THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

続・俺は何屋だ。前編

2007-07-18 19:17:26 | カスタム

二回目の入院である。
サーキットにて転倒してダメージを受けたVTR1000。前回はフレームのクラックを溶接した。今回はミャフリャーの修理。
結構なスピードで左に転倒して、横倒しのまま滑ってスポンジバリヤに激突という経緯であるので、ダメージは左側に集中している・・・というよりも、左側は一通りやっちゃった状態だ。
既にサイレンサーはオーナー自身の手によって、お世辞にも美しいとは言い難い補修が成されている。

Epsn3653

俺のバイクであるならば即刻不合格の烙印を押されるところだが、まあ見なかった事にしよう。

実際にはこの状態でも走行は可能だが、前回の修理時に俺が冗談半分で要求したビール(サントリープレミアム箱詰め)と焼酎(吉四六ではなかったが一升瓶)を戴いてしまったので、さすがに申し訳なくなってマフラー修理をこちらから買って出たのである。上手くすればまたサントリープレミアムと焼酎一升瓶を入手可能という腹があるかどうかについては沈黙しよう。どの道俺にゃ一週間も持たない量の酒なのである。
蛇足ではあるが、「この状態でも走行は可能」というのはあくまで物理的な話である。俺はボロいバイクを極端に嫌う性分で、オフロード走るのは止めたほうがイイという話すらある位。そんな俺にとっては、このVTRは不動車というグループにカテゴライズされる事となる。(スミマセン)

さて、件のマフラーは、転倒によってベッコリ凹みつつ地面を滑り、本来曲面であるべき箇所にかなり広い平面部分を作っている。

Epsn3625

VTR1000はV型2気筒である。エグゾースト関連は全て社外品(Powered by Auctionと思われる)に替えられているが、完全に寄せ集めフルエグゾーストである。フロントとリヤの各バンクから出たエキパイは、一旦リヤタイヤの直前で集合し、また2つのサイレンサーに向かって分かれる2in1in2構造。集合部分は車体右側にあり、左側センターパイプはスイングアームの下、リヤタイヤの前を通って左側に振られてからサイレンサーに入る。
左サイレンサーは右サイレンサーと比べて何故かグイッと前に押された状態(真後ろから蹴飛ばされたような状態)になってしまっており、さらに真後ろから見るとNSR250風に排気口の高さ位置が違う。
それとサイドスタンドを跳ね上げるとスイングアーム下を通る中間パイプにコツンと当たってしまう。フレーム修理の時にはしっかり確認しなかったので甘く見ていたが、どうもコレは潰れたセンターパイプ部分を切って入れ替えてオワリというワケにはいきそうに無いぞ・・・。

まずは何処が変形しているのかをジックリと検証。サイレンサーバンドとサイレンサー本体の位置関係をスケールで測るが、その曲がりっぷりの割りに左右で数値的にはあまり差が無い。
どうもコレはシートレールが曲がっている様だ。確かに後ろから見ると左が下がっている。

Epsn3633

だが、不思議と目視ではメチャクチャというほどでもない。差金で測るとかなりひん曲がっているところを見ると、もしかしてメインフレームごと逝ってるのか・・・?(ボソッ)
シートレールは長目のパイプを梃子に使い、ヒーヒー言わせて修正。

Epsn3634

何でもかんでもバーナーで炙る人がいるが、俺はあまり好きじゃないなあ。勿論モノの程度にもよるんだが。ジワーっと力を掛けるのではなく、ハッ!!とある程度一気にやるのが良いかと思う。

さて、今回最大の問題となったのは、42.7φ-1.2tのステンレスパイプの入手。いや、別に材料屋さんに注文すれば普通に仕入れはできるのだが、それだと少なくとも4m物を丸々一本買わなければならない。多分切り売りも対応してもらえるとは思うが、他に頼むものもないのに50cmだけ買うのもねえ・・・。
仕事では殆ど丸パイプを使わない。使うとしても101.6φの3tとかの支柱に使うような物。またはもっと小さいサイズ。当然端材の在庫もない。こんな半端なサイズの肉薄なんて、考えてみてもマフラー以外には使わんな、という感じ。
が、ちょっと思うところあって同業の友人に聞いてみた。
「ヨンニーナナの1.2の端材、持ってない?」
「400番(表面の研磨仕上げの番手)でいいか?」

オオ!!

