MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

「Volunteers」 Jefferson Airplane 和訳

2016-01-31 00:03:34 | 洋楽歌詞和訳

Jefferson Airplane - Volunteers (Audio)

米ロック歌手のポール・カントナー氏死去=「ジェファーソン・エアプレイン」

 アメリカのロックバンド「ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)」のリーダー

だったポール・カントナー(Paul Kantner)が亡くなった。ロックがカウンターカルチャー

であることは言うまでもないが、はっきりと反体制を謳ったのは「ジェファーソン・エアプレイン」

が最初のバンドだったと思う。それ故に「政治の季節」が終わった70年代頃からの「迷走」と、

80年代からの「スターシップ(Starship)」という商業路線はバンド存続のためには

やむを得なかったと思う。今更ながら「Airplane(飛行機)」を超えるために「Starship(宇宙船)」

と名付けたことに思い至った。以下、「ヴォランティアーズ(Volunteers)」の和訳。

「Volunteers」Jefferson Airplane 日本語訳

通りで何が起こっているのか見てみろよ
革命だ
革命だよ
俺も通りに出て踊るつもり
革命だ
革命だよ
出会う人々はみんな素敵じゃないか?
革命だ
革命だよ
老いた世代もあれば
分別がつく世代もあるが
この世代は方向性が定まっていない
スローガンを掲げよう
今おまえと俺の時代が来たんだ
革命だ
革命だよ
一緒に海に向かって行進しよう
革命だ
革命だよ
おまえから革命を奪おうとしているのは誰なんだ?
俺たちはどうなりたいんだ?
俺たちは誰なんだ?
俺たちは「アメリカ義勇軍」だ

通りで何が起こっているのか見てみろよ
革命だ
革命だよ
俺も通りに出て踊るつもり
革命だ
革命だよ
出会う人々はみんな素敵じゃないか?
革命だ
革命だよ
俺たちは「アメリカ義勇軍」だ


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『人妻集団暴行致死事件』

2016-01-30 00:04:13 | goo映画レビュー

原題:『人妻集団暴行致死事件』
監督:田中登
脚本:佐治乾
撮影:森勝
出演:室田日出男/黒沢のり子/酒井昭/深見博/古尾谷雅人/志方亜紀子/岡本麗
1978年/日本

列車や車よりも自転車が重宝される理由について

 主人公の一人である有田善作には尾関八重子という「友達」がいるのであるが、彼女が部屋の窓から覗くと3本の列車が走っているシーンが印象的で、それはもちろん後に有田と仲間の池本礼次と歌川昭三の三人が漁師で鶏卵業も営んでいる江口泰造の嫁の江口技美子を襲う暗示として機能しているのである。
 『(秘)色情めす市場』(1974年)と本作だけで田中登監督の気質を判断するのは早計ではあろうが、その見た目にも関わらず、以前浅草でテキ屋をしていたものの性格的に合わずに転職した泰造の真面目さや、逆に泰造の優しさが仇となって成人になったばかりの3人が技美子を集団暴行致死に至らしめ、さらに泰造が技美子が心臓に持病を抱えていることに気がつかずに、性交の際にも興奮して喘いでいるのだと錯覚しているというところなど、人は見た目とは違うという点にフォーカスが当てられているように思う。
 だから本作も実はメインストーリーは人妻集団暴行致死事件ではなく、しばしば登場してくる走る列車や車よりも、冒頭で有田が「乗り忘れ」ていて、ラストで仲良く有田と八重子が乗っている自転車こそが集団ではなく個別に乗るが故にトラブルに巻き込まれない秘訣だという描写にあるように見えるのである。


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『ザ・ウォーク』

2016-01-28 00:37:44 | goo映画レビュー

原題:『The Walk』
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ロバート・ゼメキス/クリストファー・ブラウン
撮影:ダリウス・ウォルスキー
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/シャルロット・ルボン/クレメント・シボニー
2015年/アメリカ

