一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登吾留山 ……「バイカイカリソウがもう咲いていたよ!」 「びっくりぽんや!」……

2016年01月06日 | 登吾留山
冬だというのに、暖かい日が続いている。
年末にはフクジュソウ開花の知らせがあったし、
年明け早々にはマンサク開花の情報が飛び込んできた。
「びっくりぽん!」である。
早春の花の開花時期が、
例年より1~2ヶ月も早まっているような気がする。

だとするならば、
佐賀県で(いや、九州で)、バイカイカリソウが真っ先に咲くあの場所では、
もうすでに開花しているのではないか……


そう考えると、
居ても立っても居られない気分になった。(笑)
で、まだ1月6日だというのに、
登吾留山へバイカイカリソウを探しに行ったのだった。

登吾留山の麓には、
美しい小川が流れている。




傍らにはオドリコソウが咲いていた。


下からマクロ撮影すると、
得も言われぬ美しさ。


まん丸のタンポポの綿毛があった。


日本在来種のタンポポは、
3月~5月が開花時期となり、
4月~6月初旬くらいに綿毛が飛び始めるので、
この時期に綿毛ということは、
セイヨウタンポポかな。


ここから登って行く。


登山道の両側には、ヒメウズが咲いていた。


小さな花だが、
マクロ撮影すると、ナカナカ。


ゆっくり登って行く。


スミレが咲いている。


こんな道が好きだ。


野菊もたくさん咲いている。




冬の里山歩きは楽しい。


この辺りには、


ヤブツバキが咲いていた。


よく整備された道である。


地元の方々の愛を感じる。


こんな細い道も通る。
左側が切れ落ちているので、注意が必要。


ここから右へ上がって行く。


もうすぐ山頂。


ここを登り切ると、山頂。


山頂は、一方だけが開けており、
眺めもまずまずであった。

一応、山頂も踏んだことだし、
バイカイカリソウを探しに行く。

〈まさか、1月6日に、咲いてはいないだろう……〉
と、あまり期待せずに探しにきたのだが、
いつもの場所に、いつものように咲いていて、ビックリ。


花期が4~5月とされているバイカイカリソウ。
登吾留山では、
一昨年(2014年)は、2月20日に、
昨年(2015年)は、2月15日に開花を確認した。
ところが、今年(2016年)は、今日(1月6日)である。
「おいおい、まだ1月初旬だよ!」
と思わず声をかけてしまった。
それにしても美しい。


こっちにも咲いている。


いいね~


本当に愛らしい。


こちらの花も美しいが、


よく見ると、奥の花はもう萎れて変色している。
ということは、もっと以前にも咲いていたということだ。
「びっくりぽんや~!」
おそらく、年末か元旦の頃にはすでに咲いていたのだ。


蕾もあったので、
これからもバイカイカリソウの花を楽しめることだろう。


驚きと、感動を得て、
登吾留山を後にしたのだった。
今日も「一日の王」になれました~

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