トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

過去現在未来

2010-06-07 | 感じるままの回り道

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 林内の草刈りをしたときに見つけた「アカイカタケ」は綺麗な形を保っていたのだが、ケータイを忘れたから撮影できなかった。二日たって撮影に行ったが、朽ちて無残な姿を曝していた。新しいものは黒い粘液(クレバ)に蝿が寄るのだが、本体も食害されるのが早い。食用にはならないキノコだが珍しさとユニークさで好みのキノコだ。発生する場所は一定していなく宝くじに当たった気分になるが、今の所は連続して毎年みている。

 今の盛りは「桑の実」だ。車を降りて摘まみ、帰る前に摘まみ、と美味しい楽しみでもある。樹によって個性があって、実の大きさや甘味酸味、色付きなど多様だ。少年時代に桑畑で食したのは多様ではなかった様に記憶するが、当たり前と言えば当たり前だ。全てが挿し木苗からの養成樹だったろうから。山にあるのは全て実生苗を養成した樹ばかりだ。

 道具小屋の近くにあるキウイは花が満開だった。これは食べれるまで時間がかかる。半年後にならないと口には入らない。子ども達は蕾を幼果と信じて疑わない。


拠点の歓声

2010-06-07 | 感じるままの回り道

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 棚田を耕転した後、くたびれ果てて拠点に戻る途中でアサギマダラを初見した。例年、秋に初見するだけだったからビックリした。良く見ると後羽根が傷んでいる。長距離を飛来してきたのか羽化した後、時間が経ったためかは判らない。でも森の周辺で目にするチョウの中では大好きな種類だ。

 駐車場ではオオバコの葉に見慣れないトンボが止まっていた。名前を知ろうとネットを検索しても徒労に終わるタイプだということが、この頃は飲み込めているから撮影だけだ。

 拠点からは子ども達の歓声が結構遠くから聞こえていたが、ボーイスカウトの一団でなく、NPOの主宰する活動グループだった。小学生低学年という風体だったが、松に掛けた梯子を上って嬉々としている。

 子ども達もチョウやトンボと同じく止まる事が好きなんだろうか…。昆虫は止まっても歓声は出さない。赤く色付き始めたグミを食べさせてみたが「酸味」は理解したようだが「渋味」は首をかしげる子が多かったし、種は言わなければ吐き出さずにモグモグさせている。現代っ子はそんなもんなんだろうなあ。