MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『GANTZ』 0点

2011-01-31 22:56:49 | goo映画レビュー

GANTZ

2011年/日本

ネタバレ

‘戦闘シーン’の善し悪し

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 2部構成という点でも、主役にジャニーズ事務所所属のタレントを起用している点でも、タイトルが横文字であるという点でも映画『GANTZ』は映画『SP』に似ている。類似点はまだあって、両作品ともに前編は‘戦闘シーン’がメインに描かれており、全ての謎解きは後編に委ねられている。しかしさすがに『SP』では許容範囲と思われた‘戦闘シーン’が『GANTZ』ではグダグダに見えた。何故一人が戦っている時に他のメンバーが手助けに来ないのか不思議でならなかったのである。作品の冒頭で加藤勝に気がつきながらなかなか助けに行かない玄野計を思い返すならば、このグダグダの戦闘シーンも後編で明かされる秘密を暗示しているということも考えられなくはないのであるが、脚本が、最後にストーリーが破綻してしまった映画『20世紀少年』を手がけていた渡辺雄介ということでただただ不安ばかりが残る。


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アルバイトの女性に同情する

2011-01-31 18:18:54 | Weblog

安全バー「手で確認されず」 コースター同乗者が証言(朝日新聞) - goo ニュース

 30歳を過ぎていて身長185cm、体重が130kgを超える男性が友人3人とこのような

コースターに乗り込んできて、安全バーがきちんと装着されているかどうか確認した際に

「お太りになっているから乗れませんね」と安全バーがきちんと装着されない理由を

アルバイトの女子大生がはっきりと当人に言えるだろうか? 私ならば怖くて言えない。

乗る前に無理であることを察することができない人に真実を言うことは事実上、喧嘩を

売ることと同様の行為になってしまうからである。不幸にも察しが良かったアルバイトの

女子大生はそのような“因縁”を避けるために敢えて手で確認しなかったのだと思う。

そしてもしも安全バーがきちんと装着されていたらコースターごと落下して、さらなる

犠牲者が出たのではないのかと察してしまう。


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ビートルズレベルのバンド?

2011-01-30 00:01:33 | 邦楽

「X JAPAN」夢の全米CDデビュー!(スポーツニッポン) - goo ニュース

 この記事によればアメリカのABCの報道番組で特集が組まれた上に「次のビートルズ、

ローリング・ストーンズ」と最高の評価を得たようなのだが、本当にこれを鵜呑みにして

いいのだろうか? X JAPANは日本でかなりの人気はあるにしても実質的には過去の

バンドであるはずで、そのようなバンドが今頃世界進出してビートルズやローリング・

ストーンズになれたりするのだろうか? これほどインターネットが普及しているのだから

本当になれるのならばとっくになっていると思うのだが。もっともPUFFYも全米デビュー

しているのだから、コアなファン層を狙った上で、それなりの勝算はあるのだろうが、

やっぱりビートルズやローリング・ストーンズと比較されているのだから、ビルボードの

ヒットチャートを賑わすほどの活躍を期待してしまう。


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『川の底からこんにちは』 60点

2011-01-29 23:10:09 | goo映画レビュー

川の底からこんにちは

2009年/日本

ネタバレ

萎びたギャグ

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 『川の底からこんにちわ』という作品はコメディ映画として撮られたのであろうから、物語の流れの不自然さを指摘することも、もちろん‘常識’でストーリーを測るようなことも野暮であることは分かっているのであるが、それにしてもこの作品には決定的に足りないものがある。脚本は悪くないのであるが、ギャグに全く‘キレ’が無い。主人公の木村佐和子の、人生を諦念したぶっきらぼうな物言いもギャグとして捉えるならば面白いはずであるのだが、全体的に石井裕也監督のギャグの演出に‘キレ’が無いために却ってあざとく見えてしまう。善し悪しはともかく、ラストの満島ひかりは‘黒み’に遮られて、ジャン=リュック・ゴダール監督の長編デビュー作『勝手にしやがれ』のラストのジーン・セバーグになり損ねている。もっと脚本の良さを信じて挑発的な演出を試みても良かったはずなのであるが、‘置きに行った’ためにコメディとしては中途半端なものになっていると思う。


