久しぶりに日本の作家の推理小説を読んでみたくなり、最近、良く聞く横山秀夫を選んだ。陰の季節という平成10年の第5回松本清張賞受賞作を含む、4つの短編集である。洋書のミステリーと並行して、和書のミステリーも読んで、紹介していきたく思います。
①陰の季節
こちらが、初めての単行本とのことで、短編推理小説化としてデビューしたらしい。久しぶりの日本の作家だが、日本的な警察内部の、ちょっと、古めかしい体質を描いた作品で、松本清張に通じるものがあるように感じた。解説によると、全く新しい警察小説とのことだが、確かに警察の外の事件でないところが新しいのだろう。
”地の声”と”鞄”については、終わり方に納得がいかないものを感じた。”鞄”については、人間を描こうとしている部分は、感じるものがあったが、中途半端に感じた。”黒い線”が、4作品の中では、結末が想像できず、おもしろみを感じた。特に主人公の女性、友子に魅力を感じた。
久しぶりに日本の推理小説を読んだせいか、洋書の推理小説と比較してしまうような気がした。これを英語にしたら、外国で受けるだろうか?ちょっと、難しいだろうなというのが正直な感想である。
だからと言って、面白くなかったかというとそうでもない。
少々、辛口になってしまったが、それは、ハラハラどきどきに慣れてしまった為で、また、日本的推理小説に慣れれば、評価が変わってくるかも知れない。
①陰の季節
こちらが、初めての単行本とのことで、短編推理小説化としてデビューしたらしい。久しぶりの日本の作家だが、日本的な警察内部の、ちょっと、古めかしい体質を描いた作品で、松本清張に通じるものがあるように感じた。解説によると、全く新しい警察小説とのことだが、確かに警察の外の事件でないところが新しいのだろう。
”地の声”と”鞄”については、終わり方に納得がいかないものを感じた。”鞄”については、人間を描こうとしている部分は、感じるものがあったが、中途半端に感じた。”黒い線”が、4作品の中では、結末が想像できず、おもしろみを感じた。特に主人公の女性、友子に魅力を感じた。
久しぶりに日本の推理小説を読んだせいか、洋書の推理小説と比較してしまうような気がした。これを英語にしたら、外国で受けるだろうか?ちょっと、難しいだろうなというのが正直な感想である。
だからと言って、面白くなかったかというとそうでもない。
少々、辛口になってしまったが、それは、ハラハラどきどきに慣れてしまった為で、また、日本的推理小説に慣れれば、評価が変わってくるかも知れない。
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