一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

海抜0メートルから登る伯耆大山③ …元谷避難小屋から、伯耆大山(弥山)山頂へ…

2015年11月01日 | 海抜0mから登る「伯耆大山」単独行
2015年10月29日(木)

午前5時過ぎに起床し、
朝食を作って食べる。
出発準備をし、外が明るくなるのを待つ。

6:18
元谷避難小屋を出発。


まずは「行者谷分かれ」を目指して登って行く。


出発時はまだ薄暗かったので、
黄葉の色彩がイマイチだったが、


時間の経過とともに色鮮やかになってきた。


急坂をゆっくり登って行く。


6:35
標高1100mを通過。


このくらいの標高が、黄葉の盛りのようだ。


行者登山道は急登の連続なのだが、


美しい風景が疲れを癒してくれる。




6:55
標高1200mを通過。


朝早いということもあって誰にも会わない。


今のところ、すべて独り占め。


7:04
「行者谷分かれ」に到着。


ここで、夏山登山道と合流する。


ここから先も、美しい風景が連続する。




7:13
標高1300mを通過。


ナナカマドの赤い実が鮮やか。


7:24
六合目避難小屋に到着。


ここからの眺めが素晴らしかった。


しばし休憩の後、出発。
素晴らしい山岳美を楽しみながら登って行く。




振り返っても、素晴らしい景色。


あっ、海が見える。


ズーム。
あの辺りから歩き出したのだ。


7:34
標高1400mを通過。


いいね~


下の方から、背負子のようなものを担いだ女性が登ってくるのが見えた。
リズミカルな動きで、山慣れした人だと判った。


7:53
標高1500mを通過。


花期を過ぎていたが、ホソバノヤマハハコがあったので写真を撮っていたら、
先程の女性があっという間に登ってこられた。


重そうな箱ふたつの上に、
水を入れたタンクのようなものを乗せ、
どう見てもボッカのようにしか見えない。
「頂上避難小屋へボッカされているのですか?」
と訊くと、
「はい、そうですよ」
との返事。
夏山登山や紅葉登山の時期には、
頂上避難小屋に売店が開くと聞いていたが、
どうやらそこのスタッフのようだ。
「毎日上り下りしているのですか?」
と訊くと、
「はい」
と、笑顔の返事。
「では、お先に……頂上避難小屋でお待ちしております」
と、これまた笑顔で仰って、
軽快に登って行かれた。


いや~、すごい女性がいるもんだ。


8:08
八合目を通過。


8:11
標高1600mを通過。


この辺りから、周囲はまったく見えなくなった。


8:18
九合目を通過。


ずっと木道が続く。


8:24
石室への分岐を通過。
(帰りはこちらを通る)


8:29
弥山山頂(標識記載標高は1710.6m、三角点峰標高は1709.4m)に到着。
※大山の最高峰は、標高1,729mの剣ヶ峰だが、そこまでの縦走路は崩落が激しく危険なため立入り禁止になっている。現在、大山の頂上は、弥山となっている。


眺めはなく、風が強く、寒かったので、
頂上避難小屋へ逃げ込む。


小屋の中には、夏山登山道を登ってきたであろう数人の登山者いた。


売店へ行き、カップヌードルのシーフードを買い求める。
(お湯は売店で入れてくれる)


寒かったので、美味しかった~


その後、福岡県から来た登山者としばし談笑。
山の話題で盛り上がった。

9:16
頂上避難小屋を出発。
夏山登山道で下山開始。
あまり期待していなかった夏山登山道に大いに驚かされるのだが、
それはまた次回に……


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