トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

クローバの中

2010-06-03 | 小父のお隣さん

Photo_8  Photo_9  Photo_7  

 昨年ごろから目立つようになったクローバが、今年は花を一杯つけている。その中に立っていると花の香りが微かに漂ってくる。それにも増してミツバチの羽音が賑やかだ。こうなるとさすがに四つ葉を探そうとする人影は無い。

 しゃがみこんで待っていると、直ぐ目の前の花に次々と飛んでくる。後ろ足の花粉玉が「仕事しています」を主張している。

 見とれていたらモソモソと動くバッタがいた。背筋は白で残りは黒っぽい。初めてなので撮影してみた。

 クローバの群落の中にイヌガラシも疎らに生えているのだが、食草の一種だと言うことを思い出して幼虫を探してみたら一匹発見できた。

 モンシロチョウでもスジグロシロチョウでもない幼虫だ。5ミリほどの体長だがさーて・・・詮索は止めたのだった。


棚田の改修

2010-06-03 | 水辺環境の保全

Photo_5  Photo_6

 棚田と脇の水路の間隔が二メートル程あって、湿地状態でまことに歩きにくかった。それもそのはず、元は田んぼだった部分だ。復元するとき刈り払った葦草を集積したので田んぼに出来なかった部分が、葦草が朽ちてきて泥地になったという訳である。

 田起こしも済んだし、本来の棚田の大きさにまで拡幅して畦の強度も保てるようにと、思い切って手を掛けて改修した。これで土手と畦が合体して歩き易く、かつ強化された。まだ上部にはアラカシの枝が広がっていて、雨だれで畦を侵食してくるが、一体化したから畦の破壊による漏水のリスクも減ったことになる。

 都合三枚の棚田の拡幅と畦の強化が終わった。これで水路と棚田の間を歩くのに支障が無くなる。俯瞰的に見つめれば、随分と「無用の用」でもあり「無要の要」でもあるのだが、自己満足の世界だとしても「まっ、いいか」の世界でもある。全ては自分次第だ。