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THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

バルブスプリング・コンプレッサーの製作

2009-05-12 13:27:03 | 工作

バルブスプリング・コンプレッサーってのは、吸排気バルブの組みバラしに必要な工具である。
「何だ、今さら製作とは。そんなモンも持って無えのか!」
・・・とお怒りの方もいらっしゃる事でしょう。
 
持って無えワケは無えです。
まあ15年くらい前に自作した物ですが・・・。
 

Img_3610

作り方がヘタクソだ。

 

もちろん気に入らない所もあった。でも、その度に切ったり貼ったりしながら使ってきたのだ。毎日使う道具ではないから、その時使えればいい・・・と。
いずれ近い内に製作し直そうと思っていた。とにかく、ヘッドの組みバラしが出来れば良かったのだ。
 
しかし遂にこの時が来てしまった。
このバルブスプリング・コンプレッサーでは、YZのヘッドには使えない・・・。
 
俺が接しているバイクは、考えてみれば俺が免許を取った当時の物ばかりである。
オイ、歳がバレるぞ・・・というのはさておき、VMAXやXRを始めとして1980年代後半までの物ばかりである。
 
VMAXから20年の時を隔てたYZの部品は、何もかもが小さい。リフターの径が、EXで22.5φ。INに至っては3バルブなので更に小さく、20φ。
今まで問題なく使えていたバルブスプリング・コンプレッサーをDOHCに使用する場合は、最低でも25φ以上のリテーナーでなければ使用できない。
VMAXはリフターの径で28φ。XR250はリテーナー径22φだが、バルブスプリングがリフターホールの中に入っている訳ではないので、事実上リテーナー・アタッチメントの径が大きくても使用できる。
しかし自作のこの工具は、リテーナー・アタッチメントを付け替える事ができないのである。
 
まあ、とりあえずオススメは、キタコのコレでしょう(笑)。
ムカシはバルブスプリング・コンプレッサーなんぞ、一部の濃いマニア向けの工具だったのに、ヘタすりゃ小学生ですらお年玉で買えそうな値段。
いまだにママのオッパイをしゃぶっている諸君は、コレを買って下さい。スミマセン
 
要するに、バルブの傘を動かないように固定して、スプリングを縮める事が出来る物を作ればイイのだ。
CクランプやFクランプの改造でもOK。但しリテーナー側はバルブステム部分が丸見えになる事。余裕を持ってコッターが外せなければならない。
 
ここで得意の脱線。
良く「シャコ万(シャコマン)」と呼ばれるクランプ。この語源はハッキリしていないようで、
①見た目がシャコに似ている
②シャックルみたいな形をした万力の意味(シャックルとは、ロープやワイヤーの端と端を繋ぐU型の金具)
③有名メーカーの「ロブスター」に由来する
などが理由と言われているようだ。
俺は先輩には①と教えられたんだが、どう見てもシャコには似てない。
それにC型のクランプをシャコ万という人もいれば、クランプ全般をそう呼ぶ人もいる。
なので俺はC型の物をCクランプ、F型の物をFクランプと呼ぶようにしているのである。
 
さてさて、バルブスプリング・コンプレッサーだ。
緻密な作業に耐えうるものとするには、幾つかの条件がある。
リテーナーを押えるアタッチメント部分。ハンドルをねじ込んでもココが共回りしない仕掛けでなければならない。
色々なエンジンに対応できるように、リテーナー・アタッチメントの取替えが可能である事や、コンプレッサーの本体のサイズ対応巾が広い事。
最も大事なのが、コッターの取り付け・取り外しの時に、空間的な余裕が必要な事。丸パイプの横に穴を開けた程度の物だと、作業が非常にやりにくい。
 
鋼材から製作する場合に問題になるのが、鋼材の規格サイズである。
例えば10mmの丸棒が必要でも、一般軟鋼のラインナップには10φの丸棒は、無い。これがミガキの丸棒になると、ほぼ1mm刻みでラインナップされている。ステンレスにも大体ラインナップされる。
仮に規格サイズにラインナップされていても、5cmしか使用しない材料を、丸々一本仕入れる訳にもいかない。
どうしても必要な場合は、一回り太い材料を旋盤で削ればOK。
こういうのを闇雲に進めるのではなく、計画性が必要だということですワ。
 
今回13φの丸棒をシャフトとして使用すると、内径13φの座金とカラーが必要・・・こんなカンジで座金の内径を13mmのドリルで拡大した。

Img_3603

旋盤を回すのが面倒臭かったのだ(笑)。
アタッチメント部分が完成。

Img_3606

ちゃんと先っちょだけクルクル回る。少々ゴツいのは、全くの手作業という事で許してください。本体には割りピンで固定するので、サイズ違いのアタッチメントを作れば、別のエンジンにも対応可能となる。
 

Img_3611

本体はフラットバーを溶接して製作する。

Img_3613

ネジ部分は旧作から移植。

Img_3615

芯出しして溶接・・・とはいえ、かなり適当。

Img_3616

 
アッちゅー間に缶スプレーで色を塗って、完成。

Img_3618

当然問題なく使用可能。EX側。

Img_3619

インテーク側も勿論OK。

Img_3620

ムカシからよくSSTの類は製作してきた。大体の場合はそれなりに使用できた。今回も成功で、使い勝手は上々。
しかし、そんな俺も当然失敗する事がある。最大の失敗はVMAXのフライホイールプーラー。やはり15年くらい前に作ったのだが、今にも増して技術や知識が無い頃の話。おかげであのクソ高いフライホイールを1個パーにした(笑)。

