く★時代に対するエッセイです★
東京に6日ぶりに、蝉の声と陽射しが戻ってきました。
ただ、風は疾く強く、急に陰る空は、本当の晴れではないと、伝わります。
昨日の総理会見を、見ていて。
結局、9/12までの自粛の強要以外、無策かと、悲しく思いました。
感染症のことだから、責任を問えるものではないけれど。
政治が先頭にたって、被害を小さくする【減災】の行動が遅れてみえるのは、国家の危機、災害時には、【政治による人災】といわれても、やむを得ないことと、思います。
政治には、まだ出来ることがあると、私は思います。
間違って欲しくない!
日本の政治家の得意とする、不祥事を詫びる土下座ではありません。オリンピックやって、予測通りに国内の感染爆発を招いて、想定外ですみません、と土下座されても、時間を戻すことはできないからです。
やったら、人の心に届く政策です。皆で乗り越えよう、皆で!と想いをかきたてる政策です。
・涙をのんで、パラアスリートにお願いして、命のために、譲ってもらって、パラリンピックを閉じて。そのために確保している施設、資金、ヒトを、感染対応に振り替える。
(パラリンピック・アスリート達は、命の重さ、スポーツできる健康の尊さ、人の命の価値、連帯の重さを、より深く知っている方たちだから。困難のはてに、今日がある事を知るからこそ、、、本当に申し訳ないことを、私は書いているのです。ごめんなさい。)
・施設のなかで、選手村を臨時病院に転用する。直近まで稼働していた食堂もライフラインも、医療設備もある。
個室、ベッドはディスポ、他と隔離が可能なゾーンにある。
ここに、中等度IIのリスクのある自宅療養者をあつめ、経過観察の医療者をおいて、管理する。
異変感知分は転院へ。湾岸部のオリンピック指定施設に。
・在宅療養者を減らすことで、在宅感染を減らす。集中管理することで、最小限の医療コストで死亡を防ぐ。
・限られた酸素吸入設備の、適応のためのトリアージに要する、心理的負担を軽減できる。
・いまさら、政治がいう酸素ステーションを作るなら、野戦病院と思えば、オリンピックヤードを使う。
これだけの、打つ手をくりだして。政治が方向転換する姿を示す。
更に、休業補償を一律に、国庫から負担する。速やかに。
そして、メッセージを届ける。今が、全ての力を傾ける時、だから、貴方も引いてください、と。
『こんなに増えたって、言っても、パラリンピックをやるって盛り上がってるし。テキトーでいいじゃん、勝手にやってろよ。何で、庶民だけ我慢してんだよ。』
『パラリンピックに子供いれんだろ? 平気じゃん。見にいこうよ? 感動しに。』
『今まで、虚しくても、命のために店を閉じてきたけど。いつまでも変わらない。もう、生きるために、店をあける。酒も出す。』
こういう声無き声が、市中にあれば、感染予防には穴が空きます。
締め付けるだけでは、ヒトは動かない。
一緒に、皆で背負おう、と思わなければ、続けられないと、私は恐れます。
届かない願いに、歯軋りする日。
東京の重症者は200を越しました。
政治がいう、死者が減れば、良いわけでは無い。感染者が増えれば、変異のリスクが上がる。デルタ株に隠れて見えないうちに、始まっているかもしれないことを、案じます。
科学の声を、聞いて欲しいのです。
(過労死予備群、20210818)