THE FOURTH PARTY

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ブレないJK

2018-05-04 09:52:03 | チョイ毒エッセイのようなもの
高3の長女の部活の陸上競技大会があり、初めて行ってきた。

以前から観に行きたかったんだけど、毎週末のモトクロスで時間が作れず、ここまで来てしまった。
高校総体の支部予選である今大会にて予選落ちしたため、結果として高校生活で最後の大会となった。

長女は、中学校では部活に入らなかった。
中学の部活は必須なので、俺も先生から再三言われたんだけど、小学校から続けていたボーイスカウトのジャンボリーに参加できなくなるかも、という理由で頑なに拒んだ。

元々スポーツをやるようなタイプではないから、高校で陸上部に入ったと聞いた時には耳を疑った。
どうなることかと控えめに見守っていたんだけど、淡々とやりきり、俺や部活の顧問の先生を驚かせた。敗退ばかり続けていればモチベーションの維持も大変だったろう。それとも、結果についてはハナから割り切っていたのかな? あるいは、部活をやっている事を俺が喜んでいたので、俺に気を遣っていたのだろうか?

大会で早朝に出発する時は、俺も早起きして朝食を用意し、おにぎりを持たせていた。
ところが、正吉君のモトクロスの遠征日と陸上の大会の日程が重なることが、何度かあった。
「俺、この日はいないからな。自分で何とかしろい」と言ったら、前日の晩にご飯を多めに炊いて、朝食用のおにぎり、昼食用のおにぎりを作ったのだそうだ。翌早朝は自力で起床した。そして朝が弱い次女を、部活に遅れないように起こした。

中学の部活は授業の延長のようなもの。数ある部活の中から自分がちゃんと取り組めそうなものを選び、自分が輝けるものを見つけていくわけだ。高校の部活は、中学の時と何が違ってくるかと言うと、自主性、自意識の高さではなかろうか。授業の延長とはちょっと違う。

俺も、中学の部活はその後の進路を決定付けることとなった。高校ではそれに飽き足らず、同好会を作って自由な活動をした。同時に部活も4つほど掛け持ちしたが、決してノンポリだったわけじゃない。どれも目的意識がハッキリとあった。ま、体は一つしかないので、結果、同好会がメインとなり、部活はスポットでの活動しかできなかったのだけど。
その後、色々とあって今の職に就いた。一見関係のない職のように見えるけど、その時の経験はシッカリと地下に根を張り、俺の個性そのものとして息づいている。
正吉君が小学校卒業後のモトクロス継続の是非は、部活を超える経験ができるかどうか・・・偏にコレに尽きる。

部活動で充実すれば学校生活の充実に直結し、延いては学業の充実に繋がるはず。
長女はまだ進路を決めかねているみたいだけど、この経験は必ずプラスに働くだろう。

ひとまず、お疲れ様。これからしばらくは、受験一色だ。
コメント
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