一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

鬼ノ鼻山から聖岳へ ……サザンカの咲く縦走路と、アキノキリンソウの咲く林床……

2019年12月10日 | 鬼ノ鼻山・聖岳

12月9日(月)
もうそろそろ、
鬼ノ鼻山から聖岳への縦走路に、
サザンカが咲き揃う頃ではないかと思い、
行ってみることにした。

朝はかなり冷え込んでいた。
車のフロントガラスは凍っていたし、
外は一面、霜が降りていた。




だが、陽が当たる場所では、霜はすぐに融けて、
ホトケノザや、


ナズナなどの花が輝いており、


まるで春が来たようであった。


天ヶ瀬ダムから見た天山。
朝は快晴であったが、
この後、雲が次第に増えていった。


今日も、「憩いの森」からとりつく。


黄葉した林の中をゆっくり歩いて行く。


第一展望所から、


“鬼の展望台”へ向かって登って行く。


登る途中で、
センボンヤリの秋の閉鎖花を見かける。


開きかけの閉鎖花と、


開いた冠毛。


“鬼の展望台”へ到着するが、
草刈りが行われていたので、
邪魔をしないように、すぐに山頂の方へ向かう。


いったん下って、登り返す。


鬼ノ鼻山山頂(434.6m)に到着。


眺めは“鬼のテラス”の方がイイので、
先へ進む。


“鬼のテラス”に到着。


眺めを楽しむ。


晴れてはいるが、遠くは霞んでおり、


雲仙は見えなかった。


“みはらしの丘”に到着。


ここからの眺めも素晴らしい。


“みはらしの丘”を過ぎると、
いよいよサザンカの花が咲き揃う道となる。


少し歩いて、振り返る。


昨年(2018年)に比べると、
花がやや少ない。


これからもっと増えていくのかどうかは、まだ分らないが、
これだけ咲いていれば、まずまずだ。


その後も、美しい縦走路を軽快に歩いて行く。


弁天山の三角点(464.4m)を通過。


右折して、下って行くと、
紅葉した木があって、


その先に、クスノキの群生林が広がる。


日露戦争の記念樹として、
明治37年頃から5年間にわたって約5万本が植えられたそうだが、
(なので樹齢は110年~115年くらい)
現在は約800本が残っており、




美しい林を形成している。




ここから聖岳にとりつく。


急坂をゆっくり登って行く。


聖岳山頂(416m)に到着。


ここからも素晴らしい眺め。


聖岳山頂付近では、まだ紅葉が見られ、




なんだか得した気分だった。


その後は、私だけの散歩道を歩き、


花満載のサザンカや、


紅葉した木々や、


咲く時期を間違えているスミレや、


もう12月も半ばなのに、まだ咲いているアキノキリンソウなどを楽しんだ。


今日も一日の王になれました~

この記事についてブログを書く
« 映画『少女邂逅』 ……モトー... | トップ | 映画『恋のしずく』 ……爽や... »