MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

新聞を読まない理由

2009-02-28 00:00:40 | Weblog

「新聞なぜ読まない?」 首相「偏った記事多い」と答弁(朝日新聞) - goo ニュース

 相変わらず麻生の言っていることは訳が分からない。「自分のことが書いてあると

だいたい違うので新聞をあんまり読まない」と麻生は言っているが、違うのであれば

何故正さないのであろうか? 別に麻生の言論は弾圧されている訳でもなく、毎夕

インタヴューを受けているのだから、言いたいことを言えばいいのである。そもそも

新聞を読まないのに偏った記事が多いと何故分かるのか? 「新聞は読んでいない

のか」と念を押されると「名前の入った記事は読むようにしている」と何故“ブレる”

のか?日本国民が新聞をあんまり読まないとするならば、それは麻生が首相である

という現実が違っていて欲しいという切なる願いからだと思う。


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“参考”となる発言

2009-02-27 00:01:01 | Weblog

「えひめ丸事故で森内閣もやむなく沈没」自民・笹川氏(朝日新聞) - goo ニュース

 それにしても何故このような余計なことを言う必要があるのか理解に苦しむ。この

笹川の発言が不謹慎である理由は、えひめ丸が事故に遭遇した時に森内閣の対応

が悪かったのだが、笹川の言い草ではえひめ丸の沈没と一緒に森内閣も沈没して

しまったと聞こえる。つまりえひめ丸が事故などに遭遇しなければ森内閣も沈没せず

に済んだということになり、あたかも被害者であるえひめ丸が悪いように聞こえる。

笹川は聴衆を前にして“沈没”という言葉にかけてウケを狙ったのだろうが、この手

の“オヤジギャグ”は酒場でならともかく、政治家の発言としてあってはならない。

しかし次期選挙で誰を落選させればいいのか参考にはなる。


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同じ臭い

2009-02-26 00:02:18 | Weblog

得意のはずが…麻生さんの英語、米側「聞き取れない」(読売新聞) - goo ニュース

 私は麻生とオバマが向かい合って談笑しているところをテレビで見たのだが、最初

また麻生はやってしまったのかと思った。麻生は英語で話していたが、その麻生の

喋り方が私には中川昭一がイタリアで曝した醜態と同じように見えたからだ。何故

またもや酔って会談しているのか最初は分からなかったのだが、麻生は酔っていた

のではなく、ただ英語で自分の言いたいことが言えなかっただけだったのである。

ウィキぺディアによると麻生はスタンフォード大学とロンドン大学に計3年留学して

いるのだが、驚くほど拙い英語である。3年も海外にいてあの程度でいられることが

逆に難しいと思うくらいである。何故あのレベルで英語が得意などと言えるのか

麻生には狩野英孝と同じ臭いがする。


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受賞できた本当の理由?

2009-02-25 00:07:59 | goo映画レビュー

米アカデミー賞 「繊細」「癒やし」世界魅了(産経新聞) - goo ニュース

 先日クリントン国務長官が就任最初の外遊先として日本を訪れた。そしてオバマ

大統領は就任最初に会談する外国首脳として日本の首相を選んだ。ハリウッドは

民主党支持である。アメリカの新聞記事では今回の日本の外国語映画賞の受賞は

意外と受け取られている。私は『おくりびと』も『つみきのいえ』も未見なので受賞する

に値する作品であるのかどうかは判断できないのであるが、今回、ノミネートされた

日本の2作品共がアカデミー賞を受賞できた理由の一つとして上記の事実から判断

すると外交上の“お土産”のような意図もないことはないような気がするのである。


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同様に不安

2009-02-24 00:21:00 | Weblog

麻生首相「チェンジとか言うが民主に任せることできるか」(読売新聞) - goo ニュース

 本当に麻生という人は自分の置かれている立場を理解できていないと思う。

「こういった政党に政権を渡したら不安だ」と日本の民主党を批判しているのだが、

今の国民にとっては麻生が首相をしている自民党の方が不安である。さっきも

まるで麻生は自分で学校の教科書の内容を変えさせられるような権限を行使できる

ような発言をしていたが、同じ不安であるのならば民主党に政権を渡しても構わない

であろう。麻生は民主党に政権を渡したら不安だといつも言っているのだが、何が

不安なのか具体的な事を言わないために結局よく分からない。何を考えている

のか分からない人に政権を任せることが一番の不安なのである。


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『チェンジリング』 100点

2009-02-24 00:02:43 | goo映画レビュー

チェンジリング

2008年/アメリカ

ネタバレ

その名は希望

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 この作品についてレビューを書こうとするならば、他のレビューと似たようなものになってしまうだろうから、あえて観点を変えて書いてみたい。
 まさかこの作品で主人公を女性に変えた『カッコーの巣の上で』(ミロス・フォアマン監督 1975年)を観ることになるとは思わなかった。『カッコーの巣の上で』の主人公マクマーフィは精神病院という‘体制’の中で抗い、やがて挫折してしまうという典型的なアメリカン・ニューシネマであったが、『チェンジリング』はそのような物語にさらなる奥行きを与えている。主人公であるクリスティンはマクマーフィと同じように正常であるにも関わらず精神病院へ送られてしまう。それと対照的に正気を失っているゴードン・ノースコットはやりたい放題に子供を殺すのである。ここまでならば普通の映画である。クリント・イーストウッド監督の特異さはここから発揮される。
 やがてノースコットの犯罪が明らかとなり、クリスティンは自由の身になるのだが、立場が入れ替わった時点から精神状態も変わってしまう。ノースコットは刑務所にいれられてから死刑になる日まで敬虔になるのだが、クリスティンは息子のウォルターが生きていることを信じて疑わず思いつめるために言動がおかしくなってくる。つまり『カッコーの巣の上で』のメッセージをクリント・イーストウッド監督はひっくり返したのである。
 クリスティンの狂気、その名は‘希望’。


