シロメ
2010年/日本
悪魔への魂の売り方
総合
20点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
フェイク・ドキュメンタリーとして「ももいろクローバー」というアイドルのプロモーション作品をホラー映画として撮った蛮勇は評価したいのであるが、成功していないと思う。
ホラー映画の宿命で終始映像が暗いために「ももいろクローバー」の6人のメンバーの顔がはっきりとせず、プロモーションとして失敗している。それではホラー作品としてどうなのかといえば、観客を映像自体で怖がらせたいのか、メンバーたちの言動を通して怖がらせたいのかはっきりしない。せめて最後はお経が流れる部分で終わらせれば不気味な余韻を楽しむことができたのかもしれないが、やはりアイドル映画としてお決まりの最後のネタばれを流してしまうために、全てが中途半端になってしまい、本当に作品内でメンバーたちが言うように「悪魔に魂を売ってでも今年のNHKの紅白歌合戦に出場したい」のか彼女たちの本気度が伝わってこない。AKB48の勢いとKARAや少女時代などの韓国のガールズグループの話題性の中で「ももいろクローバー」は完全に埋もれてしまっている。女性ファンを獲得しなければ紅白出場は無理だと思う。
そもそも画質が悪いためにわざわざ映画館で観るほどの作品になっていないのであるが、平均年齢が15.3歳と若いのでまだ悲観する必要もないであろう。
代表監督は超大物!ペケルマン氏と合意(日刊スポーツ) - goo ニュース
この日刊スポーツの記事によるとサッカーの次期日本代表監督に、元アルゼンチン
代表監督のホセ・ペケルマンの就任が決定的になったらしいが、日本サッカー協会
は先ほど、日本代表の新監督にイタリア人でイタリア1部リーグ前ユベントス監督の
アルベルト・ザッケローニが就任することで基本合意したと発表してしまった。つまり
これは日刊スポーツの大誤報となるのか、スポーツ新聞ではよくあることなので特別
に問題視されないのかよく分からないが、結局、明日の記者会見に誰が現れるのか
楽しみではある。監督としての実績から判断すると最近あまり活躍が目立たない
ザッケローニの方がギャラが安かったから選んだような公算は大である。
「がっかり」「10年後は…」 日本の高齢者不明問題 海外でも強い関心(産経新聞) - goo ニュース
2010年8月29日の毎日新聞朝刊の「時代の風」という欄に精神科医の斎藤環が
「ひきこもりと所在不明高齢者」という文章を寄せている。斎藤によれば、ひきこもり
人口の調査も、個人の生死や安否の確認も、児童相談所の強制立ち入り調査も
強固な“家族の壁”に阻まれているらしい。
「それにしても、なぜ『家族の壁』はかくも強固なのか。/私には、これが家族による
国家への抵抗であり、もっといえば消極的復讐であるように思われてならない。
どういうことだろうか。/ひきこもり青年、高齢者、児童。この3者には共通点がある。
いずれも社会的な弱者であるということ。いずれも政府がそれぞれの個人を直接に
保護する施策に一貫して消極的であったこと。その結果、彼らの支援は彼らの家族
に長らく“丸投げ”にされてきたこと。/確かに介護保険の導入などによって、状況は
いくらかましにはなったかもしれない。しかし日本における弱者保護のための社会
資源は、先進諸国中でも決して高い水準とはいえない。つまりこの分野では、政府
は依然として家族に依存しきったままなのだ。/こうした状況を長らく放置したツケが
『家族の壁』なのではないか。」
つまり斎藤環の、日本の“現在”の国家像は今の中国でさえ凌駕する共産主義
国家なのであろう。生まれたばかりでも、青年になっても、年老いても、つまり
いつでも懇切丁寧に国家が家族に介入してくれないために、“家族による国家への
抵抗であり、もっといえば消極的復讐”がなされているという理屈らしいが、日本は
共産主義ではないし、共産主義に移行する可能性はゼロなのだから、斎藤環の
理論はいつものように破綻してしまっている。結局、精神分析というのは科学では
ないために、一見もっともらしく見える文章がクズであることが多いので十分に注意
を払わなければならばい。
小沢氏「米国人は単細胞、英国は紳士面してる」(読売新聞) - goo ニュース
小沢氏「米国人は単細胞」=自身の政治塾で言及(時事通信) - goo ニュース
「小沢一郎首相」で普天間「国外移設」…川内氏(読売新聞) - goo ニュース
8月25日に催された「小沢一郎政治塾」の講演に於ける小沢一郎の発言を聞く
限り、小沢一郎は日本国内では剛腕を発揮できるのかもしれないが、「米国人は
好きだが、どうも単細胞なところがあってだめだ」、「決して米国人は利口だと思って
いないが、民主主義、危機にあたって国民の意思による選択がきちんと実行されて
いる事を非常に高く評価している」などのアメリカに対する発言が余りにもナイーブ
過ぎて、外交音痴を自ら露呈してしまっている。“小沢一郎首相”が誕生した場合、
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で「国外移設」を主張したとしても、小沢の発言
を聞いた“単細胞”のアメリカ人が素直に納得するはずがない。
「111歳」の長女と孫娘を逮捕 年金詐取容疑(朝日新聞) - goo ニュース
各地で相次ぐ高齢者所在不明問題のきっかけとなった事件が年金詐欺容疑で
刑事事件に至ったとなると、同様の問題は各地で起こっているわけだから、今後
老人の逮捕が相次ぐ ということになるだろう。基本的に当事者が死亡したことを
役所に届け出なければ年金が自動的に振り込まれる仕組みなのだから、感覚的
にはこれも各地で相次いでいる老人の万引きと同じように安易にやってしまう犯罪
だと思う。支払われなければならない人たちには支払われずに、既にこの世に存在
