ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

CODE TO ZERO(KEN FOLLETT)

2009年04月05日 | 海外ミステリー(洋書)
KEN FOLLETTの作品を初めて読みました。

スパイの物語を書かせたら、この人らしいです。

英国の作家のようですが、アメリカ推理作家協会
のエドガー賞を受賞しているようです。

読みやすくて、最後の100ページは、あっという
まに読めました。

久し振りに他の作品も読んでみたくなる作家に
出会えたようです。

ストーリーは、最近の映画のボーンアイデンティーでは
ないですが、記憶がなくなっった主人公が、自分が誰なのか
を捜しながら、自分が、ロケット科学者であることに気が
付くというものです。

大学生の若かりし時からの男女の友情、愛、裏切りの
歴史と並行して、ロケットの打ち上げの秒読みの話が進みます。

誰が、本当に信頼できるのか。記憶のなくなった主人公も、
やはり、旧ソビエトのスパイなのか。

いったい、何のために、記憶を消されてしまったのか。

単純なスパイ同士のアクションがあるわけでもないのが、
かえって、現実に起こりそうで、面白く読むことが
できました。


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