ジャック・カーリィのカーソン・ライダーシリーズの5作目を読んだ。
シリーズ物で読み続けたい作品だが、図書館にはあと一冊。翻訳もあと2冊の
ようだ。実際には、更にかなり書かれているが、最近の翻訳されたものは、
2冊飛ばされているようだ。
英語で読んでも良いのだが、手にはいるだろうか。また、日本語を読む限り、
かなり、手ごわそうだ。翻訳家の三角和代さん、頑張ってください。
さて、今回の作品は、前回、収容施設から逃亡した兄のジェレミーも出てこない。
しかし、非常に面白くできている。
複雑な物語構成のため、ちょっと、登場人物の名前がわからなくなったり、
バイカー(バイク乗り)とベイカーが混乱したりしてしまった。
しかし、非常に面白くできており、特に最後の落ちは、結構、気に入った。
さて、ストリーは、あまり、言わない方が良さそうだが、漂流するボートから、
赤ん坊をカーソンが救い出す。
しかし、その赤ん坊は、病院から誘拐されてしまう。
また、宗教指導者が、変死を遂げる。この二人の事件を、カーソン、ハリーの二人が
追いかけてゆく。
白人至上主義者団体などが出て、今の大統領選で沸く米国の世相を想像できる。
カーソンに精神状態に不安定さが見られ、みんなに心配される。
最高傑作と言う書評もあったが、うなづける部分もある。
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