MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

布施明について

2009-12-31 00:16:03 | 邦楽

ポップス軽視の紅白に疑問!布施明が突然の卒業宣言(スポーツニッポン) - goo ニュース

 そもそも布施明自身が平凡な歌謡曲の歌手としか認識されていない惨状なの

だから、J―POPと呼ばれているジャンルとは違う、洋楽を基にした昔ながらの

王道のポップスが「消えそうになっている」という布施明の言葉の重みが理解できる

人が今の日本にいるのかどうか疑問に思う。確かに布施明は歌謡曲歌手という

スタンスでデビューしたのであるが、その後カンツォーネの歌唱法を取り入れ、自ら

フォークシンガーのように曲を書くようになり、スティーヴィー・ワンダーやエルトン・

ジョンやボズ・スキャッグスやヴェロニック・サンソンの曲調を積極的に取り入れ、

「カリフォルニア・シーズンズ」や「ホテル・プルメリア」や「成城婦人」など音作り

にもこだわった曲をリリースしているにもかかわらず、全く音楽業界でその斬新な

彼の音楽ジャンルの横断性に気がつかれないまま現在に至っているのである。

最近布施明はカヴァーアルバムをリリースしているのであるが、私は是非彼には

70年代後半から80年代にかけて発表した曲によるセルフカヴァーアルバムを

リリースしてもらいたいと切に願っている。


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過度に保護される子供たち

2009-12-30 00:04:44 | Weblog

子どもの前の喫煙描写で販売中止 福音館書店の児童雑誌(朝日新聞) - goo ニュース

 驚くべき対応だ。愛煙家のおじいちゃんがパイプをふかしながら孫と食事をしたり、

江戸時代の暮らしについて話したりする場面が4回あるというだけで、「喫煙を推奨

したり、子どもの受動喫煙を肯定したりしているのではないか」などと指摘されたから

ということで販売を中止したというのである。例えばおじいちゃんがパイプをふかし

ながら孫にタバコを推奨しているというのであるのならばまだしも、パイプなどこの

物語の内容とは全く関係がない。これは明らかに世論を流れを悪用したクレーマー

の仕業であり、こんなことに真面目に対応している出版社は自ら表現の自由を放棄

することになるのではないだろうか? もっと問題になるような児童書はたくさん

あるのだからこれくらいで販売中止にしてしまったら切りがなくなると思う。


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『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』 100点

2009-12-29 23:39:56 | goo映画レビュー

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

2007年/日本

ネタバレ

「総括」という‘ギャグ’について

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 どこにでもいるのは‘パブリック・エネミー・ナンバーワン’だけではなく過激派と呼ばれる人たちもいる。それにしてもおぞましいシーンの連続である。しかしそれはこの作品が事実に基づいているからであって、いつものフィクションとしての若松孝二監督作品として観るならば、おぞましさを通り越したバカバカしさが垣間見える。例えば森恒夫がバカの一つ覚えのように繰り返して言う「総括」という言葉。遠山美枝子が自分の顔を自分で殴って醜悪になる有様。何よりも軍事訓練と称するトレーニングで日本に革命が起こせると本気で思っていたこと。勿論客観的に見れるから言えることであって、当時の時代の空気に身を投じてみるならば、そのバカバカしさを本気で捉える可能性が誰にでもあったのかもしれない。しかし奇しくも同じ2008年に公開された、ドイツ赤軍を描いた作品『バーダー・マインホフ 理想の果てに(The Baader Meinhof Complex)』(ウリ・エデル監督)のラストシーンにおけるリーダーたちの‘総括’の仕方を目撃したならば、連合赤軍の問題の根本は、どさくさ紛れであったとしても、‘敵前逃亡’の前歴がある森恒夫やコンプレックスの塊のような永田洋子をリーダーにしてしまったことにあり、森や永田の「総括」という‘ギャグ’に対して同様に「総括」という‘ギャグ’で言い返す‘勇気’がメンバーたちになかったことにあることが分かる。
 必見の作品ではあるのだが、私は二度とこの‘オカルト映画’を観る気にはならないと思う。


