に生える木々。


濃い緑。


小さな沢。


黒髪山系のこの雰囲気が大好きだ。


ゆっくり登って行く。


黒曜石の大きな岩があった。


雰囲気の好い登山道には、


ギンリョウソウがたくさん。


トベラや、


イブキシモツケなども咲いている。


「私の好きな場所」へやってくる。


ここで、珈琲を飲みながら、周囲の風景を楽しむ。






もうヤマツツジが咲いていた。


山の空気を存分に吸い込み、
森のエキスを体内に注入し、


黒髪山系を後にした。


「えっ、もう終わり?」
と思ったあなた、
まだ終わっていませんよ。(笑)

今日、出逢った花を少しだけ紹介しましょう。
まずは、チョウセンニワフジ。
国内では、
この黒髪山系と、
長崎県と大分県のごく一部でしか見ることのできない花。
分類的には樹木(マメ科)。
岩場に生える30~50cmの落葉低木。
蕾しか見つからず、


「来るのがちょっと早かったかな~」
と思ったが、
しばらく探すと、開花した花が見つかった。


美しい~


○○○○ランも咲いていた。


5月下旬から6月上旬にかけて咲くので、
こちらも「ちょっと早かったかな~」と思ったが、
なんとか見つけることができた。


いいね~


毎年逢いに来ているが、
逢えるとやはり嬉しい。


○○○○ランが咲いている傍に、
こんな花も咲いていた。


一瞬、「秋か?」と思った。(笑)


ビックリの出逢いだった。


今日、いちばん逢いたかった花は、この花。


○○○○シライトソウ。




先日紹介した登吾留山のシライトソウとは随分違う。
シライトソウの変種で、
普通のシライトソウよりも細くて繊細な印象。
黒髪山系が全国唯一の自生地。


真上から撮ると、こんな感じ。


今年も逢えて良かった~


今日も「一日の王」になれました~


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