Img_3529

結局その後、メゲて純正工具を買いました(爆)。
 

Img_3622

ところで何故突然ヘッドが外れてるのかって?
それは後日。

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ハブ迷走

2009-03-01 02:31:03 | 工作

DDCマシン製作にあたり、車輪関係の選択を迫られている。
以前の記事と重複する内容もあるが、あらためて経緯を書いてみたい。
 
俺がマシン製作にあたって真っ先に考えたのは、ホイール径が大きい方がベアリングの回転数が下がるので、より負荷が少なくなるのでは・・・ということ。
ところが、エコラン関係のサイトを徘徊してみたところ、最近のエコランでの主流は20インチであり、ミシュラン(既に廃盤)IRCのエコラン専用タイヤを使用するらしい。
この理由の一つ目は、26インチなどの大きなサイズでは横剛性が不足する事、次にフルカウル化した時に前面投影面積が増える事。
そして最大の理由が、大径ホイールを使用してタイヤの接地面積を前後方向に大きく取るよりも、小径ホイールで横方向に接地面積を増やした方が、より転がり抵抗を抑えつつも必要なグリップを得やすい・・・という事らしい。ホンマかいな。
しかしそれもハッタリではないようで、エコランの現場では、本来は1.75である筈のミシュランやIRCのエコランタイヤを2.125というワイドリムに履かせるのが当たり前のようだ。それどころかもっと幅広のリムに嵌めるケースもあるらしい。
そして最近では14インチの切削ワイドリムに、オリジナルタイヤ(!)を履かせるチームすらあるらしい・・・ということが分かった。
 
さて、DDCは「ムダを無くす」という意味ではエコランマシンに近いといえるが、最大の違いは「速く走らなければならない」というところにある。DDCはタイムトライアルなのだ。
DDCマシンには動力が無いので、ブレーキが重要になってくると考えた。何せ俺が出場を狙うクラスのコースには、シケインがある。
 
20インチで簡単にDDCマシンを製作しようと考えると、20インチの自転車を2台買ってきて、チョン切って使うのが簡単で安上がりと思われる。
ところがですな、それをやると、ホイールベアリングが普通の自転車の標準である「カップ&コーン」というタイプになってしまう。また、普通の自転車のアクスルシャフト径は9mmであるようなので、ハブを両側から支持する必要が生じてしまう。俺の工作技術も踏まえて考えると、結果としてカップ&コーンで両持ちハブの、Vブレーキとかカンチブレーキになってしまうのだ。
 
逆に俺は、片持ちハブのディスクブレーキを理想として頭の中に思い描いている。
そう考える最大の理由は、カッコ良いというところにある。カップ&コーンの9mmシャフトでは不可能であろう「片持ち」を、深溝玉軸受け(以後、工業用ベアリングと表記)であれば実現できるのでは・・・と。
工業用ベアリングを採用すると、幾つかのメリットが生まれる。いくつかの秘策があるのだ。以下、当分の間は企業秘密。
 
仕事の取引先に何人かの自転車好きがいる。相談しつつ、色々と話をしていると「ダウンヒル用の自転車には、特別に20mmシャフトを採用したモデルがある」という情報を得た。
早速自力で調べてみたのだが、バイクと自転車では「用語」がかなり異なる。バイクの世界で使用されている用語が違う意味に使われている事があるのだ(今回問題を発生する原因となった件は後述)。少々この辺りで混乱してしまい、別の物を探す事にした。
「片持ちならば車椅子だよなあ」という事で調べてみると、確かにある。というより実際に、エコランの世界ではFホイールに車椅子のハブを組むのはメジャーな事のようだ。
問題はブレーキ(エコランは駆動輪であるリヤホイールのみブレーキを装備するのが一般的らしい・・・というか、2系統ブレーキがレギュレーションに謳われているのだが、書き出すと止まらないので割愛)。
ハブがそこそこの大きさであるならば、ブレーキディスク用のボスを製作して取り付ければ、ディスクブレーキを装備する事ができるだろう。コレも条件に叶いそうな物を発見。
ところが、一つだけ条件に合わない事がある。ハブベアリングは工業用ベアリングなのだが、それがどうやらインチサイズらしい。インチサイズそのものは我慢したとしても、残念ながら俺の秘策の一部が使えなくなる恐れがある(詳細は秘密)。それにシャフトが12.7φ。ちょっと細いし、俺の加工技術と照らし合わせると、若干苦労する可能性を秘めている。
 
そんな事を田中麗震愚掲示板に雑談程度に書き込んだら、やはり自転車野郎であるN川君から興味深い書き込みがあった。
キャノンデールという自転車メーカーのMTBに、片持ちハブのフロントサスがある・・・と。
キャノンデールという自転車メーカーは勿論知っていたが、同メーカーはパソコンでいえばマック、車で言えばアルファロメオみたいなモンで(笑)、購入できる店が限らる。尚且つパーツの互換性に乏しい(らしい)のでチェックしていなかった。

Lefty_hub

調べた所、片持ちハブのフロントセクションを「LEFTY」(左利きの意)というらしく、パーツ構成も俺の希望に近い。ところが何と価格がハブだけで¥16000超え。左右のベアリングのサイズが異なり、アクスルシャフトもテーパーというか、段つきになっているので、特別に作るかキャノンデール純正パーツを購入する必要がある。
そしてキャノンデールはアメリカのメーカーである・・・ということは、ベアリングもインチサイズである可能性が高い。ブレーキディスクも初期型では4穴、現行は6穴と言っているが、PCDが他の自転車と適合するかは微妙な所だ・・・。 ※自転車の世界では「6穴」と、スプラインによる「センターロック」の二種類が規格共通化されている
 
ここで俺の頭は「20mmアクスル」に巻き戻った。「LEFTY」と「20mmアクスル」は、概略は同じやんけ・・・と。
 
再度調べていくうちにやっと気が付いた。自転車の世界では工業用ベアリング(深溝玉軸受)の事を「シールドベアリング」と呼ぶらしい。
嘘つけェ!!! カンペキに騙されていた!!!
 