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人騒がせなメッセンジャー

2009-12-29 14:22:47 | Weblog

北朝鮮、米国人男性を不法入国で拘束と発表(トムソンロイター) - goo ニュース

 このニュースを聞いて私は10月に米コロラド州で起こった、男児を乗せたまま飛び

立ったとされた気球が、実際はテレビ番組に売り込むための両親の狂言だった事件

を思い出した。身柄を拘束された米国人活動家のロバート・パクは北朝鮮入りする

前にロイターに対し、この行為はクリスチャンとしての義務であり、金正日総書記

宛ての手紙を携えていると話していたそうだが、金正日はクリスチャンではないし、

そもそもどこの馬の骨ともしれない男の手紙を受け取る訳がないことは常識として

分かるはずだから、このような無意味な行為をする理由は自身の売名以外には

考えられない。忙しい年末くらい“メッセンジャー”達は大人しくしていろと言いたい。


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終わりなきテロの原因

2009-12-28 12:26:38 | Weblog

機内トイレに1時間 テロ未遂と同便また騒動 腹痛の客(朝日新聞) - goo ニュース

私はこのおなかを壊してトイレにいたのに、ナイジェリア人という理由でテロリストと

間違えられて無理やり引きずり出された、彼にとって壮絶な状況を想像すると、この

乗客に同情してしまう。さらに問題なことは何故彼が食中毒になってしまったのかと

いうことである。最近は経費節約のために航空会社のサービスも簡素化されており

その簡素化がサービスの粗雑さを招いていることもあるらしい。もしもこの乗客が

ノースウエスト航空機内で提供された食事によって食中毒を起こしたのならば、

これは元々アメリカがしていたことが誘引となってテロ発生の原因になったことと

奇しくも類似することになる。この乗客が本物のテロリストにならないことを願う。


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“日本にいる人間”の意味

2009-12-27 18:37:28 | Weblog

ボイルが目玉?アッコ怒った!紅白いいかげんにせんかい(スポーツニッポン) - goo ニュース

 「ボイル?目玉は日本にいる人間で作らなきゃ」という和田アキ子の発言の中に

和田アキ子の本音を裏切ってしまうパラドックスが宿っている。私はイギリス人の

スーザン・ボイルという外国人が“目玉”であっても何の問題もないと思う。問題は、

何故和田アキ子は「目玉は“日本人”で作らなきゃ」と言えないのかということだ。

その理由は勿論NHK紅白歌合戦に限らず、日本の大衆芸能は日本人だけで

作られたわけではないからであり、当の目玉になるはずだった日本人たちに出演

を断られている以上今さら、まさに大衆の中から彗星のごとく現れたイギリス人を

排除する必要を私は感じないのである。そんなに“目玉”を作りたいのならば

島田紳助が生放送でお笑いトリオの“東京03”にしたような行為を和田がボイルに

「挨拶がなかったぞ」と怒鳴りちらせば盛り上がること間違いない。


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『特集:ヌーヴェルヴァーグの50年』 100点

2009-12-26 21:16:51 | goo映画レビュー

特集:ヌーヴェルヴァーグの50年

-年/-

ネタバレ

絶えない‘ヌーヴェルヴァーグ’