3Dと綱渡りの相性の良さについて

 8歳の時に観劇したサーカスに魅せられた主人公のフィリップ・プティは独学で綱渡りやジャグリングをマスターし、サーカスの座長のパパ・ルディに練習の成果を見せ入団することになるが、観客に対する敬意の見せ方を巡りパパ・ルディと対立したフィリップは大道芸人としての道を歩みだす。しかし技が大きくなるほど綱渡りの技術だけでなく、ワイヤーの張り方も工夫しなければならなくなったことからフィリップは再びパパ・ルディに教えを乞うことになる。
 1971年6月にパリのノートルダム大聖堂の2つの塔の間の綱渡りに成功したフィリップは1974年8月7日、彼が25歳になる直前にニューヨークのワールド・トレード・センター間の綱渡りに挑むことになる。
 地上に近いと観客の反応で綱渡りに集中できないため、却って周囲が見えないくらい高い方が成功しやすいというアイロニーや、400メートルを超える高さで綱渡りをすることで、自分のために世界があるような錯覚に囚われ、逆にパパ・ルディの教えが理解できるようになり、素直に人々に感謝するようになるというフィリップの心境の変化が上手く表現されているように思う。


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『ハーモニー』

2016-01-27 00:49:50 | goo映画レビュー

原題:『ハーモニー』
監督:なかむらたかし/マイケル・アリアス
脚本:山本幸治
出演:沢城みゆき/上田麗奈/洲崎綾/榊原良子/大塚明夫/三木眞一郎/森田順平
2015年/日本

「ニュー・アカデミズム」の「敗北」について

 主人公の霧慧トァンは御冷ミァハと零下堂キアンと高校の同級生で仲良しだった。ミァハはかなりの優等生で、この「健康すぎる社会」に反感を持っており、「悪」がこの世から無くなれば「善」も無くなり私たちは「恍惚」の中で生きるしかないという理由で3人で自殺をしようと試みるものの、ミァハだけが亡くなってしまう。
 それから13年が経過し、相変わらず「健康すぎる社会」に馴染めないトァンはWHO螺旋監察事務局の上級監察官として平和維持活動の名の下にタバコや酒など「不健康なもの」を闇ルートで現地の住人と取り引きしていた。
 一旦、日本に戻って来たトァンは久しぶりにキアンと再会し、一緒に昼食を取っている最中に、「同時多発自殺事件」が発生しトァンの目の前でキアンがナイフを首に刺して自殺する場面を目撃してしまう。
 この事件をきっかけに自分の父親の霧慧ヌァザの生存を確信したトァンはチェチェンの山奥で生きていたミァハと再会し、最終的にはトァンはミァハを殺してしまうのである。
 フランスの哲学者であるミシェル・フーコー(Michel Foucault)の思想が反映されている本作はストーリーそのものは単純ではあるが、人の生死をあるがままにしておくという古い死生観から、生死を管理しようという新しい社会の死生観の変化に対する「異議申し立て」という内容はなかなか難解なものである。特にラストでミァハを殺してしまうトァンの殺害動機をどのように捉えればいいのかよく分からないが結局「ハーモニー」を重んじたというのであるならば、これは「敗北」と捉えられても仕方がないのではないだろうか。


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『映画 ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』

2016-01-26 00:29:20 | goo映画レビュー

原題:『映画 ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』
監督:高木淳
脚本:さくらももこ
出演:TARAKO/中川大志/劇団ひとり/パパイヤ鈴木/渡辺直美/ローラ
2015年/日本

挨拶だけで非難される原因について

 まず最初に本作に関する記事を引用してみたい。
 「おや懐かしい。映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』が23日から公開された。アニメ放送から25周年を記念しての映画化だ。(中略)香港でも映画の予告編がネット動画で流れ、期待が高まっていた。ところが最近、『おかしい』という不満や怒りの声が出ている。『日本人は香港人と広東語の深い結びつきを知らなすぎ』と香港通のライター、原智子氏が憂慮している。どういうこと?/外国から来た子のなかに『香港のシンニーちゃん』がいる。予告編のミニ語学講座で、香港語の『ありがとう』は『謝々(シェイシェイ)』だと教える。香港人はがっかり。/香港で日常使われる言語は広東語で、ありがとうは『多謝(トーチェ)』。『謝々』は大陸で使われる標準中国語だ。『シンニーはきっと香港から来た子ではない』。確かに、画面の表示は大陸で使う簡体字。香港の繁体字ではない。(中略)香港の若者にとって、広東語は1国2制度の重要な要素なのだ。『その重さに日本人は無知』と原氏は嘆いている。」(「不思議な香港少女」『木語』金子秀敏 毎日新聞 2015.12.24)
 その後日談も引用しておく。
 「新年に、香港から明るい情報だ。昨年末、アニメ映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』の予告編に北京語を話す謎の香港少女が登場した問題は、封切りしたら広東語になっていた。/香港ファンの反発を知り、『ありがとう』という『謝々』を、「ニーハオ」(こんにちは)の広東語「レイホウ」にして、めでたし、めでたし。よくぞ短時間に修正できたものだ。」(「香港版拉致事件」『木語』金子秀敏 毎日新聞 2016.1.7)
 しかし日本においてはローラが演じる香港の少女シンニーちゃんが唯一発する母国語は「ニーハオ」で、さすがに原作者で脚本も担っているさくらももこもそこまで中国に関して詳しくなかったのであろうが、「ニーハオ」を「レイホウ」にしたらしたで耳慣れない言葉に日本の観客はざわつくかもしれない。言葉でここまでこじれる要因は物語の時代設定にもあると思う。映りこんでいたカレンダーから判断するならば、いつも通りの1974年7月で、当時まだ香港はイギリス領だったし、2014年には香港反政府デモもあったから香港人が見る目が厳しいのだと思う。