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目的を果たし終えた首相

2011-01-29 00:10:01 | Weblog

菅首相「聞いてないとの意味」=「疎い」発言で釈明-野党は追及・国債格下げ(時事通信) - goo ニュース

 菅直人首相は27日の夕方に日本国債の格付けが引き下げられたことについて、

「それ、今初めて聞きまして。(衆院)本会議から出てきたばかりなのでちょっと。そういう

ことに疎いので、改めて」と述べた後に「判断するために十分な情報が上がっていなかった

という意味だ」と釈明したが、突然訊かれた質問に思わず出来るだけ責任を逃れたいという

意志が働いてしまい、「判断するために十分な情報が上がっていなかった」と最初から正確

に言えばいい所を敢えて“疎い”という言葉を選択してしまった事はバレバレなのである。

責任を引き受けたくないのであるならば、さっさと首相を辞めてしまえば本人も国民も

楽になるのに、何故いつまでも首相という地位に拘っているのか菅直人の考えていることが

よく分らない。菅直人は首相になった時点で政治家としての最終目的は果たせたのだから。


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方向違いの猿真似

2011-01-28 20:12:47 | Weblog

奇選手「猿まね」理由説明し謝罪、一件落着(読売新聞) - goo ニュース

 1月25日にドーハで行われたサッカーのアジア・カップ準決勝の日韓戦で、韓国のMF

奇誠庸がPKで先制ゴールを挙げた後にしたサルのモノマネが、日本人を揶揄する目的

だったと本人がツイッターで告白した時には、正直、奇誠庸の意図がよく分からなかった。

日本人と韓国人は同じアジア人であるために、外見上はそれほど違いはないのだから、

サルのモノマネをしても「イエロー・モンキー」と日本人を罵っても、それは韓国人自身にも

当てはまってしまうからである。だから「スコットランドのリーグで、アウェー戦の相手ファン

から猿呼ばわりされた経験があり、それに対してやったこと」という奇誠庸の説明は

最も合点が行くものだと思う。


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“瞬間湯沸かし器”について

2011-01-27 00:01:06 | Weblog

下向いて早口で原稿読むだけ…参院で外相に反発(読売新聞) - goo ニュース
同窓会にみる前原外相の誠意(産経新聞) - goo ニュース

 前原誠司の頭の悪さは底なしのように見える。前原が24日の参院本会議で行った

外交演説について、原稿の読み方が乱暴だったなどとして指摘されたことに対して

前原は民主党の参院国対委員長を通じ、「衆院で『演説が長い』としかられたので、

急いで読んでしまった」と釈明したようだが、要するに演説が長いと非難されたことに

対して怒りに任せて“短くすれば良し”とする安易なものの考え方が、却って演説を

分かりにくくしてしまったのである。外務大臣という要職についている以上、様々な

非難を浴びることはさけられず、それらの非難をどのように解決するのか冷静に判断

することが政権の重職を担う者として必要な素質である。残念なことに前原誠司には

そのような政治家としての素質に欠けている。だから何故前原誠司のような人が

政治家という職業に就いているのか不思議なのであるが、どうやら“身内受け”