俺と同い年の彼は昔、俺と同じくハチロクに乗りつつ結構イジっていたのだが、最近は釣りオンリー。チタンの釣り道具を自作したりしている。仕事では事実上ライバル(直接戦っているワケではないが)で、趣味も俺と同一線上にある。親父さんと奥さんと弟で仕事しているので文句のぶつけようもないからであろうか、いつも俺が「帰ろうかなー」と思っている頃に我社に遊びに来て1~2時間ほど居座る。まあいいけど(爆)。

Epsn3627

結局この端材はタダで貰ってしまった。ちなみにこういう場合にハナっからタダで貰おうとする人がいるが、それは絶対にマナー違反だと思う。逆にこういうのを高値で売ろうとする人もいる(爆)。まあ基本は売り買いするべしと思うが、あんまり酷いとちょっと考えるなあ。難しいもんです。

シートレールの曲がりを修正して、サイレンサーを正規の位置および角度にセットしてみる。

Epsn3648

Epsn3649

とりあえず左側中間パイプの凹んだ部分を入れ替える為に切り落とす。

Epsn3639

写真の一番左の物が集合部分に接合するので、仮に差し込んでみると・・・。

Epsn3651

写真では判り難いと思うが、有り得ない角度なのだ。この各所を採寸したりして検討すると、どうも左側中間パイプは全体に曲がってしまっているようだ。
んで、さらに切断。切り落とした部分を新たに作るのだが、XRのマフラーを作ったときの経験からして42.7φの1.2tは俺には曲げられねえ・・・。しかもかなりの角度に曲げなければならない。パイプもずいぶん短いので力も掛け難いだろう。じゃあどうするか?
エビ管を作ります。

続く。

コメント (4)
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俺が今、製作したい物

2007-05-14 21:27:44 | カスタム

Vfsh0002

昔から「作るのが夢だったバイクの部品」というのがありまして・・・。
特定車種に対してこういうカスタムを施したいという物ではなく、車種を問わず部品そのものを作ってみたいという欲求なのだ。それは、
①外装パーツ
②マフラー
③フレーム
④燃料タンク

この内の①は10年くらい前から数回経験済み。現在のVmaxのF&Rフェンダーも自分で作ったFRP製である(一見ノーマルに見えるが、良~く見るとノーマルに見えるように作ったオリジナル品)。その他Vmaxのアンダーカウルや当時乗っていたDTのカーボンラジエターシュラウド等、色々作ってきたのだが、現在作業途中の物もありながら活動休止中。
②のマフラー、コレも随分前からサイレンサーのみは何本か作った経験があり、約1年前にXRのフルエキゾーストを製作して目標達成。現在はVmaxのマフラー製作を予定しているが、もう少し先になりそう。

残る③④だが、コレはやった事が無い。
フレーム製作で最大の問題になるのは、法律上固有性を証明する部分がフレームに存在する・・・つまり一般公道走行用に登録する場合はフレームナンバーが必要になるという事である。例外は各市区町村にて登録する原付と車検の無い250cc以下の車両(厳密にはグレーゾーン、或いはクロかと)、クローズドコースのみで使用するレーサー(コッチも不可の場合があると思われる)。本当はフレーム製作に対しての明確な夢があるのだが、この辺りがネックとなって頓挫したままなのである。
最後に燃料タンク。コレは消防法とか耐圧検査とかの問題を別にすれば、一応実現可能な範囲であると思われる。難しいのは給油口。オンロードバイクの様なタイプならばノーマルをそのまま移植してやれば良さそうだが、オフロードコンペの様なキャップがネジになっているタイプは困る。旋盤で削り出しての製作は不可能では無いと思うが、少なくとも俺が自分で旋盤を回して製作するのは現実的には無理だ。理由は割愛。元々俺が作ってみたいのは、アルミの叩き出しのタンク。でも美観と機能の両立した物を作るのは大変であろう。

