結構時間がかかってしまった。理由は、ときどき出てくるペルシャ語や
固有名詞に慣れなかったのと、やや、情景描写が多かった
からかも知れない。
それにしても、アフガニスタンという国からこれほどすぐれた作品
が出てきたのは驚きだ。
アフガニスタン人の裕福な少年とその召使の少年の子供時代の話
から始まる。
表題にあるように凧を競い合わせて最後まで残るレースに
参加する。
しかし、そのあとの事件から、二人の間に微妙な風が流れる。
戦争の影響で裕福な主人公の少年はアメリカに逃れるが、
父の友人から、会いにきてほしいとの連絡があり、隣のパキスタン
に出向く。
ストーリーテラーであると同時に、人間が描かれている。最後の
終わり方も、素晴らしい。久しぶりに良い作品に出会ったという
声が聞かれるが全くの同感である。
感動をさそう良い作品に国境はないのだろう。
映画になったというので、いつか見てみたいものである。
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