日本では「中国崩壊論」が根強く存在・・・「脅威論」までも=中国メディア


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『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』

2016-01-25 00:13:30 | goo映画レビュー

原題:『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』
監督:高橋滋春/ウシロシンジ
脚本:日野晃博/加藤陽一
出演:戸松遥/小桜エツコ/悠木碧/関智一/重本ことり/長澤まさみ/堀ちえみ
2015年/日本

「人」と「妖怪」に違いについて

 最初の4つのエピソードが伏線となってエンマ大王を介して5番目の物語に回収されるストーリーの構成は悪くはないのであるが、ここでは2番目のエピソードである「ジバニャンの華麗なる作戦」に関して一言書いておきたい。
 ファッション関連の会社でデザイナーの卵として働いている8年後の主人公のエミちゃんを見つけたジバニャンたちがエミちゃんのために立てた計画がことごとく失敗し、エミちゃんが自分のせいだと落ち込んで道を歩いている時に、体調を崩している様子を見て助けた老婦人が会社の会長だったのであるが、コンテストへの出場のチャンスを与えるという会長の申し出をエミちゃんは断ってしまうのである。それがジバニャンたちの策略だったことを知ったエミちゃんはジバニャンたちに「人の助けを借りて成功しても嬉しくない」と言うのであるが、人の手を借りないで成功することなどありえない。正しくは「妖怪の助けを借りて成功しても嬉しくない」であろう。何故誰もこのセリフの間違いに気がつかなかったのか不思議である。


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「Catch the Cat」 Cherry Laine 和訳

2016-01-24 23:54:51 | 洋楽歌詞和訳

 24日のNHKBSプレミアムの『笑う洋楽展』においてチェリー・レイン(Cherry Laine)の

「誘惑のラブ・キャット(Catch the Cat)」が流され、タイトルが気になったので和訳してみた。

「Catch the Cat」 Cherry Laine 日本語訳

そのネコを捕まえて
昨夜セキセイインコを殺したネコを
怖がらせて祖母を死なせたネコを
今や善悪なんかどうでもいいの
そのネコを捕まえて
昨夜セキセイインコを殺したネコを
夜中に逃げていったネコを
今や世界に正しさなど無いの

あの男を捕まえて
レジごと持って逃げていったあの男を
今、支配人は寝込んでいるし
彼の妻は薬を失くしてしまったから
彼女は泣いているでしょう?
理由が分からないからなのよ
彼女の一人娘はやんちゃだから
彼女は将来を諦めてしまった

世界は回り続けて
ネコはまた逃げた
狂気に満ちた世界で
ネコはまた逃げた
ごちゃごちゃと乱雑な世界で
ネコはまた逃げた
私たちはネコを責め続けることしか知らない

そのネコを捕まえて
昨夜セキセイインコを殺したネコを
無秩序と恐怖を生み出すネコを
今や正しい人などいない
崩れる前にその家を何とかして
シリングはポンドよりも価値がある
飛行機が酷い轟音をたてる

誰もがイライラして狂って正気を失う
目をつぶり耳を塞いだまま苦痛を感じ続けている

そのネコを捕まえて
昨夜セキセイインコを殺したネコを
怖がらせて祖母を死なせたネコを
今や善悪なんかどうでもいいの
そのネコを捕まえて
昨夜セキセイインコを殺したネコを
夜中に逃げていったネコを
今や世界に正しさなど無いの