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 ‘ヌーヴェルヴァーグ(=新しい波)’と謳われていても、それから50年も経ってしまうとさすがに‘ヌーヴェル(=新しい)’とは言えないにしても、‘ヴァーグ(=波)’の方は相変わらず日本に届いているという事実は、同時期に起こった‘日本ヌーヴェルヴァーグ’の惨状を勘案すると奇跡のように感じる。
 例えば今回上映された作品の中で1920年生まれのエリック・ロメール(Eric Rohmer)監督の『我が至上の愛 ~アストレとセラドン~(Les Amours d'Astree et de Celadon)』と、1928年生まれのジャック・リヴェット(Jacques Rivette)監督の『ランジェ公爵夫人(Ne Touchez pas la hache =斧に触るな)』が興味深い。両作品ともに2007年公開されており、『ランジェ公爵夫人』の日本公開が2008年4月5日で、『我が至上の愛』の日本公開が2009年1月17日であり、まるで波のように日本に届いて来るのである。その上、両作品ともにメインテーマは恋人間の誤解であり、ロメールの作品は思春期の男女が、リヴェットの作品は大人の男女が主人公で、両作品ともに男性(たち)が女性に会いに行く時に‘女装’をしており、『我が至上の愛』のラストがユーモアによるハッピーエンドで、『ランジェ公爵夫人』が理屈詰めによる悲劇で終わるなどそれぞれの監督の作風が全く変わっていないところに奇跡を感じるのである。特集上映というものはこのような意外な発見があるから見逃せない。


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1千万円の“甘い罠”

2009-12-26 00:04:33 | Weblog

市橋被告逮捕 協力の4人に1千万円 報奨金支払い発表(朝日新聞) - goo ニュース

 私は今回の国費でまかなう「捜査特別報奨金制度」のよる報奨金の支払い方を

知ってがっかりしてしまった。第一に一人当たり1千万円もらえるわけではなくて

数人に分けられてしまうということ。第二にこの報奨金には税金がかかるという事で

ある。いくら協力者の秘密を守るために氏名や個々の受取額は公表しないことに

しても協力者の周囲にいる人たちにはばれてしまうだろうから、中途半端な高額の

宝くじが当たったことがばれたような感じで、人間関係に微妙な空気をもたらすし、

年収次第では税金を払わされることで却って年収が減ってしまう可能性もある。

静かに暮らしたい私はこのようなリスキーな制度に貢献するつもりはない。


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難易度の高い言い間違い

2009-12-25 00:01:01 | Weblog

軽口連発、久々の麻生節 「ルービン?」言い間違いも(朝日新聞) - goo ニュース

 「子供が4人いる」と話す男性に対して「最近は5人いると、お好きねと言われる」

という感想を述べてしまう麻生太郎の感性の頓珍漢ぶりは相変わらずであるが、

「リーマン・ブラザーズ」を「ルービン・ブラザーズ」と説明したことに関しては少し

考えさせられた。私の認識が間違えていなければ“ルービン”という名前で最近

思い出される人物は、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)

関連の巨額損失にからむ責任を問われて米金融大手シティグループの役職から

退陣したアメリカの元財務長官のロバート・ルービンである。つまり麻生は大手投資

銀行のリーマン・ブラザーズとゴールドマン・サックスを混同しているのである。

なかなか難易度の高い間違いであるが、やはり間違いである事に変わりはない。


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小沢一郎の野望

2009-12-24 19:41:02 | Weblog

“小沢流”中国にも 「写真撮影会ないなら行かない」(産経新聞) - goo ニュース

民主党大訪中団の事前折衝で、約140人の民主党国会議員全員が、胡錦濤中国

国家主席と握手して写真撮影を行うことに中国側が難色を示したが、これに対して

小沢一郎幹事長が「だったら行かない」として、訪中計画を中止する構えを見せて

いたということが私には全く意外だった。つまり小沢一郎は小泉元首相と同じように

政治におけるメディアが果たす重要性を十分に認識しているという事になるのだが、

それにしては小沢の記者会見における言動は国民の目を全く気にしていないような

感情を大爆発させている有様であり、メディア戦略の欠片も感じられないのは一体

どのような意図があってのことなのだろうか? 中国人に好かれれば日本人には

どうでもいいということであるならば、外国人地方参政権の導入に熱心である理由

も理解できるのだが、そうなると小沢は将来は日本を中国に吸収合併させるつもり

なのだろうか


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