一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

鬼ノ鼻山 ……忙しい日は、ママコナの咲く裏山へ……

2011年10月20日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
今日は忙しい一日だった。
朝から雲ひとつない晴天で、
山へ行きたい気持ちを抑えつつ用事をこなした。
帰宅したのは午後3時過ぎ。
この時間からだと、普通は山に登れない。
だが私は登るのだ。(笑)
遠くへは行けないけど、裏山だったら、大丈夫。
デイパックに水とカメラを入れて、鬼ノ鼻山へ向かう。

途中、天ヶ瀬ダムに立ち寄る。
ここから見る天山が好きなのだ。
午後から雲が出てきたので、それだけがちょっと残念。


ツリフネソウは終盤を迎えていたけれど、まだまだ美しい。


クサギの実も絶妙の色合い。


秋は、種までもが美しい。


ねっ。


日が傾いてきたので、林の中の木漏れ日も細長くなってきた。


今日は、鬼ノ鼻山直登ルートへ。


草だけでなく、木も刈られている。
登山道と言うより防火帯かな。


展望台に到着。(山頂ではないよ)


4日前に自然観察会をした八幡岳が見える。


白石平野の向こうに、幽かに有明海が見える。


鬼ノ鼻山山頂へ向かう。


鞍部から山頂を見上げる。
大きな木も切られていて、ちょっとビックリ。
草も刈られているので、花はあまり期待できないかな?


鬼ノ鼻山山頂に到着。


山頂から南を見た風景。


同じく、西を見た風景。


同じく、北を見た風景。
この鬼ノ鼻山山頂は、見晴らしが抜群なのだ。


聖岳への縦走路を歩き出す。
鬼の石像に御挨拶。


サザンカの小径。
12月には、花でいっぱいになる。


秋型のセンボンヤリを発見。
秋型の頭花は閉鎖花で、筒状花のみからなる。
総苞は筒状で長さ15mm程度。
センボンヤリの和名の由来は、この秋型からきてるんだよね。


春に、同じ場所で見た春型のセンボンヤリ。
美しさでは、やはりこちら。


花束のようなツワブキの花。


鬼ノ鼻山には、ママコナがたくさん咲くのが嬉しい。


おや、白花のママコナが……


ねっ、真っ白だよ。


アキノキリンソウもたくさん咲いている。


ヌマダイコンの白いブラシもカワイイ。


標高464.4mの二等三角点まで来て、引き返す。


夕日を浴びて、落ち葉の道が輝く。


ここは私の庭。
ゆっくり帰ろう。

この記事についてブログを書く
« 八幡岳の秋をたずねて2011 …... | トップ | 映画『一命』 ……原作者・滝口... »