MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

「ビットコイン」という「バブル」

2014-02-28 23:15:18 | Weblog

マウントゴックスが経営破綻=仮想通貨の私設取引所―顧客のビットコイン「全て消失」(時事通信) - goo ニュース
ビットコインのマウント・ゴックス破綻 民事再生法申請(朝日新聞) - goo ニュース
「不正アクセスで、ビットコイン全て消失した」(読売新聞) - goo ニュース
金融相、ビットコイン「破綻すると思っていた」(読売新聞) - goo ニュース

 何度説明されてもインターネット上の仮想通貨「ビットコイン(BTC=Bitcoin)」の

意味が分からない。私が理解できるのはせいぜい「Tカード」や「PONTA」のような

ポイントカードレベルで、それも少額だから例えポイントが突然全て無くなったとしても

どうでもいいから関わっているわけであって、一体何を根拠に「ビットコイン」を利用

していた人たちは「運用」していたのか全く想像がつかないが、ただ一言言えるのは、

「(ビットコインは)長続きせず、どこかで破綻すると思っていたが、意外に早かった」

という麻生太郎の発言は別に財務・金融相ではなくても誰でも分かっていたことである。


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『劇場版 仮面ティーチャー』

2014-02-28 20:38:52 | goo映画レビュー

原題:『劇場版 仮面ティーチャー』
監督:守屋健太郎
脚本:山岡潤平
出演:藤ヶ谷太輔/大政絢/斎藤工/菊池風磨/ジェシー/萩原聖人/遠藤憲一/原幹恵
2014年/日本

「ショッカー」よりも強い教育省相手には戦えないヒーローについて

 テレビドラマを経ての本作は、教育省から派遣された、華空学院において生徒更生のためならば鉄拳制裁することも許される「仮面ティーチャー」という特別教師の主人公である荒木剛太が、やがて生徒たちの味方になり、自分の恩師だった羅門公平と戦うまでにいたることで、まるで世界征服を企てる悪の秘密結社の「ショッカー」に捕われ改造人間にされた本郷猛が、「ショッカー」から抜け出し、人間のために怪人たちと戦う『仮面ライダー』と同じ設定となっている。
 しかし荒木剛太は羅門公平と阿南塔子とは戦うものの、彼らを華空学院に送り込んだ教育省の御堂信彦と戦うことはなく、御堂信彦が剛太をクビにすることもないのであるが、明らかに本郷猛よりも立場が弱い。仮面ティーチャーの役割が「新たな仮面ティーチャーとしてふさわしい者を選別し、仮面を引き継いだ後は、なんらかの罪を被って解雇されるという契約」であるならば、剛太は武原金造を後進として道を譲らなければならないはずなのである。それは「暴力」の存在が知られることを防ぐためだと思うが、ラストにおいて正体がバレたことで教師を辞める決心をした剛太に対して、生徒たちが剛太の正体を知らない振りをすることで剛太が教師を続けるところなどは、ストーリーの芯も弱まると思うが、続編を作る気満々と見た。


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76歳の男の中2女子の発言

2014-02-27 20:29:16 | Weblog

森元首相「孫にすごく怒られた」 浅田選手「転ぶ」発言(朝日新聞) - goo ニュース

 森喜朗東京五輪組織委員会会長の「あの子、大事な時に必ず転ぶんですよね。

何でなんだろうなあ」という発言の感想を求められた浅田真央が、「人間なので失敗する

こともあります」、「失敗したくてしているわけではないので、それは違うと思う」、

「ああいう発言をして、森さんも少し後悔しているんじゃないかと少し思います」と返した

真意を勘案するならば、トリプルアクセルなど他の選手がしないような難易度の高い技を

披露し、注目度が高くなると同時に当然のことながら失敗するリスクも高くなるわけで、

結果的に他の選手よりも「大事な時に必ず転ぶ」ような印象を持たれてしまうということを

いい加減元首相は察しているだろうと思っての発言だったはずなのだが、浅田は若いから

森が天下無敵のバカであることは知らなかったようである。「自分の気持ち、真意を

伝えるのって難しい」と76歳の男が言う中二の女子のような発言は正直気持ちが悪い。


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『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』