しない人たちに支払われてしまっている日本の年金制度は今回の件で改善している
どころかますます酷くなっていることが露呈されてしまったのである。
特攻野郎Aチーム THE MOVIE
2010年/アメリカ
否められたメッセージ
総合
0点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
何故今頃になって『特攻野郎Aチーム』を映画化したのか理解に苦しむ。実際、制作側もストーリーの捻出に苦しんでいるようで、80年代に制作されたテレビドラマのような能天気な展開は抑え気味である分、痛快さに欠けていて、冒頭の特攻野郎たちが‘嬲られる’シーンはその後の彼らの傍若無人の‘言い訳’として描かれているのであろう。
しかし誰が見てもどうしても看過できないシーンがあった。“B.A.”B.A.バラカス軍曹が“ハンニバル”ジョン・スミス大佐にインドの政治指導者であるマハトマ・ガンディーの「暴力で成し遂げられた勝利は一時的なものであり、負けに等しい(Victory attained by violence is tantamount to a defeat, for it is momentary)」という言葉を知っているかと訊ねた時、ハンニバルは知っていると答えて更に「もしも私たちの心の内に‘凶暴性’があるのならば、無気力を覆い隠すために非暴力のマントを着るよりも‘凶暴’でいた方が良い(It is better to be violent, if there is violence in our hearts, than to put on the cloak of nonviolence to cover impotence)」というガンディーの言葉をバラカスに教え、結局バラカスは最後にパイクを殺してしまうのだが、これはガンディーの言葉を曲解しているとしか言いようがない。勿論ガンディーの言う‘violent’は‘勇気’を指しているのであり、いざと言う時には人を殺すことはやむを得ないという意味ではない(ちなみにその後は「いつだって‘凶暴’は無気力よりも好ましい。‘凶暴’な人は凶暴でなくなる望みがあるからであり、無気力な人にそのようなことは期待できない(Violence is any day preferable to impotence. There is hope for a violent man to become non-violent. There is no such hope for the impotent)」と続く)。いくら娯楽作品とはいえこのような誤ったメッセージを含んだ作品を評価する訳にはいかない。
大阪・京都、耳掃除サービス全面規制の怪(読売新聞) - goo ニュース
エステティックサロンなどで広く行われている耳掃除サービスを理容師が行うことを、
全国で大阪府と京都府だけが条例で禁じていることに関しては公平ではないという
ことで問題ではあると思うが、私は美容師に耳掃除サービスを求めない。以前も
書いたように基本的に耳は掃除をしなくても耳垢は自然と外に出てくるような仕組み
になっているのだから、耳を掃除する事は耳の内側を傷つけるという弊害が生じる
可能性の方が高いと思う。自分で掃除をした方が按配も分かるはずだし、結局、
耳掃除“サービス”と称しながら間接的に料金に反映されているような気がする。
宇多田ヒカルがアーティスト活動を年内で一旦休止にする理由は、フィリピン出身
の歌姫であるシャリースが全米アルバムチャートで初登場8位を記録したために、
その快挙にかなりのショックを受けて、必死をこいで頑張っていた彼女は音楽活動を
する気が失せたという噂があるようだ。全米アルバムチャートのベスト10内に入る
初のアジア人が日本人ではなくてフィリピン人だったのは残念だったが、確かに前兆
はあった。2007年からアメリカのロックバンドであるジャーニーのヴォーカリストを
務めたのはアーネル・ピネダというフィリピン人だった。フィリピン共和国は共用語と
して英語が用いられているのだから、日本人よりも有利な立場にいることは間違い
ないが、宇多田以上の才能が日本からそう簡単に現れるとは思えない。
史上3組目、宇多田、あゆ、そしてAKB(日刊スポーツ) - goo ニュース
私のような、この前の総選挙で選ばれた上位3人と各チームのリーダーの名前
くらいしか知らない者でも、道重さゆみのせいですっかり“やさぐれた”イメージが
ついてしまったモーニング娘。と比べれば楽しそうに見えるところが女性ファンも
獲得している理由だと思う。地道なライヴ活動のおかげでかなり実力と度胸もある
ようだから、結局、最後に笑うプロデューサーが小室哲哉でもつんく♂でもなく、
秋元康というのが癪に障るのであるが仕方がない。しかし有吉先生が指摘した通り
大島麻衣は卒業時期を完全に誤ったと思う。人気があるのかどうか知らないが、
秋元才加は小池栄子の後を継げるような雰囲気を持っているように感じる。
梨元勝さんが死去 直撃取材の芸能リポーター(共同通信) - goo ニュース
23日のフジテレビの「とくダネ!」という番組で芸能リポーターの前田忠明が興味
深い事を語っていた。梨元勝と前田忠明の“秘められた関係”と称して前田によれば
「不仲」はもとはといえば昔々、「僕たち、ライバル関係でいこう」と梨元から提案が
あり、それに賛同した結果なのだといい、まだ海のものとも山のものともつかぬ芸能
リポーター界を盛り上げるためだったらしいのだが、この“ライバル関係”の話は
実はタモリとビートたけしの話のパクリである。梨元勝が前田忠明を嫌っていた理由
はこのようにいつも情報をパクるからなのだが、体を張った人間が先に逝って、
ただ情報をパクるだけの人間がのうのうと作り話で生き残っているのが皮肉である。