シールドベアリングってのは・・・ベアリングの基本構造はべつにして、デリケートな部分を金属板でシールド(shieled)したベアリングだと認識しているが、自転車の世界では工業用ベアリング全て(すなわち開放型であろうが、接触ゴムシールや非接触ゴムシール=sealedであろうが、シールドであろうが・・・そしてきっとニードルローラー他でさえも)を『シールドベアリング』と呼んでいるのであろう。
たまたま取引先の一人が気を遣ってくれて、自転車パーツカタログや雑誌を貸してくれたのだが、その中にベアリングに関しての記載があった。

Img_2918

「MTBのベアリングは“シールド”ベアリングではない」として、shieldとsealedの違いを解説。注文する時は「シールベアリング」と注文しよう・・・だってサ。
・・・ププッ。よくこんな事を雑誌に書くなあ。書いている情報そのものは間違ってないけど、根本的に論点がズレてまっせ。個人ブログじゃないんだから、もう少し勉強してから書いて欲しいものだ。
 
それで、良く名前が知られていてリーズナブルな価格の「シマノ」の製品は、実は全てのハブがカップ&コーンのベアリングであることが判明。シマノはソレを売りにしてるんだってサ。カップ&コーンの方がいいらしいのだけど、ホンマかいな。じゃ、なんでバイクはカップ&コーンじゃないんだろう。
 
それはさておき、「20mmシャフト」のアクスルシャフトは、本当に20mmなのだろうか?
インチ系で言えば19.1φとか21.7φとかを便宜上20mmと表現しているのではあるまいか?
借りた自転車パーツの資料には全く記載がない。仮にシャフトが20mmだとするならば、規格品には全部で8種類のベアリングが存在する。加工技術と設備が足りないので、俺はシャフトを製作する事ができないが、20mmであればM20のHTB(ハイテンションボルト・・・クロモリ鋼)の半ネジを使える(実測で19.9φ前後であった)。
 
悶々としていても仕方が無いので、ダメ元でコレぞと思うハブを買ってみることにした。
BAZOOKAというブランド(廉価なブランドとして有名らしい)の、フロント用の20mmアクスルハブ「B-129」ってヤツ。32ホールと36ホールの2種類があるが、リムのラインナップなど研究した後に32Hに決定。
サイクルベースあさひのネットワーキング店にて注文。¥7140(税込)+送料・代引き手数料で¥8190。在庫品では無かったものの、注文してから5日ほどで到着した。

Img_2917

 
内径は20mmピッタリのシャフト用だったが、カラーが外れないのでベアリングの確認ができない。ハブの構造は不明・・・。

Img_2914

じっくりと観察したところ、どうやらカラーはOリングで支持されているだけのようだったので、商品到着後30分ほどで、ハブをハンマーで激しく叩きはじめる。メーカー様、スミマセン。
オリャーッ!!! 外れたぜィ。

Img_2916

基本的な構造はバイクと同じだが、ダストシールである程度保持されているケースの多いバイクとは違って、カラーが二分割でインナーとアウターに分かれる。この間にOリングが嵌っていて、ダストシールの役割を果たしているようだ。

Hub

一応このハブは非分解という事になっているような感じで、検索して発見したとある個人ブログからの情報ではあるものの、「ベアリングのメンテナンスはできない」との事。製品には取説もなければ消耗品リストもない。
俺に言わせりゃ組み立てた以上は分解可能な訳だ。せめてメーカーも情報を公開するべきだと思うのだが、自転車の世界ではハブは消耗品だということか。それにしてもカスタム用のハブが7千円ナニガシで買えるというのはバイクでは俄かには信じがたい。台湾製みたいだけどw 
ディスタンスカラーはバイクに比べると複雑な形状で、両サイドにOリングが嵌っている。カタカタと遊びのあるバイク用と違って、Oリングによってある程度の位置決めが為されているようだ。
 
そして肝心のベアリングだが・・・天は我に味方した!! 予想通りであった。

Bearing

深溝玉軸受で、NBKの非接触ゴムシール(多分・・・NBKは手元資料が少ないのでわからない)。6804LLBであった。
 
この後残りの3つも注文予定。
当然、リムもだ。

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坂は下る前に、登らなきゃイカンのよ

2009-02-21 23:38:01 | 工作

先日の記事で、何となく紹介したDDC。色々あって、何故か!ほぼヤル気になってきてしまった(笑)。
一応このブログは比較的アクセス数が多い部類なので、「人気ブログ」として(嘲)検索に引っ掛かり易い。ライバルwに「ワークスマシン」の開発(笑)工程がバレまくってしまうのもマズいだろう・・・という事で、検索エンジン対策として(引っ掛からないようにw)、以後このレースの事はDDCと表記する事にする。ワークスチームがサーキットで、ブルーシートを使ってPITを隠すようなモンだと思って下さい(笑)。カテゴリーも追加だす。(うぉ、ホンキだw)
相変わらずやりたい事が多すぎて空回り中のため、もし今年の参戦が出来なかったら「口先男だ」と盛大に笑ってやってください。アッ、既に口先男かな(笑)。
 
俺がムカシから憧れのイベントがある。鳥人間コンテストと、本田宗一郎杯エコラン(←音が出るよ!)。自分で作ったマシンで出場するなんて最高だと思うのだが、素人の俺がたった一人で挑戦するには、既にレベルが雲の上ほど高い。
元々俺はレース派ってワケじゃなくて、そもそも根っこの部分ではイジってりゃ幸せってだけなのだ。当然イジれば走りたくなる訳で、お巡りさんに咎められる事なく全開にできるクローズドコースを選んで走る事になっている・・・というのが現在レースやってる理由の一つ。
以前は狂ったように一般道を走り回っていたのに、最近Vmaxを放置してしまっているのはそれが原因でもある。俺は改造したバイク(あるいはメンテナンスなど、自分でセットアップしたバイク)で全開をカマセたいのだ。
故に俺は、マシンを作るというキャラクター的に見て、ドラッグレースにはかなり興味がある。仮に趣味以上にレースに関わるとするならば、間違いなく「走る側」ではなくて「作る側」だろう。
 