2014-02-26 23:09:01 | goo映画レビュー

原題:『Kick-Ass 2』
監督:ジェフ・ワドロウ
脚本:ジェフ・ワドロウ
撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ/ジム・キャリー
2013年/アメリカ・イギリス

日常生活の中で行使する正義について

 前作『キック・アス』(マシュー・ヴォーン監督 2010年)から3年を経て、11歳だったミンディ・マクレイディは高校生になっている。警察官のマーカス・ウィリアムスの監視の下、普通の女の子として暮らすことに努めている。キスの経験も無く、それまで男性というものを意識したことがなかったミンディはテレビで観た「UNION J」というボーイズグループに一目惚れしてしまう。同級生の男の子とデートをすることになるのであるが、全てクラスの中心人物のブルックの仕組んだ悪戯だった。
 おそらくここにおいて、いわゆる「スクールカースト」の問題が扱われていると思うのであるが、残念ながらあまりにもミンディを演じるクロエ・グレース・モレッツが可愛すぎて「弱者」に見えないのである。
 ヒーローとしてタブーである殺人を犯したことで街を去ることになったミンディも、もちろん自分の代わりに父親を犠牲にしてしまった主人公のデヴィッド・リゼウスキも、まさか「マザー・ファッカー」のクリス・ダミコが生きているとは想像もしていないであろうから、「ジャスティス・フォーエバー」というスーパーヒーロー軍団を解散した後に、日常生活の中で正義を守る方法を模索することになるであろう続編が楽しみではあるが、アス・キッカー( トッド・ハインズ )に、『スーパー!』(ジェームズ・ガン監督 2010年)の主人公であるクリムゾンボルトのコスチュームをさせていたことが笑える。
 クリス・ダミコ(マザー・ファッカー)がヤリたい相手としてスカーレット・ヨハンソンを挙げていたが、それは監督の個人的な好みなのか一般論なのか興味深い。


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森喜朗の「後悔」と「反省」

2014-02-26 21:34:49 | Weblog

森元首相「孫と娘からも怒られている」(日刊スポーツ) - goo ニュース
真央 軽やか反撃「森さん後悔している」(日刊スポーツ) - goo ニュース

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は26日夜、BSフジの番組で、

女子フィギュアスケート浅田真央を「あの子、大事なときにすぐ転ぶ」と発言し、浅田から

「森さんは少し後悔していると思う」とやり返されたことについて、「後悔はしていないが、

反省というか、孫と娘からも怒られている」と述べたようだ。広辞苑によるならば、

「後悔」とは「前にした事を後になって悔いること」とあり、「反省」とは「自分の行いを

かえりみること。自分の過去の行為について考察し、批判的な評価を加えること」とある。

つまり森喜朗が言いたいことは、孫や娘から怒られたから「反省」はしているが、自分が

言ったこと自体は間違っていないから「後悔」はしていないと捉えるべきであろう。

このように発言は撤回しても言ったこと自体は間違っていないと根拠の無い自信を持つ

人たちが要職を担う悪しき風潮がはびこりだしている。そういう奴は大抵面白くない。


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『ダラス・バイヤーズクラブ』

2014-02-25 23:40:27 | goo映画レビュー

原題:『Dallas Buyers Club』
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
脚本:クレイグ・ボーテン/メリッサ・ウォーラック
撮影:イヴ・ベランジェ
出演:マシュー・マコノヒー/ジェニファー・ガーナー/ジャレッド・レト/スティーヴ・ザーン
2013年/アメリカ