んで、実際に作ってみたいタンクは二種類。

一つ目はVmaxの燃料タンク。
ご存知の方も多いと思うが、Vmaxの燃料タンクはシートの下にある。マシンのシルエットを可能な限り低くしてエンジンを徹底フューチャー、且つエアクリーナーBOXの容量確保というのが主な理由の様である。当然シート下のスペースは限られているので総量15リッターと、燃費が余り良くない割りにタンク容量が少ない。ロングツーリング好きの人が「Vmaxに乗りたいが、航続距離がねえ・・・」という人がいるのも肯ける話だ。俺自身もロングツーリング好きなのだが(最近は全く行ってない)、一般道で140km~160km走行で給油、高速道路の場合は100km=SA一箇所置きの給油(SAが50km毎にしか無い為)を目安に給油している。一般道走行の場合はまだ良いのだが(山の中に入るときは大事をとって事前に早目の給油をする)、高速道路は最悪である。完全に荷物満載の状態で九州にツーリングに行った時は、荷物積載状態で給油する事が出来ず、九州に上陸するまでの高速道路で100km走行・・・つまり約一時間走行する度に満載の荷物を降ろして給油するのを繰り返し(7~8回)、最終的に頭にきて宅急便で荷物を自宅に送り返す事態を引き起こした(爆)。

過去にVmaxの燃料タンクのカスタムの事例は数多い。その理由はやはり航続距離の短さから来る物で、古くはリヤフェンダー上にサブタンクを配するカスタムから、ダミータンク位置に本物のタンクを設置する物まで多様化している。
だが、俺が考えている今回のVmax用の燃料タンクは過去の常識を覆す物である・・・ちと大袈裟か。

それは何と、燃料タンクを小さくする事である。実はこの構想は1998年頃から持っている物であるのだが、何故そう考えたのか?
①ノーマルタンクは容量を稼ぐために複雑な形状をしているので、その取り付け取り外しのためにリヤフレームの一部がボルトオンされる事となり、結果としてフレームの弱さの一因を作り出してしまっている。
②フレームぎりぎりに配された形状のタンクは、やはりシート下に置かれているバッテリーを前の方に設置させる事となり、旧型で容量の小さいバッテリーを更にエンジンの熱で苦しめている。
③エンジンから発生する熱が逃げる方向を塞いでいる。
④タンクそのものの美観を考慮しておらず、臭い物に蓋をする様にサイドカバーが被せられている。
⑤給油をやりにくい(給油口が奥まった所にある)。特に俺のVmaxはシートがCorbinベースの改造品の為に給油口が見えにくく、給油する時は結局TOPの写真の様にシートをゴソッと外しているのだ。

Vmaxのタンクの15リッターの内、3リッターがRES(タンクから燃料ポンプで吸い上げており、残り3リッターで燃料警告灯が点灯する仕掛けになっている)だが、俺の使用状況的に言えば普通に100kmを走行する事が出来さえすれば問題は無い筈だ。ノーマルタンクの精神的な落とし穴と呼べる燃料警告灯、少なくとも俺は過去の給油回数に対して20%程度しか警告灯が点灯したのを見た事が無い。15年以上のVmaxとの付き合いの中で、一度だけ仲間の給油タイミングと合わずに完全ガス欠をした事があるが、イメージ的には総量12リッター、内RESが2リッターあれば俺としては充分な筈。

製作も、本体はアルミ板を曲げて溶接、「カチャッ」と嵌るタイプの給油キャップなので部材を旋盤で削りだしてやれば普通に製作できそうである。そんな訳でスペアのノーマルタンクを参考の為に引っ張り出したのだが、昨日坂内で走ったお陰で(?)もう一つの作ってみたいタンクの方に突然気が向き始めてしまった。

んで、気が早くも取り敢えずこんな物↓を買ってきた。

Epsn3271

さて、何を作ろうとしているのか・・・?

つづく。(仕事が忙しいので、更新する間隔は長目になります。スミマセン。)

そーいえば、子猫達は親猫であるアルポリに無理矢理引越しさせられて、トイレの天井裏から保管在庫のネオン管の箱へと移りました。あれぇ? トイレの天井裏では3匹居たような・・・? 以前も子猫が忽然と姿を消してしまった事があった。ネコ好きの俺にはありがた迷惑な子猫の存在であるが、ちょっと心配・・・。

Epsn3268

顔つきからして、奥の方がこの間助けた子猫だな、多分。

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IMSのビッグタンク

2007-02-11 21:19:12 | カスタム

組み上がったばかりのSPLエンジンを壊してしまい、ションボリ…。結構なダメージなのに、それに気が付かなかった俺もワケ解らん。二重ションボリだ。
このブログにも名前が登場する某氏(今回は敢えて名前を伏せる)は、そんな俺を「ダメ人間クラブ」に引きずり込もうとしている。

が、俺は元来は地の底からでも這い上がるスーパーポジティヴ野郎である。
MD30と照合しつつME08のクロスミッションの品番を調べて、いつも純正部品を注文しているお店へトツゲキ。…が、何故?シャッターが閉まっている。ションボリ。イベントだったのかな?

