3月7日(火)
久しぶりに八幡岳に登ることにした。
暖かくなり、天山には平日でも登山者が多くなってきた。
八幡岳は登山者が少なく、平日ならばまず登山者に会うことはない。
静かな山歩きが楽しめる。
“蕨野の棚田”をパチリ。
このところ、ずっと晴れているので、池の水位が低い。
“池高原”からとりつく。
左側が“杉の植林帯”で、
右側が自然林。
しばらくはこんな道が続く。
今年は“花粉症”がエグイことになっている。
花粉症歴40年の私も、ここ数年は軽い症状だったので、
〈高齢者になったのでアレルギー症状も治まってきたか……〉
と思っていたのだが、なんのなんの。(笑)
なのに、どうして“杉の植林帯”を歩いているのか……(爆)
途中、一旦林道に出て、
ここから再び登山道へ入って行く。
案内板には、「八幡岳は火山活動によって生まれた山」とある。
“杉の植林帯”の中をゆっくり登って行く。
倒木もあるが、見た目ほど歩きにくくはない。
やがて自然林になり、
苔など楽しみながら歩く。
やはり自然林の方が好い。
登山道はここまで。
ここから先は林道を歩かなければならない。
山頂の電波塔群が見えてきた。
山頂へ行く前に、オオキツネノカミソリの森へ立ち寄る。
花が咲くのは夏だが、
この時期の葉の群落も美しい。
木々の間から陽が差して、
一段と美しさが増す。
夏には登山者でごった返す八幡岳だが、
今はひっそりとしており、
私以外、誰もいない。
この後、山頂へ向かうが、
まだ工事が続いている。
一体いつ終わるのだろう。
もうすぐ山頂。
八幡岳山頂に到着。
別角度で撮ると、実に味気ない山頂だ。
しかも山頂周辺は工事中で、(貴重な植物が全滅!)
展望所への道も閉鎖されている。(通り抜けできない)
もう勘弁してほしい。(泣)
回り道して展望所へ。
なんか知らんけど、芝が植えられていた。(あ~あ)
晴れてはいたが、遠望はきかず、
船山(女山)の彼方にわずかに天山が見える程度。
作礼山もぼんやりとしか見えず、イマイチであった。
気を取り直して、“八幡岳の春”のご紹介を……
案内板にあるように、
「この地域に特有のアオモジが淡い黄色の花で春の訪れを告げ」
「枝先から垂れ下がるキブシの花が山側の樹林にアクセントをつけ」
「ヤブツバキの紅花が目を惹き」
新緑も見られるようになってきた。
今日は、あちこちでフキノトウも見ることができた。
見ているだけで嬉しくなる。
ユリワサビもあちこちで見かけた。
小さくて可愛い花だ。
スミレを見ていたら、
傍にヤマルリソウも咲いていた。
この花が咲くと、春が始まった感じがする。
そして、ホソバナコバイモ。
まだ開花はしていなかったが、
開花準備を整えていた。
今日も「一日の王」になれました~