「ロデオ」で勘違いを修正する方法について

 アメリカのテキサス州ダラスに住む主人公のロデオカウボーイのロン・ウッドルーフがエイズを患うことから始まるドラマは、まるで勘違いを修正していくロードムービーの様相を呈する。1985年7月頃の物語は、まだエイズに関して正確な知識がなく、エイズに罹患したロンが仲間から除け者にされることは仕方がないが、マッチョが売りのようなロンは、入院先で同室になったレイヨンがゲイであるということだけで嫌うのみならず、女性であるというだけでやがて協力者となる医師のイヴ・サックスよりも、敵になるセヴァード医師を信頼していたほどである。
 図書館で猛勉強の末に未認可医薬品である「ジドブジン(AZT)」が臨床試験段階にあることを突き止めたロンは、看護師を買収してAZTを秘密裏に入手し、とりあえず30日と言われた余命を生き延びるのであるが、体調が万全になることはない。AZTが入手できなくなり、看護師のアドバイスで訪れたメキシコで投薬された「抗レトロウイルス薬(ddC)」や「ペプチドT」で3カ月後に劇的に体調が改善し、その存在を知るのであるが、これもアメリカでは認可されておらず、密輸したことをきっかけにロンがクスリを売り、レイヨンがHIV陽性の仲間たちを患者として集めることで「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立し、さらに新薬探しに世界中を飛び回ると同時に、AZTの重篤な副作用を問題視するのであるが、それはやがて薬品会社と食品医薬品局(FDA)と対立する要因になる。
 ロンがレイヨンが壁に貼っているイギリスのバンド「T・レックス」のヴォーカリストのマーク・ボランの写真を見て、イギリスのバンド「カルチャー・クラブ」のヴォーカリストのボーイ・ジョージと言うのであるが、どう見てもボーイ・ジョージとマーク・ボランを見間違えることはないと思う。しかしテキサスのマッチョ男としてその分野に無知であるということならば納得もいく。同様にレイヨンが異性愛者のマーク・ボランをゲイの「ディーバ」として崇めていた理由もマーク・ボランが「グラム・ロック」の先駆者であり、同時に地理的な要因からくる勘違いなのであろう。
 日本の描写に関する「勘違い」が指摘されているが、意外と早く終わるエンドロールからも分かるように、本作は低予算で製作されており、いまだに多くのハリウッド大作が日本の描写を間違えているのだから多少は大目に見てもいいと思う。寧ろ、作品の冒頭で仲間がロデオをしている様子を見ながら3Pをしているロンが、最後に自らロデオをする(=行動する)ことで、あらゆる勘違いを修正していく過程を評価するべきであろう。


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NHKの「将軍様」

2014-02-25 22:53:52 | Weblog

NHK理事10人全員「辞表出した」 国会で次々答弁(朝日新聞) - goo ニュース
NHK籾井会長に異例の再注意 経営委「言動慎んで」(朝日新聞) - goo ニュース
会長、全理事の辞表集める=理由は明言せず―NHK(時事通信) - goo ニュース

 就任会見で従軍慰安婦や靖国神社などに関する私見を披露し、今月12日のNHK

経営委員会において「大変な失言をしたのでしょうか」と述べた籾井勝人NHK会長は

やはり自分の発言が世界中でどのように受け止められるのか想像できないようである。

重要なことは発言が正しいのか間違っているのかではなく、発言を聞いた各国がその発言

をした人物を信用するに値するかどうか知られずに判断されてしまうことなのである。

旧日本軍の慰安婦問題に関し「どこの国にもあった」と名指しされた「どこの国」も

良い思いをするわけがなく、NHKの会長は信用できないと判断された結果が、米大使館が

NHKのキャロライン・ケネディ駐日米大使インタビュー取材申し込みに難色を示した

ことにつながるのである。そんなバカにNHKの全理事10人が、日付の入っていない

辞表を提出させられたというのであるから、たまったものではない。


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『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE ー亜空の深淵ー』

