今日はあまりに好いお天気だったので、今日という一日をまるごと自分のために使おうと思った。
なんという贅沢。
最近は、休みの日でもいろいろと用事が多く、早朝登山や半日登山がほとんどだった。
佐世保の実家に行くことも多く、自分の家から実家に向かう途中にある山にせざるをえないという事情もあった。
今日という一日は、かねてより行きたいと思っていた多良山系に足を向けよう。
くじゅうほどの豪華さはないが、多良山系も秋色に染まりつつある。
くじゅうの真っ赤に染まった紅葉は見事だが、ピークを過ぎると一気に色褪せる。
それにひきかえ多良山系のように緑や黄色が主体の「黄葉」だと、永く楽しめるような気がする。
私などむしろこちらの「黄葉」の方が好きだ。
地味だが、ほのぼのとしたこの秋色が好きだ。
そして静かな山歩きを好む。
紅葉で人気の山は、うんざりするほどの人の波。
平日の多良山系は、あまり人にも会わず、ひとり歩きが楽しめるに違いない。
「男に生まれてきて良かった」と思うことは多い。
気兼ねなく山をひとりで歩くことができる――というのは、その最たるもの。
最近では、女性の単独行も随分増えてきた。
先日、天山に早朝登山した時にも、単独の女性に会って驚いた。
「山頂で朝食してました」と言って笑っておられたが、早朝に山で女性の単独者に会うとやはりこちらの方が気を遣ってしまう。
このように増えつつある女性の単独行だが、やはり女性の場合はいろいろと制約も多いし、危険が伴う場合が多いような気がする。
現在発売中の『山と溪谷』11月号は、単独行を特集していて、そのタイトルは、
《山はひとりで。》
サブタイトルは、
《よろこびも、厳しさもひとりじめ》
『山と溪谷』も『岳人』も、この「ひとり歩き」特集は人気があるのか、年1回は企画しているような気がする。
私も単独行が多いので、面白く読んだ。
興味がある方は、ぜひぜひ……
ということで、今日は多良山系をひとり歩きで存分に楽しもうと思う。
そこで考え出したコースは、
黒木~舞岳~経ヶ岳~平谷越~中山越~多良岳~座禅岩~六体地蔵分岐~六体地蔵~金泉寺~西野越~黒木
8:13
黒木に到着。
まずはいつもの場所で経ヶ岳に御挨拶。
8:33
ストレッチをして、黒木登山口を出発。
舞岳への尾根ルートにとりつく。
急登の連続で、汗が噴き出してくる。
自分の後ろ姿を、セルフで撮影してみる。(コラコラ)
9:30
展望岩から黒木郷を眺める。
私の大好きな場所。
9:55
舞岳山頂に到着。
可愛い標識が出迎えてくれる。
10:07
舞岳山頂から少し下った所から眺めた経ヶ岳南壁。
緑と黄と赤がほどよく混ざり合って、絶妙の配色をみせる。
これぞ多良山系の秋色。
10:23
中山越から経ヶ岳へのルートに合流。
山頂直下には、真っ赤な紅葉も……
10:45
経ヶ岳山頂に到着。
山頂にはひとりの中年男性がおられたのみ。
ここまで誰にも会わずに単独行を楽しめた。
山頂は、周囲の木々が刈り取られ、寒々とした光景。
葉が落ちてしまうと、その感は一層増すだろう。
標識の横に、「国有林からのお願い」と題するこのようなものが立てられていた。
山頂から下を覗き込むと、紅葉が……
10:55
平谷越に向かって出発。
秋色の木々のトンネル。
素敵な気分。
リンドウの花が咲いていた。
この時期、花は少ないので嬉しかった。
岩場から見たタワラギ山。
こちらも程よく秋色に染まっている。
11:11
平谷越通過。
11:14
黄金色に輝くヒメシャラに出逢う。
荘厳な雰囲気。
11:18
ソウメンの滝を通過する。
滝は涸れていた。
11:35
中山越で小休止。
12:03
笹ヶ岳鞍部に到着。
ここで昼食。
三俣山では肉うどんだったので、今日は月見うどん。
この料理、ガスストーブに点火して3分で出来上がる。
早くて、旨くて、心も躰も温まる。
周囲の黄葉を眺めながらの贅沢なランチタイム。
12:40
笹ヶ岳鞍部を出発。
ここから先は、本当に美しい秋色の縦走路だった。
誰にも会わず、静かなひとり歩き。
今日は多良山系に来て本当に良かった。
13:07
中山キャンプ場分岐通過。
13:21
多良岳・国見岳分岐に到着。
最初に国見岳の方へ。
ここも秋色のトンネル。
私はこの国見岳の雰囲気、好きだな~
13:34
多良岳山頂に到着。
天気は好いのだが、午後から霞んできて、展望は思ったほど良くない。
山頂で会った中年男性が、「中国のせいだ」と言っていたので、「?」と思ったのだが、黄砂のことを言ってたのかな?