仕方ないので、近所のブックオフへ行って『サーキットの狼』を探す。年末年始に自宅の片付けをしていたら、昔から所有しているコミックが出てきて、またスーパーカーへの情熱が再燃(爆)。当時のコミックを1巻から18巻までは所有しているのだが、その後は持ってない。最近(といっても結構前)に愛蔵版として「サーキットの狼」から「サーキットの狼Ⅱ モデナの剣」を収録したコミックが発売されているので、入手困難と思われるオリジナルは諦めて、愛蔵版狙いなのだが…ありません。ションボリ。

むう、「ダメ人間クラブ」に入会拒否している俺としてはこのままでは済まされない。
そんな訳で、過去に触れた事が無いIMSのビッグタンクについて記事を書いてみる。

Epsn2805 高さは結構違う。

Epsn2806 全然違う。

Epsn2807 とても同じバイクの物とは思えない?

Epsn2808 上から見下ろすと意外と差が無い。

結構見た目に差がある。シュラウド下部がかなり広がっているが、実際にはステーに締結されるので、もっと巾は狭くなる。

俺のXR250は最初期型であるが、IMSのシュラウドタイプのビッグタンクに換装してある。カスタムポイントの中でも数少ないキットパーツである。
但し厳密には専用品ではなくて、加工して取り付けている。
どういう事かというと、このシュラウドタイプのBIGタンクには年式別に3種類あって、先ず現行モデル用(純正でシュラウドの付いているモデル用)の1種類と、シュラウド無しでAI付きのモデル用の「シュラウド・コンバージョン・キット」の1種類、シュラウド無しAI無しモデル用の「シュラウド・コンバージョン・キット」の1種類の計3種。

元々シュラウドの付いているモデルはタンク本体を取り替えるだけ。
シュラウド無しのモデルに取り付ける場合は、シュラウド前方下部の取り付けステーが必要なので、これがキットに含まれている。
購入する時点まで知らなかったのだが、AIは車体左側に付いており、初期型では左側にあったホーンが右側に移設されている。シュラウド無し・AI付きのモデル用のキットは、シュラウド取り付けステーはホーン側に取り付けるが(現行XRもそうみたい)、初期型ではフレームのここに取付ステーが付いてない。この為、初期型のキットでは左側のホーンと共締めする仕掛けになっている。
ダートフリークに買いに行ったら、初期型用のキットの在庫が無かったので「自分で加工します」と別年式モデル用を買ってきたのだ。取付位置が異なるのでステーを切断して溶接し直す必要がある。

このシュラウド・コンバージョン・キットを購入したのは、「シュラウドを付けたいから」であった。というか、元々の三角タンクが好みでは無いのだ(スミマセン)。しかも元々タンクがベッコリへこんでいた。空冷エンジン車にシュラウドを取り付ける事を否定する声もある様だが、水冷のシュラウドでもアリャ単なるカバーである事は間違いない(単純に取り外しただけでは、使い勝手にも影響する場合もありそうだが)。デザイン部品というのは立派な機能部品である。
それに、バイクに対して無条件に性能のみを追求している人はまずいないと思う。性能のみを追及してばかりいたら、最後にはどのバイクも同じデザインになってしまう(大袈裟か)。俺としてはXRのシュラウドは、「デカールがプラスチックになった物」程度に考えている。ノーマルXRのシュラウドが風を集めてエンジンを冷やすなんてのは考えすぎ(スミマセン)。あまり深く考えない方がいい(爆)。カタチが気に入りゃいいんです。
ま、空冷に取り付けた場合は少なくとも「ラジエターシュラウド」では無いですな。
※シュラウド=shroud 「覆い隠す物」の意味