さて、DDCである。
元になったソープボックスダービーの起源ってのは、今から80年位前とかなり歴史が古いようだ。今でも、発祥の地であるアメリカ・オハイオ州にて毎年開催されている、超メジャーイベントらしい。現在の冠スポンサーは、今をときめRedBullだよ!
All American Soap Box Derby

NET上で拾える情報内から察するに、本家のイベントはかなりオチャラケのエントラントが多い模様。それにしてもこれくらい盛り上がると、出場のしがいもあるよなあ。俺がアメリカ人ならば「あ」も「す」もなく出てるぞ。日本じゃどんなレースでもここまで盛り上がったトコロは見た事が無い。観客動員数としてはF1日本GPとか8耐とかはまあまあなのかもしれないけど(詳しくは知らない)、聞いた話ではアメリカではメジャーリーグは勿論の事、マイナーリーグ以下の試合でもかなりの観客動員数があるらしい。俺自身他人が走るレースの観戦にはほとんど興味が無いのでこんな事を書くのも恐縮だが、「観戦」という事に対して基本的な何かが違うのだろう。
 
アメリカだけじゃなくて他の国でもやっているみたいで、フェラーリとかボルボ、ロータスなんかがやたらとホンキなマシンを製作してやってるみたい。
フェラーリ。フェラーリはV12が信条じゃなかったのかw

Ferrari

ボルボ。この形式はDDCでは不可。

Volvo

ロータス。

Lotus

黄色いのはチーズフォンデュみたい(笑)。

Lotus2

幻の多角形コーナーリングをお願いします。
 
そんじゃ日本国内では・・・というと・・・あった。他にも。
日本ソープボックスダービーHP
ところがこのレースでは、ドライバーは子供という大前提があって、マシンもイコールコンディションになるようにレギュレーションで制限されている。ウーム・・・。ちょっと俺が求める物とは違うような・・・。まあそれでもアメリカ本国のソープボックスだダービーに倣う形式のようで、これはこれで面白そう。今年はダメだけど、来年以降ならばウチの子供たちも年齢基準をクリアするので、その気になったらやってみようかね。
本国と比べてエントラントが少ないのが気に掛かる。ローカルTV番組では取り上げられているみたいだけど、全体に注目度低いんスかね。それともアピール不足? 願わくばせめて日本国内だけでもレギュレーションが統一されれば、やりがいも生まれてくると思うのだが・・・。
 
俺がターゲットにしているDDCも、どうやら今年も9月の開催を目標に動いているようなので、一人でマシン製作をする俺は早々と動き出す事に・・・? ホンマかw
そこで諸々の事を散々考えた。
真っ先に決定しなければならないのは、車輪関係だろう。なにせタイヤとホイールは自分で作ることができないので、車輪に合わせて車体設計する必要があると思われる。
現在の主流は20インチの自転車ホイールにミシュランのエコラン用タイヤ(既に廃盤)を履かせる事のようだが、真っ先に俺が考えたのは、タイヤの外径が大きい方が車軸の回転数が少ないので、抵抗が少なくて有利なのでは・・・という事。
色々エコラン関係のサイトを見ると、一昔前までは実際にそうだったらしいのだが、自転車の26インチでは横剛性が望めずに24インチ化。タイヤも完全に覆うフルカウルが主流になって以降は前面投影面積を小さくする為に20インチが定番となったのだそうだ。現在はさらに小径化して14インチに移行し始めているらしい。自分でテストしたわけではないので受け売りだが、専用タイヤがあることで、24インチと20インチの転がり抵抗には差は見受けられないとの事。
それに、調べた所どうも24インチのレース用スリックには、ほとんどラインナップが無い。使えそうなのはパナレーサーのチューブラータイヤ(タイヤとチューブが一体化したもので、リムに接着して使用)くらいで、使えそうなハブも限られてくる(手間を掛ければ色々な手段はあるが、素人にはあまり現実的ではない・・・と判断した)。
 
簡単に作ろうと思ったら20インチの自転車を2台買ってきて、チョン切って使えば良いのだが、早々にその案は却下。先日の正吉君スペシャルに使ったドナー自転車のハブを見たら、大雑把に言えばアクスルがバイクのステムみたいな構造なのだ。

Img_2885

自転車との付き合いも長いけど、初めてバラして初めて知った。締め付けトルクによって転がり抵抗が変わってしまう。普通の深溝玉軸受がイイのに・・・。ロードモデルには工業用などで使われる深溝玉軸受を採用しているケースもあるみたいだが、バイクと違って「バラ売りされているパーツを組み立てる」スタイルの自転車には、異常な量のパーツラインナップがある。なのでいまだ概略すら把握しきれていない。
条件を絞って探しまくったら、何とか俺の希望に合う物を発見。しかし何とベアリングがインチサイズ。何でじゃい。何とかならないのか。しかもIRCのエコランタイヤの新品買うと、車輪関係だけで軽く10万越えだ。MAXでも20万くらいのつもりなのに、大丈夫か? もう少し探してみるか・・・。
 