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命の重さ

2009-02-23 16:47:31 | Weblog

麻生首相「いい加減な教科書変えた」「日教組と戦う」(朝日新聞) - goo ニュース

 麻生の自慢話。「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒の写真、こっちは犬と子供と

一緒の写真。両方家族ですって。おばあちゃんと犬は同じか。こんなふざけた話が

どこにあるんだと言って、やり合ったことがある」と“手柄話”を披露しているが、

現実に照らして考えてみればこれは決してふざけた話ではない。子供の数の減少

も伴ってペットを飼う人は増加しており、その上食費の観点から言えばペットとして

飼われている犬が“家族”の中で一番高いこともある。むしろ麻生の自慢話の方に

こそ問題がある。たかが犬という考え方が捨てられるペット数の増加を招いている

のである。


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『誰も守ってくれない』 100点

2009-02-22 22:33:18 | goo映画レビュー

誰も守ってくれない

2009年/日本

ネタバレ

警察という職業

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 この作品は加害者家族を保護する刑事の物語であるが、冒頭で断りがあるように警察は加害者家族を保護しているということを認めていない。つまりそのような事実はないということであり、この作品は存在しないことをフィクションとして描いているのである。そのように考えていくとこの作品にはおかしなところが多々ある。例えばネットの2ちゃんねるの利用者がわざわざ加害者の妹のボーイフレンドを買収してホテルの一室にカメラまで仕掛けて生中継などするだろうか?
 そもそもこの作品のタイトル「誰も守ってくれない」とは誰に対して言われているセリフなのだろうか? 恐らく一般的な理解では加害者の妹の沙織に対して言われるセリフであり、事実刑事の勝浦が沙織に言うわけであるが、沙織は勝浦に守られているのだから「誰も守ってくれない」と言うのはおかしな話なのである。
 むしろ誰にも守ってもらえていないのは勝浦本人である。勝浦は3年前のおとり捜査の失敗から心を病んでしまい、3年経っても治らないまま家族の崩壊の危機に迫られている。しかし家族修復のための旅行は仕事でできなくなり、味方だった娘にも愛想を尽かされる。記者の梅本には勝浦には直接関係の無い余計な恨みを買っていて、おとり捜査の失敗で子供を失った本庄にも本心では許されないままで、保護しているにもかかわらず沙織には居場所をばらされてしまい、ホテルではボコボコにされてしまう。
 この作品のタイトルに間違いがないとするならば、この作品の本当の主人公は全く誰にも守られていない勝浦であり、作品のテーマは加害者家族の保護というよりも加害者にも被害者にも嫌われる警察という職業の不条理さであろう。
 勝浦は作品冒頭で娘にプレゼントを買い、ラストでその同じプレゼントを沙織から手渡される。つまりあれだけ東奔西走した勝浦は初めからやり直す破目になるのである。
 この作品は最初から最後まで緊張感が途切れない、カフカの小説に通じるニヒルな笑いを誘う不条理劇であるのだが、笑いの入る余地を一切排除してあくまでもシリアスのフリを徹底した演出が素晴しい。


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マスクの下の本性

2009-02-22 14:09:49 | Weblog

サスケ保釈、被害者と一緒に写真撮りたい(日刊スポーツ) - goo ニュース

 ザ・グレート・サスケは今回の暴行容疑で逮捕された件に関して「正義感が暴走

してしまった」と釈明しているが、そもそもあらゆる戦争は“正義感の暴走”であるの

だから言い訳にはならない。無断であるにしても自分の写真を撮った人に対して

暴行を加えたくなるほど写真を撮られるのが嫌であるのならば、誰にも素の顔が

ばれていないのだから覆面を取って電車に乗ればいいのではないのだろうか?

かつて岩手県議まで務めていてそれくらいのことも考慮できないのであろうか?

「格闘家として未熟でした」と39歳にもなって言っていたのでは、一生未熟のままで

人生が終わってしまうだろう。


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『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』 80点

2009-02-22 00:00:24 | goo映画レビュー

ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー

2008年/アメリカ

ネタバレ

ミュージカルの豊富な遺産

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 せっかく同時期に公開されているのだから『マンマ・ミーア!』と絡めてこの作品のレビューをしてみたい。
 『マンマ・ミーア!』は言わずと知れたアバの曲を駆使して制作されたミュージカルである。アバは70年代から80年代前半まで活躍したグループである。
 ではこの『ハイスクール・ミュージカル』の楽曲はどうだろうか? 勿論全てオリジナルであるのだが、1981年から放送を開始したMTVが扱ったミュージックヴィデオの影響を受けていると思う。私が似ていると感じたのは下記のもの。

「Material Girl」 Madonna
「Dancing On The Ceiling」 Lionel Richie
「Say, Say, Say」
  Paul McCartney & Michael Jackson

 つまり『ハイスクール・ミュージカル』は『マンマ・ミーア!』後の80年代の音楽を包括しているのである。当然マイケル・ジャクソンもマドンナもそれ以前の映画やミュージカルの影響を受けているのであり、要するにアメリカのミュージカルというのは先人の後を引き継いでヴァリエーションを加えながら絶えず洗練させていっているのである。
 『マンマ・ミーア!』を観て考え込んでしまった私はミュージカルのストーリーは単純な方がノリ易くなると思う。私が高校生だったら100点満点である。


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