当初はたまーーーに練習走行できればいいや・・・位にしか思ってなかったので(このXRでレースに出るつもりは全く無かった)、ノーマルよりも小さな燃料タンク+シュラウドというのが望みであった。A-LOOPのキットは正にコレだったのだが、如何せん金額が高く(シートまでセットになっているので、相対的には然程高価ではない)、正規輸入も無いみたいなので部品供給に不安があった。
現行モデルのを取り付けようかとも思ったが、やはり結構高い。IMSのはタンクがデカくなる=邪魔で乗りにくくなる・・・というイメージを持っていたので、かなり二の足を踏んだ。結局ダートフリークに二回も実物を見に行って(この頃はまだ同店は引っ越す前で近かった)から決定。

俺は正直なところノーマルXRを良く知らない。ノーマルの乗り味の記憶もかなり薄らいできてるし、身近に現行モデルに乗っている人がいないのでマジマジと見た事も余り無い。年式や輸出仕様による違いにも疎い(それでも以前に比べれば随分詳しくなってきたとは思うが)。そんな訳で街中でXRが置いてあったりすると、ノーマルってどうなっているんだろう??とかなりジックリ観察してしまう。決して怪しい者ではアリマセン。ちなみに指一本触れない。人のバイクを勝手に触ってはイケマセン。
で、その怪しい街中XR観察で得た知識(笑)を加えた俺の絶対評価をすれば、現行モデルに対して「タンクがデカくて邪魔」という事は無い。流石に満タン(スペックで12.1リッター)にするとかなりの重量を感じるが、普段はむしろ軽いというか、重心が低い印象を受ける。

それどころか、俺のXRに限って言えば、燃費の都合上必須条件になってしまった。乗り方や走る場所の問題(ホームコースの坂内は開けまくるコース)もあると思うが、N目君のXLRでは2時間走行後の給油で約4リッターというデータを得ているし、俺のXRの前オーナーのN造さんがエンデューロに使っていた時は、3時間EDを無給油で走りきっていた様な記憶がある。俺のXRは2時間でIMSタンクをRESに切り替えさせてしまう。※その後2DAYSで使用した時は、レースの性格上あまり回さないせいか、もっと燃費は良かった。実走行データ記録は俺の手元に無いので、具体的な数字は判らない。またキャブセッティングについては、エンジンが組み上がった事もあるので、もっと詰めてみるつもり。

このキットはIMSのダートフリークモデルらしいのだが、サスガは舶来品、同梱のボルトが間違ったのが入っていたり、見た目が怪しかったり・・・。右側に残ったガソリンも使い切れないなあ。
ポリタンクの耐久性云々は良く話題になる事。俺は走行後は、出来る限りガソリンを抜いている。※長い耐油ホースに付け替えて携行缶に戻している。
それでもまあ、人にオススメできる物だとは思う。

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急告:マフラーの騒音規制問題について(@毒舌)

2007-01-09 12:30:31 | カスタム

まずは国土交通省HPをご覧下され。意見募集対象としてPDF形式でアップされている所に注目。

お役人言葉で、非常に理解し難い表現がなされているので要点を掻い摘むと・・・
●一般道で排気音のヤカマシイ車両が多い
●純正(ノーマル)マフラーと社外マフラーに対しての規制を厳しくしましょう
●事実上社外品を製作する事が不可能なレベルの規制を掛けましょう。

という物である。

お国が規制対象として狙っているのは、必ずしも「暴走族」ではなくて、我々趣味でバイクに乗る者であると読み取れる。

そんな法律が出来たらカスタムマフラーメーカーが困るとか、マフラーを換える楽しみが無くなるとか・・・それ自体は深刻な問題だと思うが、敢えてここでは書かない。
何故か? ちょっと論点が違う気がするのだ。

もしも我々、純粋な趣味人が健全な趣味として交換したマフラーが本当にウルサイならば、音量規制を厳しくしてくれて結構だ
俺自身他人に迷惑は掛けたくない。人によってウルサイと感じる基準は違うし。

だが、この法律がこのまま現実化したとすると、それは「飲酒運転するヤツがいるので、日本国内での酒の販売を禁止します」というのと同じ様な物だ。
音のウルサイ車両よりも、俺としては最近特に、信号無視するバカ&ゴミをポイ捨てするバカが気になるが?
音のウルサイマフラー付けてても民家のある所ではそっと走る人間と、ノーマルマフラーでもマナーの悪い奴、どっちを先に取り締まるべきなんだろう?
俺が警察官ならば確実に後者だね。騒音規制値とかの数字は基準を決めるのには便利かもしれないが、そんなのは人の心によって簡単に結果が変わってくると思う。

バイクに乗らない役人の短絡思考である。
それならば、税金もったいないから、「役人はセンチュリーやレクサス等の高級車は使用禁止」という法律も作ったら?

