原題：『Liam Gallagher : As It Was』
監督：ギャビン・フィッツジェラルド/チャーリー・ライトニング
撮影：Ｊ・Ｊ・ロルフ
出演：リアム・ギャラガー/ポール・ギャラガー/デヴィッド・アドコック/ポール・アーサーズ
２０１９年/イギリス
何を介しても届かない「兄弟愛」について
兄のノエルとの頻繁な大喧嘩はファンなら誰でも知っていることだったが、リアムがそれでも死ぬまでオアシスを続けるつもりだったと告白していることに驚かされた。もしかしたら同国の先輩である兄のレイと弟のデイブのデイヴィス兄弟が仲が悪いながらも活動を続けたロック・バンド「キンクス（The Kinks）」が頭の片隅にあったのかもしれない。
ここではリアムがソロとして活動するきっかけの曲となった「ボルド」を和訳しておきたい。リアムのノエルに対する「ラブソング」だと思うが、今のところ弟の想いが兄に伝わっているようには見えない。因みに原題の意味は「その当時の実情では、しかしそうではなかったから」となる。
「Bold」 Liam Gallagher 日本語訳
おまえの名前は俺の数々の大騒動のリストから削除するつもりだ
俺は俺の魂を歌うことで
これらの憂鬱さを振り払うつもりだ
もう大丈夫だから
今は大丈夫なんだ
目覚めた俺はおまえの声を聞く
「昨日を追いかける愛に価値など無い」と
もう大丈夫だから
今は大丈夫なんだ
分かっている
俺がずっと不遜であることは
人に言われると行動しなかったんだ
分かっている
おまえの魂は冷静で
俺が言われたことはおまえはしなかったんだ
俺が９時から５時までおまえを探し求めているわけではない
甘く貴重な時間を無駄にすることに飽き飽きしているんだ
もう大丈夫だから
今は大丈夫なんだ
分かっている
俺がずっと不遜であることは
言われると行動しなかったんだ
分かっている
おまえの魂は冷静で
俺が言われたことはおまえはしなかったんだ
それを俺に任せて欲しい
分かっている
俺がずっと不遜であることは
言われると行動しなかったんだ
分かっている
おまえの魂は冷静で
俺が言われたことはおまえはしなかったんだ
Liam Gallagher - Bold [Live at Pinkpop Festival - 05-06-2017]
