矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~
2010年/日本
とんねるずの芸の集大成
総合
0点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
毀誉褒貶相半ばする話題の作品をどうしても観に行きたくなってしまう理由は、作品を高評価する人も批判する人も具体的にどこが良いのか、あるいはどこが悪いのかなかなか指摘してくれないためなのであるが、結局自分自身が1800円も出して確認してみなければ分からないし、特にその出来が悪かったことが分かった時は正直言って辛いものがある。
はっきり言えばとんねるずのファンのために制作された作品としては悪くはないし、この作品はとんねるずの芸の集大成である。とんねるずの2人が過去に披露したマイケル・ジャクソンやプリンスの秀逸なパロディーは今回でもザ・スプリームス(The Supremes)としてオリジナル曲「ニホンノミカタ」もヒットさせているし、彼らの‘父親’の出現の仕方までテレビCMそのままのパロディーである。ストーリーの骨格はおそらく『それゆけ!レッドビッキーズ』を元に組み立てられているはずであるし、とんねるずが『オールナイトフジ』や『夕やけニャンニャン』や『仮面ノリダー』などで培ってきた‘女の子いじり’や‘子供いじり’はこの作品においても十分に発揮されている。
それにもかかわらずこの作品に彼らのファンが不満を持つとするのならば、それはやはり映画という媒体が彼らの芸風と合わないからだと思う。とんねるずの芸風の神髄があくまでも予測不可能なアドリブによるスリル感にある以上、あらかじめきっちりとした台本がある映画とは馴染まないような気がする。
未採点の理由はこの作品には続編があるためで、そこで本来のテーマである父親が失踪した理由などが描かれるはずであり、完結した上で判断しなければならないためであるが、たぶん私が続編を観に行くことはないと思う。
逮捕されても戦い続く=マグロ密漁妨害で出港へ-反捕鯨団体代表(時事通信) - goo ニュース
反捕鯨団体シー・シェパード代表のポール・ワトソンに対して東京海上保安部が
傷害や威力業務妨害の容疑で同容疑者の逮捕状を取ったことについて「私が逮捕
されたとしても何も変わらず、仲間が戦いを続けるだろう」と述べ、さらに逮捕状に
ついて「国際刑事警察機構(ICPO)政治的動機による逮捕を認めていない。そうで
なければダライ・ラマ14世は逮捕されているだろう」と述べている。この言い訳の
懐かしさは何なのか考えていたら、あらゆることに“政治的”という形容詞をつけて
自分たちの不法行為を正当化する60年代の学生運動をしている人たちの言い草
である事を思い出した。シー・シェパードとは学生運動の成れの果てだったんだ。
日本人の幸福度は10点満点で「6.5」 内閣府調査(朝日新聞) - goo ニュース
このようなブログを書いている人間の幸福度など無きに等しい事は言うまでもない
のであるが、この記事に関する「情報ライブミヤネ屋」という番組の中での宮根誠司
の発言にムカついたので一言だけ書いておきたい。「自分の幸福度は何点?」と
訊ねられた宮根誠司はしばらく考えた末に「幸福って何?」とすっ呆けたことを口に
したのである。宮根誠司が考えている振りをして実は笑いを堪えていたことを私は
見逃さなかった。確かに再婚もして東京進出で莫大なギャラを手中に収める事が
できるのだから、毎日笑いを堪えるのに必死であることは万人周知の事実である
以上、「とても幸せ」(10点)と素直に言えばいいものを「幸せって何?」という言葉は
世間に対する嫌味にしか聞こえないのである。
タイタンの戦い 3D
2010年/アメリカ
‘半人前’について
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(クリス・コロンバス監督)や『ダレン・シャン』(ポール・ワイツ監督)や『ウルフマン』(ジョー・ジョンストン監督)など半分が人間で半分が神や吸血鬼や狼など最近よく‘半人前’の主人公の作品を観る。ここで言う‘半人前’は‘はんにんまえ’ではなくて‘はんじんまえ’と読んだ方が誤解を招かないと思うが、もし誤解を招くとしても必ずしもその誤解が誤解にならない理由は、この『タイタンの戦い』を含める上記の作品の出来がことごとく中途半端なものであるからだ。
『タイタンの戦い』では生まれた直後に捨てられた主人公のペルセウスが漁師に拾われてメドゥーサの首を獲りに行くところまではギリシア神話通りだが、最後にペルセウスはアンドロメダーではなくイーオーと結ばれることになる。ここで問題なのはこのような改変ではなく、ギリシア神話においては世界万物の創造主であるゼウスがしっかりしていればペルセウスやパーシー・ジャクソンが苦労する必要はないわけだし、万能の神である以上、ゼウスがしっかりしていないという設定には絶対的に無理があるからだ。ゼウスの‘グダグダさ’はペルセウスにも感染してしまったようで、当初ペルセウスは自分が神になることを拒絶していたはずなのだが、いつの間にか剣を持ちペガサスに乗って戦ってしまい、最後はゼウスが生き返らせたイーオーと結ばれてしまうのである。『ウルフマン』と同様にここでも父親と息子の対立の構図にはなっていないし、ストーリー展開の余りの都合の良さに呆れてしまうしかないのであるが、迫力ある映像を楽しむだけであるのならばこれ以上何も言うことはない。
ヴィクトリア女王 世紀の愛
2009年/イギリス=アメリカ
史実の忠実性について
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