さて。
一般ユーザーって普段から国土交通省のHPをコマメにチェックしますかね?
せいぜい俺が仕事以外で見るのはポータルサイトのニュース、興味のあるメーカー等のHP、面白そうな事をやってる個人のHPやブログ、その他便利サイトくらいだな。
情報を国土交通省のHPにだけこっそり掲載しておいて、あの時意見募集したでしょ?とか言うつもりなんですかね。

約一ヶ月という短い期間だが、パブリックコメントを受け付けている。ちなみに一般企業であるYAMAHAは新型Vmaxに対して意見を請う為のアンケートサイトを既に1年位継続して設置しているんだぞ。一ヶ月というのは短すぎではないか? 期間がコレしかないという事は、この件に関して情報入手の早い人にしか意見を言う事が出来ない。

つまりこんな方法で集めた意見は、パブリックコメントでも何でも無い。

意見するべし

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ゼリー?

2006-11-17 09:32:19 | カスタム

コレ、何だか解りますかー?

Epsn2429

食べ物ではございません、先日フレーム等塗装した余りの塗料でございます。
二次硬化完了すると、このように寒天になります。

ラッカー塗料や普通のエナメル塗料だと、同じ状態で放置したとしても表面に膜を張る程度。理屈上は最後の最後には固まる筈なのだが、そこまで行くには一体何年掛かるのやら・・・。

こうして固まった物を比べると分かるのだが、普通の塗料はパリパリに割れてしまうところ、二液性の物は簡単には割れない。

仕事で製作する物の中には焼付塗装をする物もあるのだが、焼付はもっと強い。二液ウレタンの物は気を付けて扱わないと直ぐに傷が入るが、焼き付けた物は多少無造作に扱っても簡単には傷まない。但し、施工には当然釜等の設備が必要なので、我社でも外注。

今回は硬化するのにちと時間が掛かったなあ(※硬化剤混入後、ゲル化するまで3日位掛かった)。当然気温が低いからなのだが(本来は気温が低い時は専用硬化剤を使う)、小物であればポカポカな所にぶら下げておけるものの、フレームは大きくて諦めた。
バイクはバラすと異常に場所を食う様になるので正直かなりジャマ。とりあえず仮組みせねば。

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エアツール環境の整備

2006-09-02 19:37:30 | カスタム

サンドブラスターを使う度に思う事なのだが、現状のシステムでは処理が遅い。

現在は吸い上げ式のブラスターで、安物に若干のモディファイを施してあるのだが、思うようにメディアを吸わない為ににイラ付く事もしばしば。当初は1馬力50リッタータンクのコンプレッサー直結&フル稼働で使用を始めたのだが、コレがどうにも直ぐに圧が下がってしまい、エアが溜まるまで暫く待たねばならなかったりした。
その後3馬力70リッタータンクのコンプレッサーを導入した為、サンドブラストはこちらに繋いで使用している。モーター回しっぱなし状態ならばどうにかブラストを連続稼動させる事ができるが、先日不二製作所にお邪魔した際に色々質問した結果、本格的にブラストを使用するのであれば現在使っているシステムでは「根本的にダメ」な現実を理解し始めた。

Photo_6

我社は看板屋なので、文字型のマスキングはカッティングマシンにて切り抜いているのだが、コンプレッサー直結&フル稼働・・・つまり6kg~8kg位のエア圧で吹き付けている為にマスキングFILMが剥がれて飛んでしまう。不二製作所にもRoland CAMM-1(カッティングマシン)が置いてあり、デモ作業時はカッティングマシンで切り抜いたFILMを貼っているらしいので、この件について質問してみた。すると「直圧式なのでエア圧を上げたとしてもせいぜい4kg程度」との事だったのだ。

