西暦414年。高句麗で、先の王の功績を称えて建てられた石碑の名称を答えよ。
確かこんな問題じゃなかったかなぁ。
俺が中学生だった時の、定期テストでの社会の問題。俺はこの問題だけ分からなくて、空欄のまま提出した。
テスト終了後に調べたら、確かに教科書に写真が載っていた。答えは「公開土王碑」。今は好太王碑と呼ぶのが普通みたいだね。(もちろんWikipedia様にお知恵を拝借しております笑)
ところがこれ、授業では触れられておらず、社会科の先生が「試しに出してみた問題」との事だった。
たまたま当時の勉強のライバル達は他の問題も間違えており、学年で俺だけが95点とのこと。
よくやった、と先生に褒められた俺は、その答案用紙を握りしめて帰宅して、オフクロに報告した。
「お母さん、お母さん、ボクだけ95点だったから、ものすごく褒められたよ!」
ところがオフクロは、なんで空欄のまま提出したんだ、なんで100点じゃないんだ、と俺を2~3時間叱り続けた。
この時だけではない。オフクロはとても喜怒哀楽が激しく、俺に厳しく叱りつける事が多かった。小学校低学年の頃、とても酷く怒って、俺を何かの施設に預けると怒鳴られた。あれは一体何だったんだろう。先日姉貴と話をしたら姉貴もそれを覚えていて、二人で大笑いしたばかり。
そして俺は、いずれ自分に子供ができたら、我が子には絶対に理不尽な怒り方はするまい、と誓った。
果たして今、俺はどんな親になったか。
うーん、人から見る俺。俺自身が少し離れたところから見ている俺。
もちろん自覚はあるし、正吉君を叱りつけた後で酷く落ち込み、反省もする。
言い訳になるかもしれないが、俺は断じて理不尽な怒り方をした事は無い。
例えば、レースの順位やテストの成績などを理由に怒ったことは一度もない。
正吉君に怒るケースは、大きく分けて3つある。
一つ。明らかに悪い事、やってはイカン事をやった時。
法律や規則、ルール、マナーを守らなかったら、叱る。美杉の前に正吉君に大目玉を食らわせたのはコレね。
二つ。何度言っても理解しない時。トンチンカンな判断をしたとき。
残念ながら正吉君は普通に説明しても理解してくれない。何回言っても、どれだけ厳しく言っても、正吉君独自の入力システムで処理できないものは、頭に入らないようだ。最初のうちは優しく言っているつもりだが、俺も生身の人間。最後は結局怒鳴りつけてしまう。
正吉君が産まれつき持ち合わせていない能力と、何か関係があるのだと思う。しかし詳しいことは分からない。どうすれば理解するのかも分からない。
三つ。ちゃんとやってない時。
これは人に説明するのが難しい。俺が見れば一目瞭然なんだけど・・・。集中できなくなると、全くダメ。本人のスイッチが入るのを待つしかなくなる。
正吉君は過集中の傾向が強く、ズバリはまった時はとても高いパフォーマンスを発揮する。
ここのところ、肝心な場面で能力を発揮できるようになってきたので安心していたのだが、またまた逆戻り。4月頭から完全に調子が狂ってしまったようだ。
また、未知の環境に弱いようで・・・。「ワクワクする」ということがないみたい。
正吉君は、会話がほとんど成り立たない。それは、相手が俺であってもそう。トイレに行きたいというのはようやく言えるようになったが、自分がどうしたいのか言えない。言ったとしても、思いつきで言うだけ。だから、たまに口を開くと藪から棒の発言をする。
○○だからこうする、△△だからこうしたい、自分は□□だからそのために××する・・・といったロジックが全くない。
だから、負けたとき、上手くできなかったとき、泣くだけで終わってしまう。もう5年生だぞ。
自分の意思がないって事なんだけど、スイッチが入らないのはこれが理由なのかは分からない。別の原因があるのかどうかも分からない。どうすればいいのか、全く分からない。
しかし、何かやらなきゃ何も変わらない。
まずはこれを変えてみよう。変えさせよう。
また振り出しからやり直しだ。
