MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

最良の改善策

2010-06-30 00:01:03 | Weblog

「相撲協会、役員総とっかえを」文科相が注文(読売新聞) - goo ニュース

 日本相撲協会は心の底では全く反省していないと思う。例えば28日の記者会見

で執拗に写真を撮られた武蔵川理事長は「会見を開きませんよ」と抜かしたので

あるが、武蔵川がそのようなことを言える立場にいないことを本人が全く自覚して

いない有様である。先ほど名古屋場所のチケットを買ったという初老の男性が

テレビのインタビューを受けていて、多くの関取が休場するために窓口で払い戻しを

するように求めたが断られてしまい、それならば裁判所へ訴えると言ったら、

「お好きなように」と抜かしたらしい。このようなことが言えるのは日本相撲協会が

公益法人だからである。とりあえず一度公益法人の資格を失効させてみればいい。


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『高校生無頼控』 10点

2010-06-29 17:24:11 | goo映画レビュー

高校生無頼控

1972年/日本

ネタバレ

忌諱された総括

総合☆☆☆☆☆ 10

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 企画者として寺山修司、中山千夏、赤塚不二夫が名を連ねて、脚本に足立正生と佐々木守がかかわっているならば、当然誰もがその作品の出来を疑うはずはないのであるが、どのような経緯でもってこのような有様になってしまったのか知りたいところではある。
 主人公の村木正人は過激派学生だった兄の村木鉄人が警察に逮捕されて、その責任をとる意味で母親が自殺したために、保釈金を稼ぎながら東京へ向かい、保釈させた後に自分の手で兄を斬殺することで死んだ母親の無念を晴らすつもりでいた。この作品が制作された1972年という時期を考慮するならば当然クライマックスは過激派学生の村木鉄人と高校生の村木正人による白熱した議論が戦わせられると期待するのであるが、突然の早瀬卓子の出現によって村木正人はあっさりと兄を赦してしまい、観客の期待は見事に裏切られる。学生運動の総括が何故このような尻窄まりになってしまったのか全く理解できない。結局軟派と硬派の演技のあやふやな沖雅也のアイドル映画以上の価値は見出せないのであるが、この作品の‘挫折’こそが学生運動の‘挫折’のメタファーであるというのならば余りにも深すぎて全然面白くない。
 当時、同時上映されていた『混血児リカ』(中平康監督)の方が面白そうだった。


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神戸ファッション美術館こそが“バッタもん”

2010-06-29 00:03:19 | 美術

アート作品「バッタもん」 ヴィトン社抗議で展示中止(朝日新聞) - goo ニュース

 神戸・六甲アイランドの神戸ファッション美術館を運営する神戸市産業振興財団は

この件に関して「法的に問題ないと考えるが、当館はファッションの振興を目的として

おり、企業と争ってまで展示を続けるのは本意ではない」とコメントしているが、

ファッションの振興を目的としている美術館であるならば「バッタもん」という作品が

「偽造品の販売を肯定する」という訳のわからないことを言っているルイ・ヴィトン社

に対して美術の“伊呂波”を伝授することこそが役目ではないのだろうか? 何故

ルイ・ヴィトン社が「バッタもん」を“商標権を侵害する偽造品で作った作品”と断言

できるのかも謎である。ルイ・ヴィトン社は5月6日付で展示の中止を要請して、

同館は同7日の閉館後に撤去したということはルイ・ヴィトン社に何の反論もせず

言われるがままに撤去した事になる。美術館がこんな腰砕けで成り立つのか


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甘い“行政運営”