しばらくこのカテゴリでは、妄想が続くでしょう。ケケケ

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正吉君、ライダーへの第一歩

2009-02-17 21:08:02 | 工作

ステムによって前方にオフセットされたハンドルバーは、オフセットをゼロにしたい。
ハンドル周りの部品は作る気になれば簡単に作れるが、丁度良い材料を在庫してないので、ドナーの物を加工して使用する事にした。
グリップが嵌る部分はバイクと同じで22.2φ。いわゆるテーパーハンドルなので、中心にハンドルステムが通る貫通穴を開けた。

Img_2817

正吉君の体にあわせてハンドル巾を出来る限り切り詰めて溶接。
 
これで部品の加工は全て終了したので、塗装に入る。
俺は一応、塗装に関してはある程度は本職なので(なんちゅー日本語だ)、参考までに手順を紹介。
 
旧塗装が残っている物はスケルトン(塗装剥離剤)である程度剥離してから、全ての部品にブラストを掛けた。
ブラストは塗装の下地処理として非常に有効。DIY塗装をする場合は、一般的にペーパー掛けなどして下地処理する事が多いと思うが、一度ブラストを使ってしまうと、アホらしくてペーパー掛けなどはやってられないほどの差がある。作業も早いし、細かく入り組んだ部分の処理も楽。そして何と言っても、塗装のノリが圧倒的に違う。ペーパー掛けだと垂れてしまうような場面でも結構な厚塗りができるので、缶スプレーで塗装してもかなりのクオリティが望める。塗装の食いつきもいいので、ヘタにプライマーを塗るよりも、ブラスト後に2液性のウレタン一発の方が良い場合すらあるほど。
 
今回はフレームをオレンジにして2液性のウレタンクリヤーで仕上げたかったのだが、在庫の塗料の組み合わせの都合でクリヤー以外はラッカーの缶スプレーを使うことにした。
この塗料の上からはあの塗料は塗れない・・・とか、色々あるんですわ。全てをウレタンにすれば問題はないけど、ウレタンのオレンジを1缶買わなきゃいけなくなってしまう。
 

Img_2819

プライマーを塗って、アイボリーで下塗り。

Img_2825

オレンジは下地の隠ぺい力が低いので、下地を白やアイボリーなどで塗ってやる必要がある。なんかルイガノっぽくてカッコいい。このままでもいいか?・・・と思ってしまうが、やっぱりオレンジを塗る。

Img_2828

ノズルの先っちょを回して楕円パターンを縦横変えながら、塗料が付きにくい箇所を先に塗っておく。場合によっては筆注ししておく場合もあり。

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缶はお湯に漬けて暖めながらやっている。ストーブの上の鍋の中に入れる人もいるが、アリャ結構キケンなのでやめた方がいいと思います。知人の知人はそれをやって缶が爆発して、片目を失明してしまったのだそうだ。俺は俺で数ヶ月前にちょっとした事件に巻き込まれて、目の前で缶スプレーが爆発! 前髪がチリチリになってしまった。
 

オレンジの缶スプレーを買ってくる時、明るいオレンジと濃いオレンジの2種類があった。ホントはその中間くらいの色が良かったのだが、仕方なく濃い方をチョイス。狙った色が作れないのは缶スプレーの欠点の一つである。オレンジとグリーンは非常に難しい色で、看板屋に入って間もない頃は、注意して色を作るようにいつも言われたものだ。何せ大面積に塗ると、色見本で見たときとかなり印象が違う。大体は濃く見えるかな。
缶スプレーを買ってくる時は、経験上なるべく金額が高い物を買ってきたほうが良いと思う。高いやつと安いやつを比べると、塗料の違いも然る事ながら、ノズルの出来不出来の差が大きく感じる。
バイクの外装を塗る場合は、原則としてラッカーにしておいた方が何かと都合が良いと思う。もちろんラッカーを塗ったそのままだとガソリンには溶けてしまうが、上からウレタンを塗ることが出来る。変なのを塗ってしまうと、再塗装時に全剥離しなければならない。普通のエナメル(要するにペンキ)を刷毛塗りした人が知人におりますが・・・(笑)。
 

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マーキングも塗装でやったほうが段差が出難くてきれいに仕上がるが、面倒臭いのでカッティングで・・・。クリヤー塗装の前に貼っておく。

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正吉君マークがイイ味出してるでしょう(笑)。何度も書くようだが、「正吉君」は本名じゃありませんよ。字も全然違うのだ(笑)。
 

Img_2835

クリヤーは硬化剤を混ぜて、ガンで塗装。

Img_2836

ちなみに仕事ではガン塗装は滅多にやらない。刷毛5、ローラー3、筆1、吹き付け1くらいかな? 余談だが、一昔前は刷毛5、筆4、ローラー0.5、吹き付け0.5くらいだった。仕事のやりかたや求められるクオリティ、材料などが変わってきているのだ。
ガンは吸い上げ式(塗料カップが下に付いているタイプ)と落下式(カップが上に付いている)の2種類使っているが、ほとんどは落下式でやっている。何故かというと、最大の理由は下から上に向かってとか、上から下に向かって吹き付けできるから。缶スプレーもこれができないので不便だ。

Img_2829

ガンが無い人も、缶を二重構造にして2液性ウレタンを仕込んだ缶スプレーもあるので、今回とほぼ同じ塗装はできるはず。ただし1缶¥2000くらいだったと思うので、高くついてしまうのが欠点。
 
ウレタンは垂れ難く、かなり厚塗りが出来るので、ラッカーと比べてハイクオリティな塗装が可能。

Img_2839

塗料の種類に限らず、塗ってしばらくしたら石油ファンヒーターの前に置いて乾かしている。乾く前にやると泣きをみる場合があるので、触れるぐらいに乾いてからがオススメ。キレイに仕上げようと思ったら慌てるのは禁物で、今回くらいの大きさの物でも塗り始めてから3日間くらい掛けて塗っている。吹き付ける前に#600~#1000位のペーパーで擦ってやるとゴミも取れるし表面もテカテカに仕上がる。
 