夢をあきらめないで
俺の先輩っす笑
確かこんな問題じゃなかったかなぁ。
俺が中学生だった時の、定期テストでの社会の問題。俺はこの問題だけ分からなくて、空欄のまま提出した。
テスト終了後に調べたら、確かに教科書に写真が載っていた。答えは「公開土王碑」。今は好太王碑と呼ぶのが普通みたいだね。(もちろんWikipedia様にお知恵を拝借しております笑)
ところがこれ、授業では触れられておらず、社会科の先生が「試しに出してみた問題」との事だった。
たまたま当時の勉強のライバル達は他の問題も間違えており、学年で俺だけが95点とのこと。
よくやった、と先生に褒められた俺は、その答案用紙を握りしめて帰宅して、オフクロに報告した。
「お母さん、お母さん、ボクだけ95点だったから、ものすごく褒められたよ!」
ところがオフクロは、なんで空欄のまま提出したんだ、なんで100点じゃないんだ、と俺を2~3時間叱り続けた。
この時だけではない。オフクロはとても喜怒哀楽が激しく、俺に厳しく叱りつける事が多かった。小学校低学年の頃、とても酷く怒って、俺を何かの施設に預けると怒鳴られた。あれは一体何だったんだろう。先日姉貴と話をしたら姉貴もそれを覚えていて、二人で大笑いしたばかり。
そして俺は、いずれ自分に子供ができたら、我が子には絶対に理不尽な怒り方はするまい、と誓った。
果たして今、俺はどんな親になったか。
うーん、人から見る俺。俺自身が少し離れたところから見ている俺。
もちろん自覚はあるし、正吉君を叱りつけた後で酷く落ち込み、反省もする。
言い訳になるかもしれないが、俺は断じて理不尽な怒り方をした事は無い。
例えば、レースの順位やテストの成績などを理由に怒ったことは一度もない。
正吉君に怒るケースは、大きく分けて3つある。
一つ。明らかに悪い事、やってはイカン事をやった時。
法律や規則、ルール、マナーを守らなかったら、叱る。美杉の前に正吉君に大目玉を食らわせたのはコレね。
二つ。何度言っても理解しない時。トンチンカンな判断をしたとき。
残念ながら正吉君は普通に説明しても理解してくれない。何回言っても、どれだけ厳しく言っても、正吉君独自の入力システムで処理できないものは、頭に入らないようだ。最初のうちは優しく言っているつもりだが、俺も生身の人間。最後は結局怒鳴りつけてしまう。
正吉君が産まれつき持ち合わせていない能力と、何か関係があるのだと思う。しかし詳しいことは分からない。どうすれば理解するのかも分からない。
三つ。ちゃんとやってない時。
これは人に説明するのが難しい。俺が見れば一目瞭然なんだけど・・・。集中できなくなると、全くダメ。本人のスイッチが入るのを待つしかなくなる。
正吉君は過集中の傾向が強く、ズバリはまった時はとても高いパフォーマンスを発揮する。
ここのところ、肝心な場面で能力を発揮できるようになってきたので安心していたのだが、またまた逆戻り。4月頭から完全に調子が狂ってしまったようだ。
また、未知の環境に弱いようで・・・。「ワクワクする」ということがないみたい。
正吉君は、会話がほとんど成り立たない。それは、相手が俺であってもそう。トイレに行きたいというのはようやく言えるようになったが、自分がどうしたいのか言えない。言ったとしても、思いつきで言うだけ。だから、たまに口を開くと藪から棒の発言をする。
○○だからこうする、△△だからこうしたい、自分は□□だからそのために××する・・・といったロジックが全くない。
だから、負けたとき、上手くできなかったとき、泣くだけで終わってしまう。もう5年生だぞ。
自分の意思がないって事なんだけど、スイッチが入らないのはこれが理由なのかは分からない。別の原因があるのかどうかも分からない。どうすればいいのか、全く分からない。
しかし、何かやらなきゃ何も変わらない。
まずはこれを変えてみよう。変えさせよう。
また振り出しからやり直しだ。
夢をあきらめないで
俺の先輩っす笑