7月6日(木)part2
仙丈ケ岳の登頂を果たした私は、
次に、大仙丈ケ岳へと向かった。
なんて美しい風景なんだろう。
残雪の向うに見える北岳も、喩えようもなく美しい。
こんな風景の中にいられるという幸福感。
チシマアマナや、
ミヤマシオガマ、オヤマノエンドウなどが咲いている。
大仙丈ケ岳への道は、途中から痩せ尾根となり、なかなか険しい。
注意して歩いて行く。
左手に見える北岳と間ノ岳が見守ってくれている。
ゆっくり歩いて行く。
ハクサンイチゲに出逢い、
風景と一緒にパチリ。
いいね~
ツガザクラもたくさん咲いている。
カワイイ~
シロウマナズナや、
イワベンケイなどにも出逢えた。
この偽ピークの先に、
大仙丈ケ岳が見えてきた。
大仙丈ケ岳(2975m)に到着。
雲海と一緒に、カカポくんもパチリ。
ここから先の仙塩尾根に思いを馳せる。
ズーム。
彼方に見える塩見岳がカッコイイ。
さあ、戻ろう。
痩せ尾根に咲く花は、
青空や、
雲海と一緒に撮ると、一層映える。
岩壁に一輪咲く花。
いいね~
仙丈ケ岳に戻ってくる。
仙丈ケ岳から大仙丈ケ岳まで、
1時間半ほどで往復した。(大仙丈ケ岳での休憩時間を含む)
ここからカールの縁を周回するように、
仙丈小屋へと下りて行く。
カールの縁にもたくさんの花が咲いている。
まだ雪もたくさん残っている。
カールの底へ下りてくる。
仙丈小屋で、しばし休憩。
ここからも、今日の宿泊先である馬ノ背ヒュッテへ行けるのだが、
明日の朝にトラバース道を通って北沢峠へ下りるので、
(バスの時間に間に合うように早朝に出発するので、どんな道が知っておきたい)
あえて遠回りして5合目まで下って、
そこからトラバース道を通って、馬ノ背ヒュッテへ行くつもり。
さらば、仙丈小屋。
小仙丈ケ岳でしばし休憩。
5合目まで下り、
ここから馬ノ背ヒュッテへと向かう。
雪崩痕などがあり、数日前まで通行止めだったトラバース道、
正直、この道にはあまり期待していなかったのだが……
私好みの素晴らしい道だった。
滝のような急峻で小さな沢をいくつも横切る道で、
ワイルドで変化に富み、ワクワクさせられた。
ここは道の部分の雪はすでに溶けていたが、
このように小さな雪渓を横切ることもあり、
見上げると、このような美しい風景に出逢えた。
ズーム。
いいね~
この小さな沢の周辺は、
雪解け後の早春のようで、
可愛い花がいくつも咲いていた。
藪沢小屋の横を通過。
最後に待っていたのは、
この美しい風景だった。
雪壁に刻まれたステップを歩き、
渡り終えて振り返る。
そして美しい雪の壁を眺める。
なんて素敵な風景なんだろう。
7月に桜(タカネザクラ、ミネザクラ)を見ることができるなんて……
幸せ過ぎる。
マイヅルソウや、
シナノキンバイも出迎えてくれた。
そして、馬ノ背ヒュッテに到着。
果たして、どんな山小屋なんだろう……