2010-06-28 16:25:12 | Weblog

阿久根市長「シュレッダーにかけろ」職員の上申書に激怒(朝日新聞) - goo ニュース

 鹿児島県阿久根市の総務課長ら2人は市長室に出向いて、適正な行政運営を

求めたほぼ全職員による上申書を竹原信一市長に提出することを試みたが、

受け取りを拒否された上に、逆に市長が作った「私たち職員は阿久根市民と苦労を

ともにし痛みを分かち合います」との訓示を出席した課長全員が3回唱えさせられた

らしい。そのような訓示を素直に唱えるのならば、上申書をシュレッダーにかけろと

いう命令にも従わなければ職務放棄と見做されてしまうであろう。当然上申書は

コピーの方を渡しておくのである。竹原信一市長が素直に上申書を受け取ると

本気で思っていたのだろうか だから議会は舐められるのである。


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『略称連続射殺魔』 0点

2010-06-27 18:29:49 | goo映画レビュー

略称連続射殺魔

1975年/日本

ネタバレ

永山則夫という‘署名’について

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 タイトルは作品の冒頭とラストで映される「去年の秋 四つの都市で同じ拳銃を使った四つの殺人事件があった 今年の春 十九歳の少年が逮捕された 彼は連続射殺魔とよばれた」の‘略称’である。
 この作品をきっかけに足立正生監督や松田政男氏が‘風景論’というものを論じたらしいのだが、この作品をわざわざ映画館まで観に行っても私には彼らの制作意図が全く理解できなかった。永山則夫が見ていたであろう同じ風景をこの作品で見たとしても、それならば何故このような風景を見てしまった永山則夫が連続射殺魔になったのかは分からないままで、連続射殺魔と同じ風景を見たことで人を射殺したくなるような衝動が私の心の中に沸き起こることもなかった(他の観客は知らないが)。つまりこの作品はただありふれた風景に‘永山則夫’という名前を取ってつけただけなのである。
 私はこの作品を観て美術家のマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)が1917年に制作した『泉(Fountain)』を思い出したが、『略称連続射殺魔』には『泉』のようなインパクトが全く感じられない。何故ならば『略称連続射殺魔』には『泉』のようなユーモアがないからである。例えば『略称連続射殺魔』が観光PR用のフィルムとして撮られていたならばブラックユーモアを醸し出していたはずなのであるが、残念なことに足立正生監督は真面目すぎたのである。


