林内の草刈りをしたときに見つけた「アカイカタケ」は綺麗な形を保っていたのだが、ケータイを忘れたから撮影できなかった。二日たって撮影に行ったが、朽ちて無残な姿を曝していた。新しいものは黒い粘液(クレバ)に蝿が寄るのだが、本体も食害されるのが早い。食用にはならないキノコだが珍しさとユニークさで好みのキノコだ。発生する場所は一定していなく宝くじに当たった気分になるが、今の所は連続して毎年みている。
今の盛りは「桑の実」だ。車を降りて摘まみ、帰る前に摘まみ、と美味しい楽しみでもある。樹によって個性があって、実の大きさや甘味酸味、色付きなど多様だ。少年時代に桑畑で食したのは多様ではなかった様に記憶するが、当たり前と言えば当たり前だ。全てが挿し木苗からの養成樹だったろうから。山にあるのは全て実生苗を養成した樹ばかりだ。
道具小屋の近くにあるキウイは花が満開だった。これは食べれるまで時間がかかる。半年後にならないと口には入らない。子ども達は蕾を幼果と信じて疑わない。