全くのプライベーターが塗装をやろうと思うと、最大の問題になるのが場所でしょう。臭いもかなり出るし、塗装ミストも舞う。俺の場合は会社に垂れ流しの作業スペースがあるので、この程度の大きさの物であれば普通に塗れる。
でも、バイクのフルカウルくらいとか、車1台とかになると少々厳しい。大き目の物を塗る時は簡易ブースを作ってやっている。
 

Img_2841

組み立てて、アクスルの六角にキャップを取り付けた。コレはケガ防止もあるけど、倒した時に床に傷が入るのを防ぐ為。適当に買ってきたら、4個中2個が大きさが合わない・・・。
 

Img_2842

正吉君を跨らせてやったが、やっぱり爪先ツンツン。

Img_2857

Img_2859

サドルのクランプを引っくり返して、シート高を気持ち下げてみたが、あまり変わらないようだ。フレームの構成上、どんなサドルを持ってきても、これ以上は下げれそうにない。もっと初期段階で考えるべきであった。
 

Img_2860

丸棒を組んで専用スタンドを製作。ディスプレイ台のようなモンだ。
この状態で正吉君を乗せたら、自分で降りれなくなってベソを掻いていた。

Img_2864

それなのに興味深々の正吉君。

Img_2865

朝起きてきて、初めてこの自転車とご対面した時は、30秒くらい動きが止まっていた。
 

ついでに、満面の笑顔でテーブルによじ登る正吉君。

Img_2866

一心不乱にメシを食う正吉君。

Img_2869

 
ちょっと足つきが悪いので、この自転車はしばらく部屋の飾りかな。半年も経てば自分で乗れるようになるだろう。
カタログスペックを参考に、写真の縮尺を合わせてキャリーキッズと大きさを比較してみる。

Hikaku

タイヤの大きさはほぼ同じ、シートポストの位置から推測するに、キャリーキッズの最低位置とそれほどのシート高は変わらないと思われる。クソッ。それでも全長はかなり短い。
 

Complete

ちなみにこのミニミニ自転車、販売計画アリ。諸々の事情でこのブログ経由では売れませんが・・・。
今の所、コストと販売価格の折り合いが付かないので、もう少し先になりそう。

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正吉君のスペシャルマシン

2009-02-14 01:18:13 | 工作

正吉君の自転車の製作を始める。
俺が「ペダル無しの自転車」を作る上で、工作技術と設備の都合上製作不可能なのがステムシャフトである。 ※タイヤやホイール、ベアリングとかの既製品を使うのが当たり前な物を除
なので他の自転車の物を流用する必要がある。
 

Img_2787

コレは数年前に拾った自転車。パクってきた訳ではありませんよ、粗大ゴミの時に拾ってきた正真正銘由緒正しき自転車である。
元々はビーチクルーザーっぽいオシャレな自転車を作ろうと思って拾ってきたものの、このまま放置すれば再び粗大ゴミ置き場行きとなる事は間違いない。君には正吉君用の自転車のドナーになってもらおう。
ステムシャフト以外を完全オリジナルにしたいところだが、手間の問題もあるので使えるところは極力使う事にした。
 
各部をバッサリと切断して、部品を摘出。

Img_2793

ネックとメインフレームはアルミで作り直したかったのだが、ベアリングレースを打ち込む部分の製作に旋盤を回す必要が生じる。面倒臭いのでそのまま使用する事にした。ビール好きの父を許せ、正吉君。
参考の為にこの時点での重さ・・・タイヤとメインフレーム、ハンドルポストとハンドルバー等の主要部品の重量を量ってみた。

4.2kg。

Img_2789

PacificのCarryKidsで5.7kgとの事(ペダルを装着した状態と思われる。しかもブレーキなども付いた状態)なので、正吉君スペシャルは残念ながら然程軽く製作する事はできないだろう。
ホイールのアクスル部分のプレートは、キャスターの金物から切り出した。

Img_2800

コレはシャフトの周り止めの爪が引っ掛かる形状の穴を開けるのが面倒だったから。無精な父を許せ、正吉君。前後左右の4枚をまとめて整形。
フロントフォークステムは6mmの鉄板から切り出して製作した。

Img_2801

ちょっと考えて、フォークオフセットはゼロ。BMXなんかはフォークオフセットがゼロだったりするが、大抵の場合はアクスルをオフセットしてトレールを稼いでいる。正吉君SPLはアクスルのオフセットもゼロ。何故そういう判断をしたのかというと、ブレーキワイヤーなどが無いのでステアリングが360°回転してしまい、前後が関係なくなってしまうだろうから。ハンドリングがどうなるかは不明だが、正吉君にインプレッションしてもらおう。的確な判断を頼んだぞ、正吉君。
コレにフロントフォークをTIG溶接。

Img_2802

 
サドルは表皮が破れていたので、張り替えれないかと思って剥がしてみたところ、ちょっと困難な事が判明。
仕方が無いので近所のサイクルベースあさひにて買ってきた。ついでにグリップも新品購入。

Img_2807

喜べ、正吉君、新品だぞ。合計¥2000弱。
 
リヤアームは適当な丸パイプに砂を詰めて手曲げ。

Img_2810

砂は篩に掛けて乾燥させたパイプ曲げ用に取り置きしてある物を使用。元々は単なるセメントを捏ねる為の砂。

Img_2812

リヤアームの溶接時に構成上センターを出すのにちょっと苦労してしまった。最後は微妙なところで妥協。酔っ払って判断が鈍っている父を許せ、正吉君。
とりあえず仮組みしたのがコレ。