事実に基づく物語に対して、精確であることにこしたことはないが、私は必ずしも精確さを求めるつもりはない。例えばクライマックスでヴィクトリア女王に向けて暗殺者が放った銃弾をアルバートが身を挺して代わりに撃たれてしまう。もちろんこれはフィクションである。あるいはウィリアム4世が立ち上がってヴィクトリアの母親のケント公爵夫人を公衆の面前で罵倒するシーンなども実際は公爵夫人は席を蹴ることはなかった。私が問題としたいことはこれらのフィクションが誰もが想像できるような解りやすさのために、安易な演出になってしまい却って物語の緊張感を奪ってしまっているのではないのかということである。上記の2つのシーンはあくまでも史実に沿って演出を試みるべきだったように思う。
「想定内」「証拠評価の問題」=起訴可能性に否定的-法務・検察(時事通信) - goo ニュース
昨日は鳩山由紀夫首相の偽装献金事件で不起訴相当と議決した検察審査会は
小沢一郎幹事長の資金管理団体をめぐる土地取引事件で起訴相当の議決をした
ということは、つまり国民は資金の使い方よりも資金の出所に興味があるということ
なのだろう。この件に関しては検察もかなり頑張ったはずだから、いくら国民感情で
起訴相当と議決してみたところで新たな証拠がない以上判断は覆らないと思うが、
間違いなく参議院議員選挙には影響を及ぼすはずである。選挙のやり方を十分
知悉している小沢は幹事長を辞任しないままに勝てると思ってはいないと思うが
自分の影響力を残したままどのように選挙に臨むのか見物ではある。
理研に委託業務の縮減求める 仕分け2日目(朝日新聞) - goo ニュース
独立行政法人理化学研究所が仕分けの対象として取り上げられたのであるが、
何故理事長である野依良治が自ら出席しないのだろうか? 確か野依は前回の
事業仕分けで科学技術関連事業の予算削減されたことに関して「(事業仕分けは)
将来、歴史の法廷に立つ覚悟でやっているのかと問いたい」など厳しく批判していた
はずである。それほど批判するのであるならば自ら仕分け作業に出席して仕分け人
に問えばいいのである。勿論仕分け人も研究者が秘書役のアシスタントに配偶者を
雇用している理由を問うことになるはずだが、はっきりとノーベル賞級の科学的根拠
を述べれば仕分け人も納得して今回のように事業規模を縮減などという屈辱的な
扱いを受けずに済んだはずなのである。
「2千万円稼ぐ方法教えます」 情報料商法トラブル急増(朝日新聞) - goo ニュース
以前これと似たような詐欺商法としてパチンコ必勝法を教えるというものがあった。
何故いまだにこのような手口に騙される人がいるのか私には理解できない。仮に
このような不景気の最中に年間2千万円稼げる方法があるのならば他人に教える
訳がなく、教える本人が実行して2千万円稼ぐはずだし、人手を必要とするならば
詳しい業務を明かすことなく安いバイト料で人員をかき集めればいいのである。
つまり年間2千万円稼げる方法など簡単に教えてくれるわけがない以上、その
手ほどきをしてくれるという人が現れたならば、その人を詐欺師と見做す以外に
ありえないのである。
ウルフマン
2010年/アメリカ
リメークの意義
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
1941年に制作されたジョージ・ワグナー監督の『狼男(The Wolf Man)』のリメークであり、‘現代版’として脚本を変更したということでかなり期待して観に行ったのだが、同じ1891年のロンドンを舞台に設定にしているガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』と通じる洗練されたゴシック調の映像以外に残念ながら見所はないと思う。
例えば超人ハルクであるならば怒りでもって変身してしまうという葛藤があるのだが、この作品の主人公であるローレンス・タルボットは、月の満ち欠けに影響されてウルフマンになってしまうというだけで、人間としての葛藤はない。彼は、実はウルフマンであった父親のジョン・タルボット卿に襲われて傷を負ったことによってウルフマンになってしまうのであるが、だからといって父親もただ月の影響でウルフマンになってしまうのだから、父親と息子の対立という精神分析学的な構図にはならない。思い切っていかに主人公が月と‘対決’するのかという‘ハクション大魔王の最終回的’なシナリオであるならばもっと面白くなったかもしれない。
ウルフマンになったローレンス・タルボットに襲われて傷を負ったアバライン警部もウルフマンと化しているというオチも弱く、結局何のためにリメークしたのか分からない。
IMALU、初声優「父と映画思い出す」(サンケイスポーツ) - goo ニュース
デビュー時からこれだけの豊富なネタを持っているにもかかわらず IMALU は現在
デビューシングル「Mashed potato」もセカンドシングル「そんな名前 欲しくないよ」
も不発である。私は「Mashed potato」よりもカップリング曲の「S.O.B.」の方がポップ
だと思ったが、さすがにデビューシングルのタイトルが「Son of a Bitch」はまずいと
判断されたようである。曲は悪くないし話題性もあるのにこの不振は深刻だと思う。
IMALU を見ていると元気が感じられない。やる気があるのかないのか分からない
外見がマイナスになっているような気がする。“キャラ”を決めあぐねているのか?
彼女が書く歌詞は悪くないと思うが、彼女の声(歌い方?)は独特で大衆受けする
ような感じがしない。でもやる気は十分にあるようだから是非アルバムはリリース
して欲しいし期待している。