吸い上げ式と直圧式の差は、例えるならばキャブレターとインジェクションの差と同じ様なモンであり、負圧のみでガソリンを吸い上げるキャブに対して、負圧とは別に燃料自体をも吹き付けるインジェクションと同様に、メディアを入れたタンクを加圧してメディアの動きを活発化する為、非常に低い圧力でも施工が可能らしい。
その後直圧式ブラスターについて調べてみたのだが、別に複雑な構造をしている訳ではなく、自作した物を実例紹介するHPもいくつか発見する事ができた。

我社の別の問題点として、上記のコンプレッサー2台のうち古株の方、実は壊れている。レギュレーターの故障だ。直せばイイという話もあるが、もう一台コンプレッサーを導入したのは、旧い方の動力を取っ払ってしまい、新コンプレッサーのサブタンクにしてしまおうという考えがあったのだ。

最後にもう一点、ブラストキャビネットの問題。流石に安物を酷使してきただけあり、既にボロい。サイズも小さく、過去に何度かキャビネットに入れる事が出来ずに加工を諦めた物もあった。キャビネットは割り切れば単なる箱に過ぎないので、値段の張る既製品に手を出すには勇気が必要である。欲するサイズ(少なくとも1000*500*500以上)の既製品は激安でもキャビネットのみで10万を超え、直圧式のシステムごと購入しよう物ならば50万では済まない位は掛かってしまう。まあ、現在使っている物から徐々に移行できれば良いので、時間を掛けてでも自作をする事にしたい。

で、簡単な図面を作成。長期間に渡る製作となる筈なので、途中で気が変わったりするに決まっているからテキトーだ。材料は極力在庫や余り物を使いつつも、プロらしい仕上げを目指す。

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サンドブラスト用メディア(研磨剤)入手

2006-08-04 11:55:20 | カスタム

サンドブラスト用のハード系のメディアが無くなったので買ってきた。
フジランダムWAという商品で、白色アルミナ(高純度アルミナ)である。

Epsn1898_1

1袋ナント25kg。とても個人が趣味で使う量では無い。普通だったら2kgでは寂しく5kgでそこそこと言った所。
何でこんなに買ったのかというと、販売単位の問題もあったのだが、ブラストを仕事で使っているからだ。

すんません、ちょっとカッコつけました。厳密には「仕事でも使っている」が正しい。
会社でブラストを導入した理由はただ一つ、「これでバイクのパーツにブラストが掛けれるぜ、ウヒャヒャヒャ!」だったのだ。
実際、同業種でサンドブラスターを導入している会社はかなり少数。

仕事では、彫刻、塗装の下地処理、ステンレス等の梨地&マット仕上げ、鉄板の黒皮除去等に使っている。バイクではクリーニングやピーニング、塗装剥離、梨地加工、サビ落とし等々。
かなり利用範囲が広いが稼働率が低いのも事実。常にベストなメディア選択をしようとすると大変な事になってしまうので、実はあまり拘ってない。

今迄は、いつも頼んでいる工作設備屋さんから買ったり、ネットで買ったりしていた。大量に使う訳では無いので、通常の付き合いの無い会社から業販で仕入れるのは面倒だからだ。
だが今回はブラスト機器やメディアで有名な不二製作所から直接買った。何故か? 実は同社の名古屋営業所は我社からかなり近く、一週間に3回は前を通る。以前からブラストマシンのタイムレンタルをやっている事は知っていたが、最近になってメディアを店頭で現金小売してくれる事を知ったからだ。

同社はWPCの処理技術の特許と「WPC処理」の登録標章を、系列の不二機販と共に保有している。店頭で対応して戴いたのは営業の方ではなくサービスの方(と見受けられた)。いくつか技術面の質問をした後、以前より気になっていた事を聞いてみた。

「WPC」は殆どの場合「Wonder Process Craft」の略と、御社(不二製作所)の案内や雑誌の記事等に書かれているが、時々「Wide Peening&Cleening」と書かれている場合もある。どちらが正しいのか?

人伝に聞いているのでニュアンス面では異なるかもしれないが、本来は後者が正式。前者はト○タ自動車が商品名的に使っていたのが一般化してしまったらしい。

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