Img_2813

全長で58cmくらいという極小サイズ。PacificのCarryKidsで全長75cmとの事なので、正吉君スペシャルが如何に小さいかがお分かりいただけるかと思う。
正吉君の股下は実測で20cmくらい。出来る事ならばそれくらいまでシート高を下げたかったのだが、残念ながらソコまでは無理であった。何せタイヤの直径で既に20cm近いのだ。シート高は実測で25cmを越えてしまった。加工技術の甘い父を許せ、正吉君。
 
全く乗ることができない自転車を作ってもしょうがないので、確認のために一旦正吉君に跨らせてみる。

Img_2814

ここ数日で何センチか足が伸びたのか(笑)? なんとか爪先だけは付くようだ。足が長くなればジャニーズ入りは濃厚だぞ、正吉君。
正吉君は最初は跨るのを嫌がっていたが、暫くすると気に入ってしまったようだ。父の偉大さを思い知ったか、正吉君。
 
まあ俺自身がライディングテクニックを持っているワケではないので、当然正吉君にもライディングなんか教えられない。でもまあ横峯パパのようなケースもある。きっと子供はみんな、親の情熱くらいは受け入れてくれるだろう。
同じような事を考えて、同じような物を作った人は他にもいると思うので、「一番」ではない筈だけど・・・敢えて言ってしまおう。コレが世界で最も小さい子向けの自転車になるであろう、と。国際A級養成ギブスだ。星一徹と同じように、俺もちゃぶ台を引っくり返すぜ!! アッ、今は俺んちにゃちゃぶ台が無ェわ。今度買って来よう(ウソ)。
 
この後、ハンドル周りの加工を済ませてから仕上げに入る。暫し待て、正吉君。
 
念のため書いておきますと、「正吉君」ってのは本名じゃありませんヨw

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ステンレスのボディーがタイムトラベル時の粒子の分散を促進する

2009-02-10 13:23:10 | 工作

「作るぞ」と言ってから悠久の時を経て、テレビ台が完成した。

Img_2794

棚板のみ樹脂版の上にステンレス板を貼っているが、他はオールステンレス。天板に至ってはミラーなので、高級クラブかラブホテル並みに光り輝いている。材料が勿体無ェ・・・。
とはいえ材料は全て在庫品で、しかも約9割が端材を使用。なのでどうしても思ったサイズの材料が無かったりして、仕上がりがちょっと不自然な所もある。
設計図も一切書かずにやってるし、面倒だったので扉も無し。ブルーレイはフロントパネルを開かないと操作盤が出てこないので、子供もイタズラはしないだろうと思ったら、大間違いだった。正吉君はいきなりフロントパネルをパカッと開けていた。カバーを作らねばならない。

Img_2799

正吉君が転んで頭をぶつけてケガしないように、角はR。
この調子で自宅をステンレス化していく予定。ヒヒヒ
 
次は正吉君の自転車。既に作り始めてます。(コッチはステンレスじゃありませんw)

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宇宙戦艦ヤマトに使われている「宇宙合金」の原料であるコスモナイト鉱石は、土星の衛星であるタイタンに微

2008-11-22 15:30:46 | 工作

ヤマト架装に際してブラケットを製作。残念ながらコスモナイトは手に入らなかったので、アルミ製である。

Img_2138

これに対して「セルフドリリングスクリュー」で外装を取り付け。

Img_2139

 
ナンか半端な出来だが、本家ヤマトも完成を待たずして出航した。
「航海しながら完成させればよい」(by沖田十三)
 
「テストはまだだがいけるぞ、古代!!」(by真田志郎)
 
ゴ・・・
 


ゴゴ・・・
 


ゴゴゴ・・・
 


ゴゴゴゴ・・・・
 
ゴゴゴゴゴ・・・・
 
ゴゴゴゴゴゴゴォォォォ・・・・

 

Yamato

 
ォォォォ・・・・

キュイーーーーーン(僅かに金属音がする)
 
ま、そんな訳で遊んできます。

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ヤマト全シリーズに登場するレギュラーでありながらも南部と並んで存在感の無い太田は、シリーズを通して一

2008-11-16 23:51:39 | 工作

全人類の期待を背負って製作しているヤマト。

Img_2109

今回製作予定の主なギミックはこれだけ。それぞれまだ製作途中であるが・・・。
そして俺はダシを取りはじめた。

Img_2106

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波動砲の砲口内部がギザギザのフィン状になっているのは、隣の奥さんでも知っている

2008-11-13 22:50:29 | 工作

艦橋の真横に敵の砲撃が命中するシーンが、何度も使い回しをされていた「宇宙戦艦ヤマト」の製作を続ける。まあ誰にも期待されてはいないと思うが。
 
先日イラストを起こしたロケットアンカーは、適当に製作完了。

Img_2100

今取り付けてしまうと塗装が面倒になるので、塗装後に本体に取り付けることにする。それにしてもこのロケットアンカーは、ストーリー上では非常に地味な存在だ。実戦で使用された事もあったと記憶しているが、デザイン上の大きなポイントになっている割に活躍の場は少ない。だが、ここのところ完全にヤマト付いている俺(ちなみに着メロもヤマトw)、某動画サイトで一通りチェックしたところ、ドックに入った時などは毎回地味に使用されている事が判明した!! ただしこのロケットアンカーが接続されているチェーンが、何処に収納されているのかは全く不明。ついでに言うと、大気圏内に於ける飛行時に使用する主翼は、一体どうやって収納されているのだろう? ショボイ俺の頭でメカニズムを考え続けたが、20余年経った今でもその答えは見つかっていない。
 
本体はたまたま気が向いたので白い下地塗装をした。何せ段ボールなので塗料を吸い込んでしまう。吸い込み防止のシーラーとしての目的と、ヤマトは喫水線以下が赤いので、隠ぺい力の低い赤の発色を良くするため。
というとカッコいいが、実は仕事で鉄骨を塗っていたら塗料が少しだけ余ったので、ついでに思いつきで塗っただけだ。
 

