ウオルター・モズリイの洋書が図書館にあったので、読んでみた。
先日読んだ作品の書評でも、たくさん名前が次から、次へと
出てきて年寄りには辛い。とあったが、出てくるは
出てくるは。最初の100ページで30人以上が出てくるし、
仮名やら、あまり、ストーリーに関係ない人名も、ぞくぞく出てくる。
重要な黄色い犬も出てくるのだが、持ち主がつけた名前のほかに、
主人公の娘が別に名前を付けてたりする。
どうも、著者は、名前にある種の執着があるのかも知れない。
さて、ストーリーとしては、学校で用務員長のような仕事をしている
主人公が、殺人事件に巻き込まれ、疑われる。
主人公は、かっては、ヤクザな世界にいた中で、昔の仲間をつてに、
事件を解決に導くというものだ。
黒人の登場人物が多く、英語も黒人英語で読みにくい部分も多々あり、
また、名前の多さに、誰だっけと思い出すのに苦労した。とても、
ユニークな作者であり、作品である。
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