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■ほうとう
手打ちの力を感じる、モックリしたほうとうを、煮込むから美味しい!
ここのほうとうを食すたびに、思うのです。
昭和の時代にうどん粉と呼んだ意味を、ほうとうやすいとんの美味しいのに当たると考えます。どろどろにしてはならないけど、暖かみのあるとろみを引き出し、モノはむっちりな食感に仕上げる力。
具だくさんで、お祝い事の仕立てのように嬉しくなる。一つ一つの具材は、ちゃんと煮え時を守ってあるから、ごった煮になっていない潔さ。
「沢山、おあがり」 「鍋は熱いからね、冷たい麦茶もおあがり」 ……遠縁のおばあさんなら、そんな風に声をかけてくれるだろうと、妄想します。(ニッコリ)
お茶の他に、ほうとうが運ばれた後に、麦茶を出してくれて。口下手でいらしても、気持ちは静かに届いています。
鍋が熱いだけではない。気持ちが温まるほうとうです。毎年、山梨にくるたびに!私の立ち寄る店なのです。
今年は塩糀のほうとうがなくなりました。一時、Bグルを席巻した鳥もつ煮も消えた模様(笑)。されど、手摘みの茸、おろし和えは、壁にちゃんと張り紙されていました。新蕎麦に心残りの(笑)お会計でした。
■七福 (山梨県甲州市塩山熊野)
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郷土の想いを背負った伝統食って、他の場所からおとずれても、やはり心に染みるモノ、あると思います。
寒い風がふく時期になると、特別おいしく感じます。
お酒のある席、たくさん人のあつまる時期にだされる料理ですから、きっと、ほ助さんにも気に入ってもらえると思います。
今日、ほ助さんが書いていらした、おばあさまの白和え。食には、一瞬にして時を超える力がありますね。幸せな時間を、蘇らせる力も。
いつか、ほ助さんの教えてくれた味も、誰かのなかで同じような力を示すと思います。
私達、それぞれ、ちゃんと生きて、ちゃんと食べましょ(笑)。
東京でも山梨でも、日本のあちこちで、ほ助さんをまっている味と人がいるはず! ね(ニッコリ)。
美味しそうですね~
味噌でしみたとろとろのほうとう
想像しただけでほっぺの奥がむずむず
いつかは本場で食べてみたいな~