中医の大学では、生理学や生化学等の基礎はもちろん、薬理学(西洋の)にラテン語(中国語でラテン語の勉強を!)、西洋医(内科、外科、診断学等)の授業はあるし、臨床実習は大学病院なので,“中西医結合”と言うことで中医と西洋医の双方の内容が必要になります。
中医内科でも西医内科や診断学、そして小児科でも耳にして、そのたびに「どんな果物だろう…」と気になっていたのが「楊梅」。
高熱が出るある病気の時に舌が真っ赤になり突起が目立つので「楊梅舌」と言うらしいのです。
そのうち見かけるだろうと思っていましたが、初めて見たときにはそれが楊梅だとは気づきませんでした。
初めて知ったのは、留学中の同居人であるヨッシーが買ってきた時。
私 「それ何?」
ヨッシー「楊梅よ」
私 「えー!それって楊梅舌の楊梅?」
ヨッシー「あはは… そうそう、楊梅舌の楊梅だわね」
ようやく疑問が解決して喜ぶと同時に、「こんな風になるの?」と驚きもしました。
日本では見たことがなかったので存在しないと思っていたのですが、つい先日近所の公園で見かけました。
あれ?
あれってもしかして…
赤い実がたくさんついています。
すっぱいから鳥も食べないのでしょうか?とにかくたくさんあります。
大黒柱サンに言うと、「ヤマモモ?懐かしい~!取りに行こう!!」と早朝出かけていきました。
彼が以前食べたのはもっと大きくて甘い品種だったようで、小ささとそのすっぱさに驚いていましたが、私が中国で見たのはまさにこれでした。すっぱさも同じ。
この公園、みかんの実がなっていたり、生薬の実がなっていたりとなかなか面白い植生です。
ヤマモモは渇きを止め五臓を調和する働きがあるようです。
甘くて大きいヤマモモ、食べてみたいなぁ
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