あの男を捕まえて
レジごと持って逃げていったあの男を
今、支配人は寝込んでいるし
彼の妻は薬を失くしてしまったから
彼女は泣いているでしょう?
理由が分からないからなのよ
彼女の一人娘はやんちゃだから
彼女は将来を諦めてしまった

そのネコを捕まえて
昨夜セキセイインコを殺したネコを
無秩序と恐怖を生み出すネコを
今や正しい人などいない
崩れる前にその家を何とかして
シリングはポンドよりも価値がある
飛行機が酷い轟音をたてる


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『白鯨との闘い』

2016-01-23 00:14:04 | goo映画レビュー

原題:『In the Heart of the Sea』
監督:ロン・ハワード
脚本:チャールズ・レーヴィット
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
出演:クリス・ヘムズワース/ベンジャミン・ウォーカー/トム・ホランド/ベン・ウィショー
2015年/アメリカ

制作規模とかけ離れているテーマの地味さについて

 本作が伝記風アドヴェンチャードラマとしてワクワクさせてくれるのかどうかは、確かに波の音に迫力はあるものの、肝心の巨大な白いマッコウクジラの造形がいまいちで、かと言ってマッコウクジラは所詮マッコウクジラでしかなく、派手に装飾してしまうと本当のモンスターになってしまい、「鯨は人の顔を見分けられるほどの高い知性を持っている」という本作のテーマの一つがブレてしまうから難しいところではある。
 因みに他のテーマは「カニバリズム(食人)」の問題で、食べ物が無くなった時に、人は人を食べられるのかということと(マイケル・サンデル著『これから「正義」の話をしよう』第ニ章「最大幸福原理」において扱われる問題である)、もう一つは「石油」の発見で、油というものは動植物から取るものであるというそれまでの固定観念が壊れたのである。つまり本作をアクション大作として制作するにはテーマが地味過ぎるのである。
 それにしてもハーマン・メルヴィルに取材されるトマス・ニッカーソンは、1819年頃の事故当時は14歳の少年で、取材を受けている1850年は45歳である。大人のトマスを演じたブレンダン・グリーソンは60歳で余りにも老け過ぎているのであるが、あるいは当時の40代半ばの男はあのような感じだったのだろうか?


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『パディントン』

2016-01-22 00:08:03 | goo映画レビュー

原題:『Paddington』
監督:ポール・キング
脚本:ポール・キング/ハーミシュ・マッコール
撮影:エリック・ウィルソン
出演:ニコール・キッドマン/ヒュー・ボネヴィル/サリー・ホーキンス/ジュリー・ウォルターズ
2014年/イギリス

 「テッド」後のクマが主人公の作品について

 冒頭の古いフィルムによるストーリーの出だしにセンスを感じたのだが、その後のストーリー展開が上手くない。確かにパディントンを初めとするブラウン一家とミリセント・クライドとの善悪の対決は分かりやすく、ミリセントを演じたニコール・キッドマンも悪のヒロインとして魅力的だったが、よくよく考えてみるならば、父親のモンゴメリー・クライドが南米ペルーのジャングルで新種のクマを発見したということは何もパディントンをはく製にして証明する必要は無く、生きたまま父親が所属していた「地理学者組合」に連れていけばいいのであり、むしろ「地理学者組合」のメンバーたちこそが自分たちの判断ミスを隠蔽するためにパディントンを抹殺するべきなのである。
 しかし実はそもそもそのような話ではなく、モンゴメリーとミリセントはたまたま親子だっただけで、本当はミリセントは剥製師(taxidermist)としてロンドン自然史博物館に珍しいクマの剥製を飾りたいだけのサイコパスなのかもしれず、それならば親子という設定が物語の理解を妨げてしまっていると思うのである。
 しかしもしかしたら『テッド』(セス・マクファーレン監督 2012年)の観すぎで、クマが主人公の作品に関して筆者の感覚が麻痺している可能性は否定しない。
 ところでテーマ曲として久しぶりにグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)がファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と組んで「シャイン(Shine)」という佳曲を歌っている。その、スコット・マッケンジー(Scott McKenzie)の「花のサンフランシスコ(San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair) )」のような出だしで始まる曲の和訳をしておきたい。