Img_2094

波動砲の砲口の中のフィンは、当初は割り箸で作ろうと思っていた。ところがかえって加工が面倒だろうと思い直して、ザボーガーの製作時にも使用したカルプ(カルシウム入りプラスチックの意で炭酸カルシウムで発泡させたプラスチック。我々看板屋はカルプと呼ぶが、一般的にはライオンボードと呼ぶようだ)を使用。
 
それらしくなってきたような気もするのだが、暫く眺めている内に、全体のバランスが気に入らなくなってきた。

Img_2096

下側先端の形状を手直しし、上部のハチマキ(?)部分も切り落としてしまった。
コレを別で製作し、本体に貼りつける。
ん・・・

Img_2097

コレはデカ過ぎ。
 
再度ハチマキを作り直した後、喫水線以下を塗装する事にした。
使用した塗料は二液性のウレタン塗料。主剤に対して硬化剤を混ぜ合わせる事で硬化反応する。
ホームセンターなどで売っている一般的な塗料は、大雑把に言えば・・・水性塗料は水分が蒸発することによって、油性塗料は溶剤が揮発する事によって乾燥する。
二液性の場合は溶剤が揮発した後に二次反応として主剤と硬化剤が反応して硬化するので、より安定した塗膜を形成するのが特徴。
ラッカーなどに代表されるスプレー塗料のほとんどは、例えばバイクに使用した場合、ガソリンが掛かってしまうと塗膜が溶けてしまう。二液性塗料の場合はその心配は無くなる。
但し・・・今回使った二液性塗料は車両用のものではなく建築用の物。ここ10年弱で一気に普及した比較的歴史の浅い塗料である。
この建築用二液性ウレタン塗料の特徴は、何と言っても塗料シンナー(俗にペイントうすめ液と呼ばれる)で希釈するところ。専用シンナーで希釈する従来の二液性塗料に比べて、扱いが楽なのである。
また、余った塗料(硬化剤を混入した物)は最終的に固まってしまうので、処分も楽。我社が使用する塗料は、既にかなりの割合でこのタイプに入れ替わった。
建築用塗料とはいえ侮るべからず。意外とバイクに使ってもそれなりだ。まあサスガにコレで外装を塗る気にはならないが・・・。二液性の場合は塗膜が分厚く出来るというメリットがあり、結果として艶も出しやすい。まあ何と言うか、イイトコだらけなんであるヨ。
 
ヤマト完結編のラストシーンを思わせるスタイルで塗装。

Img_2101

喫水線から上は、今回の赤が乾いてから塗る事となる。
我々が使用する建築用の塗料(看板用も含む)は、多くの場合日本塗料工業会が定める標準色、いわゆる「日塗工(にっとこう)」と呼ばれる品番にて管理される事が多い。今回喫水線よりも上に塗る色は、ヤマトの画像と照らし合わせて日塗工の75-50Hと決めた。
まあ恐らく誰しも全く期待をしていないヤマトの製作。このブログを呼んでくださっている皆様にとって、日塗工の色番号などは全く意味の無い情報である事は明確である。
 
人類滅亡まであと10日。急げヤマトよ、地球は君たちを待っている!!

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宇宙戦艦ヤマトは戦艦大和の中から出てきたのに、何故に全長が同じなのだろう?

2008-11-07 22:25:06 | 工作

ここのところ長いタイトルシリーズを続けているだけで、タイトルと記事内容は特に関係ないです(笑)。
確かヤマトは大和を改造して造ったという設定だが、絵的な表現上は大和のボロボロの外装を破ってヤマトが出てくる。
当時小学生だった俺たちの間では、何故に長さが同じなのか・・・と、よく討論していた(笑)。
 
まあいいや。
 

Img_2047

先日製作したミニチュアを切り開いて展開図状態にして、スキャニング。
これをトレースしてベクトルデータを作成。ミニチュアではいい加減だったが、しっかりとシンメトリックにしてやる。
ミニチュアの大きさが高さで約10cmだったので、取り付け車両と照らし合わせて倍率を設定。
実物は約50cmとした。
 

Img_2048

この実寸化したデータをペンプロッターで紙に原寸出力し、段ボールにデザインボンドで貼り付ける。

Img_2050

ラインどおりに切り抜き、段ボールを曲げながらテープで仮留めしていく。

Img_2051

最終的に塗装して仕上げる予定なのだが、布のガムテープは塗料の乗りがイマイチ悪いので、仕事で余ったフィルム(いわゆるカッティングシート)で貼り合わせた。

Img_2052

かなりハリボテだが、何とかヤマトに見えるだろう・・・。5分も持たないかもしれないので、この程度でカンベンして下さい。
 
テープで貼り合わせただけでは強度が出ないため、シリコンコーキングを施す。

Img_2056

通常のシリコンコークには当然塗料が乗らない(弾いてしまう)。「変性シリコン」というヤツを使用する。コレは上から塗装できるのだ。
シリコンは非常に接着力が強く、隙間があってもある程度は充填できる所が便利である。ちなみに数年前に液体ガスケットを切らして以来、俺は代わりにシリコンを使っている(笑)。あまり使わないから、買うのが勿体無いのサ。
シリコンで接着する場合に不便なのは、固まるのに時間が掛かる事。
このまま暫く放置する。
 
次に、艦首の両サイドに付いている「ロケットアンカー」を製作する。
詳しい資料が無いので、艦首側から描かれたイラストを参考に、絵を描いてみる。資料によって取り付け位置が異なっていたり、ロケットアンカーの大きさやら形やらが違っていたりするので、適当です。

Img_2054

面倒だったが、思うところあってコレもPCでデータ化。
 
つづく。

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