2014-02-24 22:58:02 | goo映画レビュー

原題:『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』
監督:佐藤竜雄
脚本:佐藤竜雄
撮影:岩崎敦
出演:小松未可子/戸松遥/金元寿子/花澤香菜/下田麻美/能登麻美子/飛田展男
2014年/日本

SF映画の「軽さ」について

 本作は加藤茉莉香というメインキャラクターの存在だけで既に成功していると思う。

 この女性を主人公に据えた「宇宙海賊キャプテンハーロック」、あるいは「宇宙戦艦ヤマト」が、最初から「海賊ショー」と割り切って演じている茉莉香の立ち位置が軽くて良い。さらに無限彼方というキャラクターを投入し、息子と父親の葛藤という物語を加えることで、「機動戦士ガンダム」的な展開を繰り広げるのであるが、ラストはハッピーエンドでまとめて難解にしなかったところも好感が持てる。ちなみに白鳳女学院ヨット部の部員募集のポスターは以下の有名なポスター「アンクル・サム(Uncle Sam)」のパロディーなのであるが、要するに怖そうなオジサンの代わりに「ヨット部は待っている」と加藤茉莉香が指を指すことが象徴するように、作品内の重たい要素を全て軽くする演出そのものが軽快なのだと思う。



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競馬の必勝法は存在する?

2014-02-24 00:12:40 | Weblog

競馬必勝法詐欺の「架け子」役 容疑の男を公開手配(産経新聞) - goo ニュース
「怒羅権」幹部を公開手配=競馬情報で200万円詐取容疑―警視庁(時事通信) - goo ニュース
16番人気コパノリッキー、G1初挑戦で優勝(読売新聞) - goo ニュース
【フェブラリーS】最低人気コパノリッキーが大金星 テン乗り田辺もG1初V(デイリースポーツ) - goo ニュース

 仮にパチンコの必勝法というものがあるとするならば、その存在を信じてしまう心理は

理解できないことはない。パチンコは機械だから可能性はゼロではないと思わせるから

であるが、それを他人に教えることは絶対にありえない。独り占めできる儲け話を他人に

教えるバカはいないからである。パチンコはともかく、話が通じない生きた馬を相手に

競馬の必勝法というものが存在するとはさすがに誰も思わないだろうと思いきや、

詐欺容疑で公開手配されている男がいるということは騙された被害者がいるということで、

正直に言えばその被害者の心理は理解できない。


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『東京難民』

2014-02-23 22:34:20 | goo映画レビュー

原題:『東京難民』
監督:佐々部清
脚本:青島武
撮影:坂江正明
出演:中村蒼/大塚千弘/青柳翔/山本美月/中尾明慶/金子ノブアキ/井上順
2014年/日本

強引な「負のスパイラル」について

 ちょっとしたことがきっかけで「負のスパイラル」に落ち込む主人公が描かれていることは理解しつつも、まるで敢えて苦難の道を選択しているように見えるのは、大学生であるにも関わらず、同級生から全く支援が無いとか、お金が底を突いた時でも携帯電話だけはつながるといった些末な部分を論う以前に、例えば、川辺瑠衣に騙されたことをきっかけにホストになる主人公の時枝修が、ツケをためて行方をくらましていた瑠衣が都内に戻ってきたところを捕まり、ソープランドに売られようとする寸前で、ホスト仲間の順矢と共謀して瑠衣を彼女の実家に逃がして自分たちも建設会社に逃亡するのであるが、それだけの知恵があるならば、その前に修自身が常連客として指名してくれていた北条茜を連れてホストクラブから逃げ出すはずなのである。
 修が茜が働いている病院まで会いにいった際に、迷惑がかかるために居場所を教えなかったはずであるが、茜から修の居場所を突き止めて児玉篤志が2人が住む寮に現れるシーンにも違和感が残り、ストーリー展開の「無理やり感」は否めない。


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