「Shine」 Gwen Stefani feat. Pharrell 日本語訳

私に関するある事
私はこのチームのためにここにいる
私に関係する人たちの夢を守るためならば私は何でもするつもり
もしも道に迷っている私を地球が見つけるならば
私の魂が起き上がって輝き続けることは言うまでもない

自分がクマであると想像してみて
私たちは内に閉じこもり
あなたは薄まる空気の中で消えてしまう
私は彼らが書いた行方不明のサインを見た
(何故?)彼らがどれほど心配しているのかあなたに示すためだけに
彼らは尽力する
私があのようなクマだったならば
そうすれば私は同じ気持ちを共有できるのだから
輝こう

だから私たちはパディントン駅の奇妙な新しい土地にいるけれど
この奇妙な英国であなたは手を結ぶ
あなたは選ばれた人であり
人の善意につけ込んだりしない
ブラウン家はそこであなたに会いたい
あなたは赤い帽子をトレードマークにかぶっている
あのようなクマになりたくないでしょう?

私に関するある事
私はこのチームのためにここにいる
私に関係する人たちの夢を守るためならば私は何でもするつもり
もしも道に迷っている私を地球が見つけるならば
私の魂が起き上がって輝き続けることは言うまでもない

輝こう
君が家に帰ろうとしていた時には
輝こう
君が孤独でいたくない時には
輝こう
鏡で自分自身を見て
それが君が家に戻る手立てなのだから

輝こう
君が家に帰ろうとしていた時には
輝こう
君の友だち全員が待っている家に
輝こう
鏡で自分自身を見て
それが君が家に戻る手立てなのだから
今行こう

誰もが似た者同士だけれど
君は家に戻りたいと思うだろう
まるで小さなクマが孤独でいるように
もしも彼が正しいのならば
それは知られていないのさ

君はただ輝きたいだけ
君はただ輝きたいだけ
君はただ輝きたいだけ
君はただ輝きたいだけ

Paddington - Gwen Stefani ft. Pharrell Music Video - "Shine" (2015) HD


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『縁(えにし) The Bride of Izumo』

2016-01-21 00:06:07 | goo映画レビュー

原題:『縁〜The Bride of Izumo〜』
監督:堀内博志
脚本:堀内博志/川原田サキ/樋口隆則/佐藤智恵
撮影:クリストファー・ドイル
出演:佐々木希/井坂俊哉/平岡祐太/りりィ/藤本敏史/佐野史郎/国広富之/根岸季衣
2015年/日本

「キルト(quilt)」と「絵画」の「不仲」について

 4人の作家によるオリジナル脚本のようだが、ストーリーがいまいち上手く捉えられなかった。結婚情報誌の出版に携わっている主人公の飯塚真紀は大手建設会社で働く中村和典と婚約しているが、今まで和典と一度も喧嘩をしたことがないということで、本当に夫婦としてやっていけるのか疑問を持った理由は、真紀の両親が喧嘩が絶えなかったにも関わらず母親の清子が真紀と一緒に祖母でキルト職人のあきゑに強引に連れ戻されるまで夫の秋国宗一と夫婦でいたという「トラウマ」を持っていたからなのだが、夫婦喧嘩といってもその原因は売れない画家だった宗一が自暴自棄になり自分の作品を破棄しようとするのを止めたりしたからで、いわゆるDVとは違うのだろうが、真紀の両親のシーンが短くて具体的な夫婦関係がよく分からない。
 しかしどうやら本作は物語よりも演出に力を入れているようで、例えば真紀の叔母の澄子と墓参りを終えた直後に、真紀の身体が太陽を遮ることで空の青い背景と真紀の身体が作り出す黒い影のコントラストの美しさが素晴らしく、あるいは真紀がしじみ漁師の大森充とワイナリー社長の千葉耕三に秋国宗一の居所を訊ねに行くのであるが、わざわざ大森を置いて真紀と千葉が建物の2階まで上がって交わすほどの会話もしなかったのは、会話の内容よりも、下にいて奥に向かって歩いていく大森と2階にいて手前に向かって歩いてくる千葉の2人を同時に撮りたかったからであろう。
 全体的に画面が暗いが、飯塚真紀を演じた佐々木希の美しさは相変わらずで、髪の毛がもっと上手く風になびけば完璧だった。


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