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フリーキックの見本市

2010-06-27 00:12:54 | Weblog

世界がこんなに日本を賞賛したことが最近あったか <ゆるふわサッカー☆感戦記>(gooニュース) - goo ニュース

 6月14日の1試合目のカメルーン戦に勝った時には主要のカメルーン選手たちの

調子が悪かったから勝てたのだと思っていたが、6月19日のイタリア戦を見た時に

1対0で負けたのではあるがかなり善戦していたように見えて、そしてデンマーク戦を

見た時には日本のチームは本当に強いということを確信してしまった。デンマーク戦

で見せた2つのフリーキックなど特に素晴しく、本田のフリーキックはボールに回転

をかけずに決めて、遠藤のフリーキックはボールを回転させてカーブによってゴール

に入れ、それぞれ異なるフリーキックのお手本を見せてもらった。岡田監督に対して

懺悔ツイッターが殺到しているらしいが、懺悔などする必要があるのだろうか?日本

国民に発破をかけられた上に、大きな期待もされていなかったからこそ選手たちは

開き直れてリラックスした状態で試合に臨めたのだと思う。パラグアイ戦の勝利も

期待していないが絶対に見るだろう。


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同じ穴の貉

2010-06-26 00:01:21 | Weblog

日本雑誌協会に要請文=皇太子ご一家報道で―宮内庁(時事通信) - goo ニュース

宮内庁は日本雑誌協会に対して「客観的事実に基づく報道を要請する」という内容

の文書を出したようだが、その前に宮内庁自身が客観的事実に基づく情報を国民

に提示するべきであろう。そうすれば宮内庁は“客観的事実”を示すことの難しさを

痛感するはずである。宮内庁は雅子妃や愛子内親王の状態が快方に向かっている

と何度も言っているが、一体いつになったら全快するのか全く答えていない。全快

する気配がないのであるならばそれは快方に向かっているとは言わないのである。

自分たちの仕事の至らなさを指摘されて逆ギレして文句を言うところなどは日本

相撲協会と同じであり、いつまでも問題を解決できないのであるならば、解決できる

才能のある人を新たにトップに選んで対処するべきなのである。


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変わらない体質

2010-06-25 00:12:14 | Weblog

相撲協会に雑誌協会が申し入れ 「取材活動再開させて」(朝日新聞) - goo ニュース

日本相撲協会が雑誌記者の記者会見への出席を拒否している理由が不明である。

今回の週刊新潮の角界の野球賭博に関する記事は誤報ではないし、暴力団との

交際も事実としてあったわけなのだから、相撲協会にとっては都合の悪い報道で

あっても公益法人である以上、正確な情報を流しているメディアを排除する行為は

ただの嫌がらせでしかなく、つまり日本相撲協会の隠蔽体質は全く変わっていない

ということを自ら示していることになるのである。自分たちが置かれている状況が

全く理解できないのであるならば武蔵川理事長の責任の取り方はまず辞任であり、

適切な対応が取れる能力のある人間が理事長に就任するべきであろう。


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『FLOWERS-フラワーズ-』 80点

2010-06-25 00:10:10 | goo映画レビュー

FLOWERS-フラワーズ-

2010年/日本

ネタバレ

そよ風が誘惑する理由

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 評判通りに凝っただけあって映像は素晴しかった。それは時代ごとにその当時使われていた映像の質感を再現していたとか、モノクロ映像の時はサウンドまでステレオではなくてモノで録られていたというレベルではなくて、濃いブルーを基調とした鈴木京香が右から左へ走るシーンの後に、白い映像の中で白無垢の蒼井優が右から左へ走るシーンを経て、蒼い空で白い雪景色の中を赤いコートを着た広末涼子が右から左へ走るシーンを加えることで前の2つのシーンを繋ぎ、それぞれが走る事情を勘案した時に思いがけない意味を宿すセンスが素晴しいのである。ここで誤解のないように言っておきたいことはこの作品には小津安二郎に対するオマージュなどは一切ないということである。私が見逃していなければ‘小津的’なローポジションのカメラアングルによるカットなど全くなかったからである。
 私が気になったことはラストで全ての世代のシーンを結ぶ際に、イギリス生まれでオーストラリアで育ちアメリカで活躍していた歌手の「そよ風の誘惑(Have You Never Been Mellow)」を使用したことである。この曲が悪いとは思わないのであるが、何故日本の曲ではなくて外国の曲が使われることになるのか? それは勿論私たちの感性がそれを求めているわけなのだが、その原因が今の私にはまだ分からない。


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不十分な報道

2010-06-24 00:05:28 | Weblog

高知市議「私も経験ある」力士の賭博容認?発言(読売新聞) - goo ニュース

 美しすぎる市議とはいまさら言うまでもなく青森県八戸市議の藤川優里であるが、

世の中には痛すぎる市議という人もいるようで、例えば高知県高知市議である

島崎利幸なども当然その1人である。島崎利幸は大相撲の野球賭博疑惑について

の報道に関して「力士がおいちょかぶ(賭け事)やったって、それほど大騒ぎして

取り上げることはない」と述べた上にその発言の取り消しを拒否しているようだから

自信を持っての発言であろう。取材に対しても、「賭博がよいと言うわけではないが、

力士は賭け事をするもの。テレビも新聞も、毎日大きく報道するのは度が過ぎる」と

話しているから全くわけが分かっていないのである。今回の角界の賭博問題は

背後に暴力団が絡んでいることが最大の問題なのであり、そのことをテレビや新聞

が連日報道しているはずなのだが、島崎利幸のようにまだ理解できていない人間

がいるということは報道の度が過ぎるのではなく、まだ報道が不十分であるという

ことを島崎利幸自らが証明したことになるのである。それとも島崎利幸は暴力団と

関係があり、報道に圧力をかけているつもりなのか


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