だけは良いようである。


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『マリア様がみてる』 80点

2011-01-26 23:38:05 | goo映画レビュー

マリア様がみてる

2010年/日本

ネタバレ

‘サファイア問題’について

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 それほど期待していたわけではないのであるが、予想を超えた良い出来である。一般受けするような作品ではないのであろうが、原作のファンには納得できる仕上がりだと思う。教室内のハンディカメラの多用の演出意図がよく分からなかったが、そもそも美人しか出演していないのであるから、失敗作になるはずはない。
 ところで『マリア様がみてる』を語る上で‘サファイア問題’は避けられないであろう。典礼聖歌の407番の「マリア様のこころ」の歌詞の中の「マリア様の心/それはサファイア/私達を飾る/光るサファイア」という部分に対して「マリア様のこころがサファイアっておかしくない?」と主人公の福沢祐巳が島津由乃と藤堂志摩子に訊ねることが問題の発端になる。もちろん私立リリアン女学園の幼稚舎から通っている福沢祐巳はサファイアの青が何を象徴しているのかぐらいは習っているはずなのだから、問題はサファイアの意味ではなくて、宝石にたとえるならばマリア像が首にかけている比較的安価で身近なパールでもいいのではないかということであろう。
 そしてこのような福沢祐巳と同じ疑問を抱いていた相手が意外なことに、家の跡継ぎとして柏木優を婿養子として貰うことに決めていたほど裕福な家庭で育っていた小笠原祥子であった。小笠原祥子と福沢祐巳が‘姉妹(スール)’となるきっかけが、このサファイアを否定する‘背信’の共有によるものであるということが、この作品の‘淫靡さ’を増幅させるのである。


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センスの悪いギャグについて

2011-01-26 00:29:10 | Weblog

BBC番組がいかに二重被爆者を取り上げたか 彼らは何と言っていたのか(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース
BBC番組「怒り心頭」=前原外相(時事通信) - goo ニュース

 私も「モンティ・パイソン」の洗礼を受けた一人として加藤祐子の気持ちは分かる。何故

日本の国営放送局では受信料を徴収しておきながら「モンティ・パイソン」のような番組を

制作しないのか不満を抱えたままだし、SEX PISTOLS の「God Save the Queen」

の日本版のような曲をヒットさせることはとても無理だろうから、イギリスの表現の自由度

はとても羨ましい限りである。しかし今回のBBCのコメディクイズ番組「QI」は日本の

二重被爆者に関して設問自体が間違っていると思う。彼は“世界で一番不幸な男”として

取り上げられたようだが、2回も被爆しながら93歳まで生きたのであるから、彼は”世界

で一番健康な男”として取り上げるべきだったのである。世界で一番“健康”であるにも

関わらず日本が二重被爆者としてでもようやく正式に認定したのは彼が90代になってから

だったと皮肉交じりに紹介すれば良かったのである。要するにギャグのセンスが悪かった

のだと思う。それはたまたまであって決してスティーヴン・フライの衰えとは思いたくないが。

ところで風説を無闇と信用してしまう癖のある前原誠司という人は番組を見た上で発言して

いるのだろうか? コメディ番組に対して「怒り心頭というか、強い怒りと不快感を持った」と

非難したらしい。勿論前原が怒ったところで核爆弾が無くなることはない。“正鵠を得た”

前原誠司のメッセージは「日本の外務大臣は冗談が解らないつまらない男」という意味で

イギリスの政治家たちに理解されることになるだろう。


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日常茶飯事の盗用

2011-01-25 00:01:01 | Weblog

時事通信記者が盗用 末尾に「(共同)」表記のまま(朝日新聞) - goo ニュース
葛西が今季最高5位=W杯ジャンプ(時事通信) - goo ニュース

 これはひょっとするとかなり深刻な問題に発展するかもしれない。盗用された記事は

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプに関するもので、ただ事実を伝えれば

いいのだから、特に執筆に困難を来すようなものではない。それに加えて運動部などの

デスクが「(共同)」の表記に気付かないまま記事を配信した点も勘案するのであるならば、

時事通信社はこれまでにも共同通信社の記事を盗用していた可能性が大きい。いつもの

ことだからデスクも気づかなかったのではないだろうか? 一体、時事通信社はいままで

盗用したことがないということをどのように証明するのであろうか


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