早々に座禅岩の方に向かう。
13:46
座禅岩に到着。
ここからの眺めも霞んでいてあまり良くないが、淡い秋色が目に心地よかった。
座禅岩から少し下った所から見たこの風景が素晴らしかった。
緑と黄と赤のハーモニー。
これぞ多良山系の秋色。
しばらくここから動けなかった。
14:12
金泉寺に到着。
随分立派なものが建っていた。
14:19
西野越通過。
オオキツネノカミソリ群生地は、このようになっていた。
ここも秋色。
15:03
黒木登山口に到着。
今日は、6時間ちょっと山に浸っていた。
私の躰までが秋色に染まってしまったようだ。
本当に贅沢な一日。
最後に、いつのも場所で、経ヶ岳に御挨拶。
「ありがとう、また来るからね~」
なんという贅沢。
最近は、休みの日でもいろいろと用事が多く、早朝登山や半日登山がほとんどだった。
佐世保の実家に行くことも多く、自分の家から実家に向かう途中にある山にせざるをえないという事情もあった。
今日という一日は、かねてより行きたいと思っていた多良山系に足を向けよう。
くじゅうほどの豪華さはないが、多良山系も秋色に染まりつつある。
くじゅうの真っ赤に染まった紅葉は見事だが、ピークを過ぎると一気に色褪せる。
それにひきかえ多良山系のように緑や黄色が主体の「黄葉」だと、永く楽しめるような気がする。
私などむしろこちらの「黄葉」の方が好きだ。
地味だが、ほのぼのとしたこの秋色が好きだ。
そして静かな山歩きを好む。
紅葉で人気の山は、うんざりするほどの人の波。
平日の多良山系は、あまり人にも会わず、ひとり歩きが楽しめるに違いない。
「男に生まれてきて良かった」と思うことは多い。
気兼ねなく山をひとりで歩くことができる――というのは、その最たるもの。
最近では、女性の単独行も随分増えてきた。
先日、天山に早朝登山した時にも、単独の女性に会って驚いた。
「山頂で朝食してました」と言って笑っておられたが、早朝に山で女性の単独者に会うとやはりこちらの方が気を遣ってしまう。
このように増えつつある女性の単独行だが、やはり女性の場合はいろいろと制約も多いし、危険が伴う場合が多いような気がする。
現在発売中の『山と溪谷』11月号は、単独行を特集していて、そのタイトルは、
《山はひとりで。》
サブタイトルは、
《よろこびも、厳しさもひとりじめ》
『山と溪谷』も『岳人』も、この「ひとり歩き」特集は人気があるのか、年1回は企画しているような気がする。
私も単独行が多いので、面白く読んだ。
興味がある方は、ぜひぜひ……
ということで、今日は多良山系をひとり歩きで存分に楽しもうと思う。
そこで考え出したコースは、
黒木~舞岳~経ヶ岳~平谷越~中山越~多良岳~座禅岩~六体地蔵分岐~六体地蔵~金泉寺~西野越~黒木
8:13
黒木に到着。
まずはいつもの場所で経ヶ岳に御挨拶。
8:33
ストレッチをして、黒木登山口を出発。
舞岳への尾根ルートにとりつく。
急登の連続で、汗が噴き出してくる。
自分の後ろ姿を、セルフで撮影してみる。(コラコラ)
9:30
展望岩から黒木郷を眺める。
私の大好きな場所。
9:55
舞岳山頂に到着。
可愛い標識が出迎えてくれる。
10:07
舞岳山頂から少し下った所から眺めた経ヶ岳南壁。
緑と黄と赤がほどよく混ざり合って、絶妙の配色をみせる。
これぞ多良山系の秋色。
10:23
中山越から経ヶ岳へのルートに合流。
山頂直下には、真っ赤な紅葉も……
10:45
経ヶ岳山頂に到着。
山頂にはひとりの中年男性がおられたのみ。
ここまで誰にも会わずに単独行を楽しめた。
山頂は、周囲の木々が刈り取られ、寒々とした光景。
葉が落ちてしまうと、その感は一層増すだろう。
標識の横に、「国有林からのお願い」と題するこのようなものが立てられていた。
山頂から下を覗き込むと、紅葉が……
10:55
平谷越に向かって出発。
秋色の木々のトンネル。
素敵な気分。
リンドウの花が咲いていた。
この時期、花は少ないので嬉しかった。
岩場から見たタワラギ山。
こちらも程よく秋色に染まっている。
11:11
平谷越通過。
11:14
黄金色に輝くヒメシャラに出逢う。
荘厳な雰囲気。
11:18
ソウメンの滝を通過する。
滝は涸れていた。
11:35
中山越で小休止。
12:03
笹ヶ岳鞍部に到着。
ここで昼食。
三俣山では肉うどんだったので、今日は月見うどん。
この料理、ガスストーブに点火して3分で出来上がる。
早くて、旨くて、心も躰も温まる。
周囲の黄葉を眺めながらの贅沢なランチタイム。
12:40
笹ヶ岳鞍部を出発。
ここから先は、本当に美しい秋色の縦走路だった。
誰にも会わず、静かなひとり歩き。
今日は多良山系に来て本当に良かった。
13:07
中山キャンプ場分岐通過。
13:21
多良岳・国見岳分岐に到着。
最初に国見岳の方へ。
ここも秋色のトンネル。
私はこの国見岳の雰囲気、好きだな~
13:34
多良岳山頂に到着。
天気は好いのだが、午後から霞んできて、展望は思ったほど良くない。
山頂で会った中年男性が、「中国のせいだ」と言っていたので、「?」と思ったのだが、黄砂のことを言ってたのかな?
早々に座禅岩の方に向かう。
13:46
座禅岩に到着。
ここからの眺めも霞んでいてあまり良くないが、淡い秋色が目に心地よかった。
座禅岩から少し下った所から見たこの風景が素晴らしかった。
緑と黄と赤のハーモニー。
これぞ多良山系の秋色。
しばらくここから動けなかった。
14:12
金泉寺に到着。
随分立派なものが建っていた。
14:19
西野越通過。
オオキツネノカミソリ群生地は、このようになっていた。
ここも秋色。
15:03
黒木登山口に到着。
今日は、6時間ちょっと山に浸っていた。
私の躰までが秋色に染まってしまったようだ。
本当に贅沢な一日。
最後に、いつのも場所で、経ヶ岳に御挨拶。
「ありがとう、また来るからね~」