今日 2/1は春節です。旧暦の新年です。日本では立春前の寒さ厳しき折です。少し明るい気持ちを求めて、具沢山の綺麗な野菜料理を整えました。
■会津のこづゆをオマージュ、隠元豆で春を待つ
松平の殿様がいらした会津藩は、お江戸とゆかりが深いところ。
そちらの祝い膳に必須の『こづゆ』という伝統料理があります。
・会津塗りのおひら(ひらたい朱椀)にもる
・保存のきく食材で作る
・帆立貝柱やどんこ椎茸の出汁をひき、淡口に香りをのせる調味をする
・7〜9種の具材、奇数で作る
・お祝い膳にも、お盆のふるまいにも使う
・汁物ではなく煮物に扱う
今日は無い無い尽くしですが(笑)、野菜の香りを活かして調えました。お正月は緑の具材がない時期ですが、私は沖縄県産いんげんを活かして、祝い食の気持ちとしました。(ニッコリ)
[材料]
割干し貝柱 小さじ2
干しどんこ椎茸 2枚
人参 1本
牛蒡 1/2本
さつまいも 1本 (里芋のかわりに)
生木耳 2枚
高野豆腐 3枚
沖縄県産いんげん 10本
竹輪 1本分の薄切り (蒟蒻の食感の代用)
塩、醤油、日本酒、味醂 各少量
根生姜 2ひら
[作る]
1)割干し貝柱は、日本酒に浸して30分ほどおいてから、500mlの水につけて、数時間おく。干しどんこ椎茸は500mlの水に、数時間つけおく。
2)人参はいちょう切り、牛蒡は斜め薄切り、さつまいもは皮を市松にむいて輪切りにする。生木耳は食べよく切り分ける。隠元豆は3cm長さに切り分ける。
高野豆腐は湯につけて戻し、1cm幅の短冊に刻む。
3)厚手の平鍋に、干し貝柱の戻し汁、どんこ椎茸の戻し汁を、濾して合わせる。ひとつまみの塩、根生姜をいれ、人参、牛蒡から煮始める。踊らせて汁を濁らせないように、中火で丁寧に。
4)日本酒、味醂を少し足してから、
さつまいも、ちくわ、高野豆腐、きのこ類、のように、火の通りにくいものから、加えて煮ていく。
5)根菜に火が通ったら、味見して、ごくわずかの醤油で、香りをのせる。
6)隠元豆を加え、火を入れ、香りが整ったら、出来上がり。
具沢山の優しい料理に、琉球藩から届いた緑を重ねて、春を待ちます。
元気出して、いきましょう。
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佃煮昆布と山菜の炊き込みご飯と合わせて。しみじみする一食に。日本を愛しむ食卓です(ニッコリ)。
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